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2007年7月31日 (火)

祝! キハE200営業運転

前日は激しい雨に見舞われて、まさか雨量規制?
まともに走れるか心配でしたが、今日は良く晴れました。
車両愛称は「こうみ」。
そのものずばりでいいのだが、もう一ひねり欲しいなあ(笑)

9101d

9101D小諸到着。

Komi_seremo

9202D小海駅にて

室内は、クリーンで広々。キハ110のような閉塞感がない。
最新の電車そのもの。

E200_1_inner

停車中は、あの耳障りなディーゼルのアイドル音が基本的にしない。
走り出すと、ヒューンと、まるで都会の電車(たとえば209系)の音がする。静かでスムーズ。
しな鉄のように起動時、ガタン!などという衝動も無い。
長年染み付いた小海線の感覚とのミスマッチングが・・・楽しい。

速度35km/hを越える頃、直噴直6コマツディーゼルが咆哮。
だが、アイドルではないので、頑張っているという感じはしても、意外と耳障りではない。
一段とトルクアップした感じで加速が続く。
おお、おおいいぞ、この加速感。キハ110に比べても遜色ないように感じる。
しかも、キハ110などのような有段変速機と違って、変速ショックやタイムラグがない。
シームレスな加速は、特筆もの。

ブレーキ。
やはり、都会の電車のように電力回生ブレーキが利いている音がする。

窓は、やはり部分的に開くことができました。
緑の着色も、そんなに気にならない。グリーンエンハンサーだと思えば・・・。
また、この熱線吸収ガラスのせいか、カーテンがなくすっきりしている。

Open_the_window

↓ご満悦の筆者。じつは徹夜明けで頭がふやけている。
それにしても、やぼったいorz

E200_me

33‰の坂も、快調に登っていき、小淵沢→甲斐小泉の登りでもキハ110と同じ70km/h弱出せたのは、速度種別が少し格下なのに意外だった。
小海線の使用状況に適した、必要十分な動力性能だといえる。
はるばる、小淵沢まで往復してきたけど(爆)価値ある2,900円。感動した。
今日の旅程始終、無事に、定時運行のうちに終わった。

下り列車小海→中込では、エンジン始動の機会もほとんど無く、電車ライクな乗り心地で、自分の記憶の小海線の景色と、サウンドが一致しない不思議な感覚に襲われた。

たまたま乗り合わせた別の人の意見を聞いても、たえまなく鳴り響くディーゼルのアイドル音から解放されるだけでも、快適性は格段に上がることが実感された。

以下、マニアック。ご注意を(笑)

ハイブリッド動作状況。SIVの先には空調や室内灯などの負荷がつながる。

1)走行中、ブレーキ。
主電動機は発電機になり、その電力は蓄電池に充電(電流の値がマイナス)。

N_b_eng_off


2)小海以南33‰登坂時
エンジンは運転、発電機を回す。蓄電池からも電力を動員する。
蓄電池の容量は、減り始める。電圧は低下してくる。608V
蓄電池の容量が減ると、エンジンの出力を上げて、蓄電池容量を適正に保つ。

N_p5_eng_run


3)清里~甲斐大泉 下り急勾配走行中
抑速ブレーキ使用・・・坂を一定に下る、動力吸収ブレーキ

主電動機で起きた電力は蓄電池を充電(電流がマイナス)するが、抑速ブレーキは使用時間が長いのでしまいには満充電になってしまい効かなくなるので、発電機を介して、エンジンを発電機(電動機として作用)の負荷にして、余分な分の回生電力を消費する。
早い話が、間接的エンジンブレーキ。
蓄電池の端子電圧が上がってくる。708V

N_ssb_eng_enbre

下りでただ車輪の温度上昇に捨てていたエネルギーの一部でも、蓄電池に戻って、空調などの役に立つのは尊いことだ。
ちょっとみているだけでも、過渡的にはもっといろいろなパターンもある。

いやはや、面白い!私など、このパネルを見ているだけでわくわくしてしまう(笑)

