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2005年10月25日 (火)

lost virgin(ああ、女神よ!)

ぶしつけなタイトルに”引いた”お方いらっしゃったらm(_ _)m。キスデジの天文向け改造で赤外カットフィルター除去のお話です。明らかに見えている部分のねじの取り外しはいちいち説明しません。一歩間違うと屑と化するので、やってみたいと思う人は最後までご覧になってから、それでもやってみたいなら・・・自己責任でどうぞ(笑)

まず、うらカバーを外します。赤丸で囲ったところはシール(というか蓋)がしてあり、隠しねじになっています。きれいに取るのは難しい。

kakushineji

うらカバーに関与している左右側面、底面、CFスロットのふたを開けたところの各ビスをはずします。するとパックリ外せます。

urabuta

上画像のシールド板は、下画像右下一箇所が半田付けです。半田コテで溶かして取ります。さらにシールド板小が見えます。丸印4箇所の半田を溶かして、これを取ります。またコネクタに刺さっているフレキを外すと、、×印のあたりにメイン基板を固定しているビスがあるので、とり忘れないようにします。

shieldremove

メイン基板を固定しているビスを外し、フレキのコネクタを全て外すと、メイン基板をめくることができます。いよいよC-MOSとご対面まであと一歩です。

(注)上画像のやや左より下部、液晶モニターにつながるフレキが上面に刺さっている白いコネクタだけは、黒い部材を基板と平行に引き出してロック解除します。

メイン基板をめくって現れる下画像の赤丸で囲ったコネクタは、フレキが上面に刺さっていますが、ロック解除の動きが他と違う上に、ロック解除は茶色い部材を基板から起こすように動かすのは他と一緒です。至る液晶モニタのコネクタと同じ感覚で、基板と平行に動かそうと、無理な力をかけるといとも簡単に破損するので細心の注意を払ってください。できれば、外さないほうが無難です。外すなら、作用を良く理解してから・・・。

mcbremove

C-MOS固定は赤丸三箇所でピント面の位置決めをしています。×印の2つとあわせてビスをとると、いよいよC-MOS+IRC及びローパスフィルタユニットが取り外せます。△2箇所はIRCおよびローパスフィルタを収めている枠(後述)を取り付けているものです。これもはずします。

cmosremove

C-MOSを外した抜け殻ボディー。○三箇所は上の画像の○印に対応した、ピント面決定用の支持部分です。ワッシャーの厚みでピント調整がなされているようです。(うっかり外れて場所が分からなくならないように、そっとしておきます。)

cmossupport

さて、外したC-MOSユニットですが・・・。IRCフィルターを収めている枠の前面に薄い枠カバーが張ってあるのでそっと外します。

cmosfront

枠ごと外れますので、枠とIRCフィルタを固定している接着剤をカッターでそっと根気良く切り離します。

irc_and_waku

Hαを通せんぼする、憎きIRCフィルターが裸になりました。透過してみる色は緑っぽく、一番前面の反射光は赤っぽく見えます。ローパスといっても・・・目で見てもはっきりぼやけるわけではありませんでした。ずいぶん厚いものです。ノギスで測ると厚さ2.65×26.7×19.4mmほどありました。

irc_original

これは初期ロット該当品です。これなら”あそこ”にHα透過赤外カットフィルタの在庫があるはずです。発注して復位すれば待望の天体専用キスデジが誕生・・・するはずでした。と過去形なのは、上記(注)のところで、理解しないまま無理な力をかけてコネクタを破損しました。さらに、復位のとき、こわれたコネクタにうまくフレキが刺さらないので、何回もトライしているうちに・・・なんと、フレキが破けてしまったのです。

Lost virginというよりは全滅、元も子もなし・・・観音様はお釈迦様になりましたorz

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コメント

貴重な報告、ありがとうございます。
うーん、再生に使えそうなジャンクもまだ無いでしょうしねぇ・・。

どうせなら、納期はかかりますが専用カメラもいいなぁとか思う今日この頃。(想うだけならタダ、ですしね。 笑)

投稿: ich | 2005年10月25日 (火) 22:19

貴重なる観音様解体新書?拝読させていただきました。
かなりな事前研究?熟知?繊細技術?が必要なようですね...
#この方面、全くの童●者なので..(爆)

で、背面からの解体記事?を興味津々で読ませていただきましたが、
(ゆうひぶたっくす様こと)過多幻拍さまにお願いでございます。
(心身ともに落ち着かれました折に)その観音様を、今度はマウント側
というか、前面側から再解体してみていただけますでしょうか?

投稿: Ken28 | 2005年10月26日 (水) 01:30

>ich様

初代キスデジは、*istDより内部が整然とまとまっていて、途中までは思いのほか調子よく進みました。(*istDも一度カバーをはがしましたが、どこから手をつけたらよいのやら)
C-MOS見たさ(笑)に、ちとあせっていたみたいです。

納期がかかっても専用カメラのほうが安心ですね。(溜息)私は、しばらく銀塩で出直します・・・。

まあ、たかだか20数本の線ですから・・・ダメモトで、細い線で一本一本つないでみます。高周波だから、つながっているだけじゃだめかなぁ。

>Ken28様

自分で改造している人の記事(天ガ’05・3月号)をちらりと読むと、平然と”もう一台格安のキスデジ中古を買ってきた”などとおっしゃっています。月謝も必要ということでしょうか・・・。

もう一度、ダメモトで配線(一度目に敗戦と変換された・・・崩)してみますが、だめなら研究材料として、前からバックから調査し骨まで吸い尽くしますよ(笑)

投稿: ゆうひぶたっくす | 2005年10月26日 (水) 15:22

!?
KissDが?お釈迦様に・・?
ゆうひぶたっくすさんの技術を持ってして、このような結果になろうとは、想像以上に難しい作業なんですね・・

> 細い線で一本一本つないでみます
ぜひともがんばってください。
もしくは修理が出来るかどうか一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?
天体写真用に改造している方は五万といますし、メーカーもそれを察知しているはずですし・・改造したとはいえ、ユーザーには変わりないのですから。

投稿: Fuuma-mfuk | 2005年10月26日 (水) 21:47

>Fuuma-mfuk様

技術的には、シールド板を外すための半田作業がありますが、それほど困難ではないという感じです。2度目からはうまく行くでしょう(爆)
普通の天体人の改造の目的は、フィルターの除去と装着ですのでC-MOSをしげしげと眺める必要はありません。よって、メイン基板とC-MOSをきりはなさなくてもことは足ります。しかしこれがC-MOSである、と手にとって見たかったのがアホでした。技術というよりは、コネクタロック解除へのもう一歩の慎重さの欠けました。

このような修理は、旭印なら「社外分解品」重修理と烙印を押され、高い修理代をとられます。(が、直してくれました)観音だとどうなるでしょう。相談してみます。格安キスデジもう一台のほうが安い気がしますが。。。
素人配線で直れば儲けものですが、こういうときに限って仕事が立て込んで、作業できません。(泣)

投稿: ゆうひぶたっくす | 2005年10月26日 (水) 23:22

ポクポクポク チ〜ン<合掌

投稿: へらコブラ | 2005年10月28日 (金) 16:33

>へらコブラ師

バーラが散った、バーラが散った、真っ赤なバラ星雲~夢見てたボクの心の観音散った(崩)

投稿: ゆうひぶたっくす | 2005年10月28日 (金) 21:51

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