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2005年11月27日 (日)

M42・・・デジタル現像試行中

オリオン大星雲M42は、明暗差が大きいので、露出の加減でさまざまな表情になります。

共通データ:MT160望遠鏡+レデューサー(D=160mm f=776mm 1:4.8)/"PENTAX" Kiss D    RAW  EM-200で半自動ガイド 撮影2005・11・25

ISO400 3分

m42bri

周辺部はまだまだ露出が欲しいところですが、星雲中心部はすでに完全に露出オーバーです。

ISO400 1分

m42mel

そこで1分と、短めの露出で試してみると、望遠鏡で眼視観測するイメージに似た、淡い光芒が個人的には好きです。が、やはり物足りない。(しかし、後の目的のためにはこれもすでに中心部が露出オーバーなのですが、撮影時には気付いていませんorz)

そこでステライメージの「デジタル現像」をやってみました。星ナビ2005.1月号のP98~99の記事をそっくり真似してみました。

デジタルでの現像というと、RAWをTiffやJPEGにするイメージが強くて、最初何のことやら理解できませんでした。(もう少し的確な用語はなかったのでしょうか。)名称はともかく・・・岡野邦彦氏考案の階調差を圧縮する技術、とあります。ステライメージを使いこなすひとつのポイントなのでしょう。

↓1分と3分の画像を加算、レベル調整、そしてデジタル現像したもの。

bri_meldd

ただの眠い画像にも見えるのですが。

↓その後、レベル調整、トーンカーブ調整したもの

m42bri_melsoft

うーん、やはり、中心部の露出オーバーは救えていません。これは、露出の少ない画像もすでに中心は露出オーバーだったからでしょう。もっと露出の少ない画像を用意しないといけません。そのかわり中間の明るさの部分の階調が豊富になったように思います。なにか全体に眠くなっただけのような気もするが・・・

もっと露出時間に差を作らないと、中心部を白つぶれから救いつつ周辺を表現するという目的は達成できませんね~。また出直してきます(笑)

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コメント

TBありがとうございます。
非常に見事なM42に感動です!
実に滑らかにガス雲の流れが出てますね。赤も良く出てて良いなぁ~。

デジタル現像の調整具合がイマイチ良く判らなくて試行錯誤しているところですが、ハイライトが飽和しないようになるまで目盛を左に動かす必要があるようです。でも、あれって調整が凄く難しいです。目で見て確認するしか方法がないんでしょうか・・?^^;

> なにか全体に眠くなっただけのような
このほうが諧調が出て良いと思いますよ。淡い部分までガス雲の流れの複雑さが出ていると思います。
> もっと露出時間に差を作らないと
僕も富に感じています。
今はISO1600で撮影していますが、トラペジウム付近は30秒でもかなり飽和してしまいました。さらに短い露光で試してみます。
それと、お次はちゃんとガイドして(笑)もっと露光の長いカットも入れてみようと思ってます。淡いガス雲に囲まれた黒ウサギも浮かび上がってくれるんじゃないかと目論んでいるのですが・・。

投稿: Fuuma-mfuk | 2005年11月27日 (日) 20:21

これは美しいですね!
ふうま様のコメントにもありますが、ガスの流れがとても繊細なイメージです。

TBありがとうございました。「いろんな表情の・・・」と言われる通り、ずいぶん色彩が違うなぁ、と思ったら’PENTAX’Kiss-Dでしたか。(笑)

投稿: ich | 2005年11月27日 (日) 21:37

見事ですね..
オリオン星雲だけでなく、このような明暗差は諦めていました。
#なんか方法はあると思うが..面倒くさそう..という気がしてしまう(汗)
#銀塩の引き伸ばしなら「部分焼き込み」でOK?..

あくなき探求心に感服するばかり..見習いたいと思います。

投稿: Ken28 | 2005年11月27日 (日) 23:34

>Fuuma-mfuk様

ステライメージに挑戦してみた動機は・・・ここのところのふうま様の情熱のこもったエントリに刺激されてなのです。まだまだ、何をどうすればいいのかなぞは深まるばかりです。
デジタル現像をしてみて、階調は大切なんだな、ということは分かりました。

デジタル現像の調整具合・・・全くの試行錯誤でやってます。今回、数値を5000刻みで下げていって、40000くらいに下げすぎるとかえって明るい部分が肥大してきたので・・・△が55000を採用しました。

ガス雲の流れ:今回は3:1の露出差でしたが、たまたま中間の調子が良くなったみたいです。次回、違う露出差をつけてやってみたいです。

>ich様

"PENTAX" Kiss D:Hαもでているのでしょうか。IRC無改造の紫がかった色合いとはちょっと雰囲気がちがってきます。
本来のHα天体にまだ本格的には向けていません。IRC除去ゆえに色収差の悩みのない反射がいいのですが・・・多くのHα天体には、ちょっとこの光学系は長すぎるかなぁ。

>Ken28様

RegiStaxもそうでしたが、Blogでの情報交換の「つて」、おっ、やってみたいというきっかけがなければ、私など画像処理は苦手意識(面倒くさい)のまま、やらずじまいだったと思います。
RAPのときはことにお世話になりました。

今回のデジタル現像は・・・たまたま星ナビ2005.1月号が手元にあり、100%真似です(笑)

投稿: ゆうひぶたっくす | 2005年11月28日 (月) 16:01

大変美しいM42ですね。特に一番上の写真が最も美しいと感じます。ガスの流れがとてもよく分かります。

デジタル現像すると眠くなりますよね。あとでトーンカーブで持ち上げたらいいのかも知れませんが、ハイコントラストになりすぎてしまうかも知れませんね。難しそうです。

投稿: ASTRO-KT | 2005年11月28日 (月) 16:43

>ASTRO-KT様

コメントいただき、ありがとうございます。

デジタル一眼を天体に向けてまだ日も浅いのですが・・・
あまりいろいろ処理しない画像の方が透明感があっていいと思うことも多く、画像処理の難しさを痛感しているところです。デジタル現像は特に・・・。最後の画像も、かなりトーンカーブがひねくっています。まだまだ錯誤は続きそうです(笑)

それに、自宅のPCと出先のPCのモニターで印象がずいぶん違っていまして、基準をしっかりしないと難しいな、と思いました。

投稿: ゆうひぶたっくす | 2005年11月29日 (火) 17:25

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