K10DのHα感度(推定)
当地は、天気予報的には晴れですが、天文的にはダメな天気が続きます。
K10Dでは赤い星雲は写るのだろうか、は早く試してみたいところです。
ところでこの間、懐かしいR64フィルターが出てきました。
コダックの103aEフィルムにこのフィルターを使うと、Hα線の赤い星雲が面白いように写る(但し白黒)ので、私が高校生のころ、天文ファンではブームになりました。
Hα線の波長より短波長はカットする、独特の深い赤のフィルタです。これをつけて光源を写せば、Hαにどの位感度があるか占えるのではと。
普通の蛍光灯を普通に写して適正露出を決める。
smc PENTAX-M 1:2.8/40 で1/500sec F6.7 ISO200
これにR64フィルタをつけて、同じ露出をかけると、
PENTAX *istDでは、
K10Dでは
ちなみに、EOS20Da用のローパスをつけたKiss Dでは
うーん、PENTAX *istDよりは若干透過率が高いような気もするが、天文専用機の20Daのようにはいかない。
K10Dは多くのデジイチがそうであるように、一般写真に最適になるように考慮された常識的なローパスなのではないかと想像される。
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コメント
天文ガイドにK10Dでの実写テスト記事が出ていました。
一般撮影を目的としたカメラですから、Hαの感度はそれに
適したものになっているのは当然ですが、CCDを撮像素子に
している機種の中では星が良く写る機種という評価だったと
思います。
5Dより上、という表記が妙に気に入りました。(笑)
投稿: ich | 2007年1月14日 (日) 04:56
>ich様
勢いで天ガ買ってしまいました(笑)
微妙なHαの透過率の違いで、M42など随分発色が違うものですね。
カラーバランス的には、20Daが必ずしもいいわけではなさそうです。(単調に赤っぽくなる)
CCD採用機種の中ではダントツに星が良く写るといってよいだろう、と評されていました。
後は電源の問題。ぎりぎりまで粘って突然は照るタイプなので、予備電池できれば外部電源・・・まあ、そのうちに解決しようと思ってますが。
投稿: ゆうひぶたっくす | 2007年1月14日 (日) 23:59
天文部員には大変興味深いエントリ、ありがとうございます。
*istDと比べるとHα感度はかなり高いですね。ノイズの少ない冬季の撮影ではかなり重宝してくれそうですね。
天ガにもありましたが、天Pにご投稿いただいた画像を見ても色調・トーンの滑らかさと粒状性は抜群じゃないでしょうか。昼も夜も高画質を得られる、PP天文部員にはうってつけの良いカメラだと思います。
電源に関しても外部電源端子があるようですから、本家本元特製レギュレーターの出番じゃないですか♪
20Daの赤外カットフィルタですが、そのまま撮影すると赤っぽく写りますが、昼間にWBをプリセットしてマニュアルで撮影してみると、Hα感度は高いままでカラーバランスの整った画像が得られるようです。白いものより18%グレーに近いものでプリセットするほうが好結果が得られました。
フィルタが純正のものより若干薄いのでピント位置がずれてしまうのが最大の難点ですね。
投稿: Fuuma-mfuk | 2007年1月17日 (水) 21:14
>Fuuma-mfuk様
実際に星雲を撮ってみないとなんともいえない面もあるのですが、天気が良くなく、従って、空のよいところまで移動するモチベーションもわかず、かぶったような画像ばかりです。
オリオンの、燃える木星雲は数分でなんとなく写りますが・・・。
天体写真も、対象は必ずしもHαばかりではないので、そのときはK10Dで、と考えています。
外部電源の端子の形状が特殊なので、ACアダプター(まだ発売されていませんorz)を買って、途中から切断して使おうかと(笑)
>白いものより18%グレーに近いものでプリセットするほうが好結果
おお、これは試してみないといけませんね。
気分はそうとうUIBARに傾いておりましたが(笑)
うちのKiss Dでは再々手術は厳しいかorz
投稿: ゆうひぶたっくす | 2007年1月17日 (水) 22:28