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2006年4月27日 (木)

花の色はうつりにけりな・・・

マミヤの光学事業撤退を知りて詠める

 花の色は うつりにけりな いたづらに マミヤよにふる ながめせしまに

桜の花が色あせてしまうように、時代は銀塩からデジタルに確実に移っているのだなあ。中判銀塩市場は激減しているに違いない。企業努力もむなしく、またひとつ名門カメラメーカーが古りゆくのだなあ。

Mamiya_hana1

いや、決してマミヤは”眺めせしまに”を決め込んだのではないと思う。ゼンザよにふる・・・のほうが正解に違いない。

光学事業撤退の発表の時期が、折によって当地ではちょうど花盛り・・・
寂しさはひとしおなのです。

Mamiya_hana2

社会人になって名古屋で中古でマミヤ6をゲット。スプリングカメラでありながら、フイルム面を動かす距離計連動機構がユニークだった。レンズはDズイコー、オリンパスのテッサーはすぐれた描写だったけれど、曇りがあって残念だった。

「某大学学生寮の夢の跡」
Musashino
東京は武蔵野市にあったこの寮は、私の第二のふるさと。’80年代前半を過した。
寮費2食付で一ヶ月15,000円は魅力だった。但し、4畳半に二人。貧富の差がつくといって、夏の扇風機は禁止。奨学機関だからと、テレビ禁止。スパルタン過ぎて?入寮希望者が見る見る減っていった。
桜はまた咲く春を迎えたが、この年、寮生は誰もいない。近所の子どもはいつものように寮庭で遊ぶのだが・・・

「さら地に戻る」
Musashino_after
上の写真から数ヶ月、寮舎は壊され、さら地に戻っていた。曇ったレンズのフレヤーっぽい描写が、夏の暑さとうつろな空気の雰囲気をむしろだしているように思う・・・。
写真は、消え去るものを記録するというのは一つの明確な使命だと思う。のだが、そのカメラメーカーも恒久不変ではない、というのがまた真実なのが切ない。

マミヤ6 NEOPAN400

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コメント

同じく東京で過ごした時、当時の写真の目的といえば、綺麗なもの、ココロに響くもの、珍しいものだけにしていて、身の回りの生活感がある写真は手元にない。当時身辺の写真を自分も撮っておけばよかったとこのモノクロの寮の写真を見て悔やみます。

こういうノスタルジックなのとてもいいです。
文章と写真がまたいいです。
身売りしたマミヤと桜を重ねてなんて構成もタイムリー。
こういうのは書けないなあ。


投稿: baja | 2006年4月28日 (金) 07:52

>baja様

レス遅くなりましたm(_ _)m

>綺麗なもの、ココロに響くもの、珍しいもの・・・これまた写真の対象として大切なものだと思います。

>ノスタルジック・・・一度就職したけど訳あってフリーターやってたころの、退廃的な心が反映されています(笑)

マミヤの身売り、寂しいことです・・・。


投稿: ゆうひぶたっくす | 2006年4月29日 (土) 11:30

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