キハE200はワイドボディーとはいえ車両重量が39.6tほどあり、キハ110の30.8tより9t弱の重量差がある。
重いゆえに、乗り心地もキハ110より落ち着きのあるものとなっている。
この差を補ってさらに10%燃費改善、遜色ない動力性能を維持しているのはすごいことだが、しかし、もうすこし軽ければ、燃費改善効果も大きくなるに違いない。

賑々しく拠点の駅ではセレモニーが行われたが・・・。
一時のお祭り騒ぎでなしに、ずっとこれからも大勢の人が乗ってあげて、本当の意味でエネルギー効率を上げることだと思う。

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コメント

祝・営業運転開始!
ご同慶の至りです^^
キハE200、JR東海の快速みえあたりにも、採用して欲しいですわ。

運転支援システムとでもいうのでしょうか?
ハイブリットモニターの電池の「健全」の文字が日本的で、
なんともいいですね~^^

投稿: のんきち | 2007年7月31日 (火) 22:36

なるほど一両目に食い入るようにへばりついていた様子がわかります。休日をこの日にあわせたのですね。

詳細なレポートその場の雰囲気が伝わってきます。まるで乗っているかのようです。

「こうみ」・・・・これも「えっ」という第一印象ですが、すぐ落ち着きますね。

もうちょっと遊び心というか 昔小梅ちゃーんという飴のCMがありましたが、語呂が似ているので、「こうみちゃ~ん」と少しカーブしていたほうが面白かったかな。

この夏は乗車するぞ!平日。

投稿: baja | 2007年8月 1日 (水) 08:10

うちでとっているローカル新聞にも、「こうみ」の
記事が載っておりました。
インパネ、全部日本語表記なのですね。が
ちょっと驚きました。

投稿: うなむ | 2007年8月 1日 (水) 14:30

明るい車内ですね。すっきり、清涼なイメージです。(羨)

路面電車規格に車両を変更・一新した本県県都の路線は当初の予想を上回る利用率で推移しています。
新型車両、各停車駅の整備、運行回数増、運行時間の見直しなど、行政も巻き込んでの施策が実を結んだ結果?と思います。

その一方で、相変わらず地元ローカル線は、客離れに歯止めがかかりません。
(車両の更新だけでは何も解決しないのは分かっていますが)
この新型車両、欲しいです。(やっぱ、畳と○○は新しいのがいい)
JR東海車両なのですね>#JR西に売ってもらえないかな?(笑)

投稿: ken28 | 2007年8月 1日 (水) 15:05

こうばんは。
祝!世界初!ハイブリッド車両営業運転開始!
「こうみ」のヘッドマークがなんとも誇らしげ。
お盆辺りに帰省予定なので、早く乗ってみたいです。

このモニター表示いいですね~。
私もこういうの大好きです。ワクワクしちゃいますね!
ずーっと眺めていたいカモ。<(^^

投稿: くまごろー | 2007年8月 1日 (水) 20:11

芸備線にも配備してくれー!
急行ハイブリッドみよし いいんじゃない?

しかし、グラフィカルなモニターが、今時な感じですね。
メニュー切替で、アナログメーター風もあったりして。。。

投稿: でぱいゆ | 2007年8月 1日 (水) 23:06

>のんきち様

試運転中は、本線上で動けなくたったこともあったようですが、営業運転ができるほどまでにまとめ上げられてきました。

走りの実力は、快速みえに使用の気動車のほうが数段上だと思います。個人的感想ですが、JR東海は車両のまとめ方がうまい。
ただ、停車中のディーゼルのアイドル音をずっと聞かなくて良い点は、都会にも向いていると思います。

>運転支援システム 
こんなの付いた車両を一度運転してみたかったとも思いますが、運転中は前方監視と減速感など自分の勘に頼る部分が大きく、たぶんこんな画面ゆっくり見ている場合ではないでしょう(笑)

健全な電池、健全でないときはどんな表示が出るのでしょうね。不健全って・・・(笑)

投稿: ゆうひぶたっくす | 2007年8月 2日 (木) 23:13

>baja様

運転士は、たぶん運転中こんな楽しい表示を見ている余裕はないでしょう。
ディスプレーは、上り列車の一番最後部で、車両保守関係の人が見ていたときを狙いました(笑)
休日だと良かったのですが、ちょっと前まで仕事をしていた明けで行ったものですから、体は寝たい、気持ちは興奮という状態(笑)

愛称名「こうみ」は、うーん・・・。現行の110のやっぴー君のほうが個性的と思います。

>こうみちゃ~ん
こうめ線とか、おうめ線とか尋ねる人もいますが。
清き乙女ちゃ~ん として欲しかった!?

