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2007年3月 5日 (月)

K10D、旧レンズ使用時の露出誤差

K10Dに旧タクマーレンズなどをつけて、絞り込み測光で使用したときの露出変動が一部で話題になっています。

L60_l80

スクリーンの透過性に起因している、との説が有力なので、*istDのスクリーンと交換して実験してみました。

*istDの標準スクリーンはL60、K10DのはL80と刻印されています。
L60をK10Dに装着すると、ちょっとファインダー視野は暗くなりますが、ピントの山はむしろ掴みやすい感じです。
一方、所定のL80ではぐんと明るく、星座を導入するときなど、L60比でも随分明るさに差があるように思います。

問題の露出ですが・・・。
共通データ:K10D SMC TAKUMAR 55mm1.8 ISO100 Av auto

まず、L60スクリーンでは

F2.4   1/4000                           
L60p0674_4000_24 

F4  1/1000
Il60p0676_1000_4

F5.6  1/640
L60p0677_640_56

F8  1/250
L60p0678_250_8

一方、K10D正規のL80に戻すと、

F2.4  1/4000
L80p0681_4000_24

F4  1/800
L80p0683_800_4

F5.6  1/250
L80p0684_250_56

F8  1/100
L80p0685_100_8_1

比較に撮ったsmc PENTAX-DA  1:3.5-5.6  18-55mm  ALでは、どの絞り値でもまずは同一EV値の、妥当な数字が出ていました。

・明るく見えるL80スクリーンのほうが、絞りを絞るほどオーバー傾向が強まる。
F8あたりまで、絞るほどオーバー傾向は強まる。
ヒストグラムの山がどんどん右よりになるのが分かります。
その度合いは、F16ではsmc PENTAX-DA  1:3.5-5.6  18-55mm  AL基準で2段にも達します。

・L60もL80ほどではないが、絞るとややオーバーになる(が許容範囲といえなくもない)
オーバー程度はF5.6あたりで進行が止まるようだ。

やはり、スクリーンの拡散性・透過性の影響は要因としてありそうだ。

明るく見える→実際に明るいと判断→実際の露光量は減少する(アンダーになる)はずですが、ちょっと違うようです。


いままでもMEからMEsuperのとき砂摺りマットからクリヤブライトマット、
Z-1からZ-1Pのときクリヤブライトマットからナチュラルブライトマットに進化しましたが、こんな不都合はなかったように思う。
クリヤからナチュラルのときは露出も互換性があるという説明でした。

理由はともあれ、2段の差はいささか大きすぎるような気がします。
現時点では、デジタルプレビューとヒストグラムを活用し、適正露出を探るなどの対応が必要です。

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コメント

やはりフォーカシングスクリーンの透過率の差が影響して
いるようですね。

LXのIDMのようなシステムが出来ると理想的なんですが。(笑)

投稿: ich | 2007年3月 5日 (月) 05:45

>ich様

L60のときは、雲が通過していて厳密な比較にならないのが残念でした。後から気付いたもので(笑)

しかし、それにしてもちょっとずれが大きすぎます。

私もIDMシステムならいいのにな、と思いました。
「グリーンボタンを押すとデジタルプレビューが働き、透過した実際の光量で適正露出を決める。」なら、スクリーンに寄らず、ファームウェアの配布で済みそうなんですが。
PENTAX様、お願いします。m(_ _)m

投稿: ゆうひぶたっくす | 2007年3月 5日 (月) 07:33

最近のデジ一眼は複雑で多種多様な測光方式をしているようなので、具体的にどこでどのように測光しているのか?分かっていません。(苦笑)
先日、初めてK10DにP42レンズを付け、昼間の景色を撮ってみました。
プログラムモードにすると、自動で絞り込み測光(カメラ側で絞り値が検知できない)となり、へーぇ、と感心していました。
とはいっても、PELENG魚眼なので写角が広過ぎて(暗い部分もあれば明るい部分もあるので)気づきませんでした。

K10Dのスクリーン交換ができることは知っていますが、具体的にどうするのか分からないです。(苦笑)
自分の場合、日常撮影はあまり無いので、暗い星が見えて、なおかつピントの山が分かりやすいスクリーンが欲しいです。
(両方をかなえるスクリーンは無いのかも..?)
と、いうわけで
当分は標準スクリーンしか用意できないのですが、お勧めのがございましたら教えてください。

投稿: ken28 | 2007年3月 5日 (月) 18:49

>ken28様

情報接点付きレンズでは16分割ですが、情報接点無しレンズでは昔懐かしい(?)中央重点測光ですから、勘が生きるはずですが、K10Dではどうも違います(笑)

*istD用のものに比べて、だいぶ明るさ重視になってきた気がします。
星野や直焦点でもある程度構図が決められて、天文用にはこの明るさは歓迎なのかな、と思います。
厳密なピントはやはり試写して見なければ分かりませんし。
いちおう、K10Dのスクリーンは、構図目安用の方眼か目盛りが入るだけで、拡散性のバリエーションはないようです。
http://www.digital.pentax.co.jp/ja/accessory/index35_finder.html
をご参考に。
*istD用のものも寸法は同じようですが、露出計の精度など、自己責任で、という事になります。
個人的には、昼間のMFレンズのピントの山はL60用のほうが
掴みやすい気がしています。

投稿: ゆうひぶたっくす | 2007年3月 6日 (火) 21:28

今頃になって、K10Dのこの傾向に気が付きました。
私もL60スクリーンを付けてみることにします。

投稿: のんきち | 2007年4月12日 (木) 19:31

>のんきち様

私も、当初はタクマーなどは開放近辺の味を楽しんでいたものですから、さほど気にもなりませんでした。
確かにL60スクリーンのほうが、露出レベルの変動幅は少ない気がしますが、50歩100歩というところでしょうか。
個人的には、昼間の場面ではピントの山の掴みやすいL60がお気に入りです。

投稿: ゆうひぶたっくす | 2007年4月12日 (木) 21:14

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aus Jena DDR T 2.8/50 -1.3Ev 日曜の宮川堤。K10Dも持っていっていたのですが。 [続きを読む]

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