マルミ SILKYSOFT (A)の効果
5・15は一応、夜晴れた。
星々の輝きを見ると、霞みがちであんまり呼んでいない気がするが、この期をのがすと、当分星空を拝めそうもないような気もして、久々に星見ライナーを出した。
K10Dとsmc PENTAX-FA☆ 1:2 24mm ALを使うと、なかなかシャープな星像だと思う反面、星座が埋もれて分かりにくい感じがする。
そこで、表題のフィルターを使ってみた。
まず、フィルターなし。
K10D smc PENTAX-FA☆ 1:2 24mm AL F3.2 ISO800 露出1分
表題フィルター付き
なんじゃ、これは!
一見、赤道儀の追尾不良かと思った。
不審に思って、直接明かりにフィルターをかざしてみると、やはり決まった方向に尾を引く。フィルターを回すと流れる方向もそれにつれて回る。
結局このフィルターは、星座強調用には使えないようだ。
がっくり。
途方にくれていると、夏の天の川も少しずつのぼり、肉眼にも淡い雲のような輝きがほのかに美しい。
K10D smc PENTAX-FA☆ 1:2 24mm AL F3.2 ISO400 4分×2枚をコンポジット
RAW撮りしたものをPPL3で現像し、TIFF段階でステライメージ4で加算平均。
K10Dだと、赤い星雲がほのかに出るのがうれしいところ。
久々の夜空でした。。。
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コメント
なかなかシャープな星像ですね>FA☆24mmALレンズ
夏の大三角を収めるにもちょうどよい焦点ですね。
>久々の夜空..
当地も15日晩から星夜に見放されています..orz
投稿: Ken28 | 2007年5月18日 (金) 20:09
>Ken28様
>smc PENTAX-FA☆ 1:2 24mm AL
開放でも極端な破綻はないのですが、四隅までコマ収差をとってきれいな星像を得るには、3.5~4まで絞らないと完璧にはなりません。
ベガあたりを仔細に見ると、倍率の色収差も分かります。
けれども、普通の観賞距離で見ると、とても綿密でグラデーションが豊か(なような気がします)です。
K10Dとの組み合わせでは、中判で撮ったような細かなニュアンスに感動します。空の暗いところで、じっくり撮ってみたいものです。
色収差に関しては、付属の現像ソフトPPL3でも色収差補正ができるので、試してみようと思います。
なかなかスカッと晴れませんねorz
投稿: ゆうひぶたっくす | 2007年5月19日 (土) 18:53
こちらはばたばたと慌しい日々、天候と都合が合わずなかなか撮影できません。不完全燃焼です・・。^^;
フィルター装着の撮影結果、大変興味深い内容でした。
これでは星には使えそうに無いですね・・こんなこともあるんですね~、なるほど。
フィルターなしの画像は自然な仕上がりになっていますね。フラット処理をしてみるとさらに良い結果になりそうです。
しかし4分2枚でうっすらとHαが浮かび上がると言うのは、K10Dはなかなか感度が良いんですね。
投稿: Fuuma-mfuk | 2007年5月24日 (木) 22:43
>Fuuma-mfuk様
このマルミのフィルター随分とお安かったです。
でも、意図した効果が得られなかったので、結局高い買い物になりました。
我が人生はこんなのばっかりです(笑)
なかなか月齢と、休日と、天候がかみ合いません。
次の新月期は、梅雨になってしまうのでしょうか。
晴耕雨読ではないですが、雨季にはステライメージ5のK10DのRAW対応やフラット処理などもやってみたいです。
投稿: ゆうひぶたっくす | 2007年5月25日 (金) 08:44