8月は毎日小諸発7:49が小淵沢まで延長運転するほか、小淵沢~野辺山3往復がこの「こうみ」で運転します。
詳しくはJR東で情報を・・・。ぜひ、乗ってみてください。

投稿: ゆうひぶたっくす | 2007年8月 2日 (木) 23:32

>うなむ様

「こうみ」は国境を越えて、甲斐の国まで出没しますので、よろしくです。

>インパネの表記
鉄道用語自身、意味の分からぬ無理やり日本語がいまだ幅を利かせています。
制輪子、開閉器、継電器、可溶器、制御増幅器、出力増幅器、側引戸、知らせ灯、制動筒・・・
ブレーキシュー、スイッチ、リレー、ヒューズ、コントロールアンプ、パワーアンプ、ドア、パイロットランプ、ブレーキシリンダ・・・こんな感じの文化だから、表記もいまだ・・・(笑)

投稿: ゆうひぶたっくす | 2007年8月 2日 (木) 23:47

>ken28様

県都の路面電車規格の路線、好調のようですね。

ハイブリッド、単純にソロバン勘定だけで行けば、難しいかもしれません。PR効果を考えに入れると、ペイするという考えかもしれません。

JR東も、今後のたたき台、将来を見据えての導入と思われます。よいものなら、同業他社への水平展開もありうるかと思いますが・・・。JR西さんはどんな将来展望を持っているのだろうかがカギかと。


投稿: ゆうひぶたっくす | 2007年8月 2日 (木) 23:59

>くまごろー様

乗り心地に関しては、高い完成度でデビューできたと思います。
ここ地元の、小海線世界初のことをしているのだなぁ。何か不思議な気持ちです。
それにしても、インパネの情報は興味深いものがあります。
後部運転室は、車掌が業務で使う、別の画面になっていることが多く、全てのモードを見届けられなかったのが心残りです(笑)。

8月は毎日走りますので、ぜひ帰省の際は、ご乗車してみてください。

投稿: ゆうひぶたっくす | 2007年8月 3日 (金) 00:12

>でぱいゆ様

>急行ハイブリッドみよし
・・・いいかも。
ハイブリッド、比較的年配の女性の感心が高いように思います。
ホームには余裕をもって早めに行きたいが、ディーゼルのうるささ臭気と熱気は嫌いというのは、女性のほうが敏感なように見受けられます。

インパネは、新型車両の象徴ですね。
うらやましい(謎)
それでも、時計と速度計、それにブレーキ関係の圧力計だけはかたくなにアナログゲージです。
とっさに直感的に掴みたい情報、変化を感じ取れる上はアナロクなのです。


投稿: ゆうひぶたっくす | 2007年8月 3日 (金) 00:27

ハイブリッド、技術としては古くて新しいとも言えますが、これからの動力として可能性を感じますね。
先日十勝で行われた耐久レースではダントツのトップでしたし。
コストがもう少しこなれてくれれば個人的にも興味はあるんですが。(笑)

投稿: ich | 2007年8月 4日 (土) 23:55

>ich様

ここには紹介しなかったのですが、過渡的にはもっときめ細かいいろいろなモードがありました。
蓄電池の容量を基本的に腹50%程度にするように、きめ細かい制御が働いているように思いました。
やはり、蓄電池の性能とコストと耐久性でしょうか。この辺のことがクリヤされれば、もっと身近なものになると思います。

>ダントツのトップ・・・
電動アシスト自転車でも、激坂では並みのロードレーサーよりずっと速いらしいです。ただ、電池が切れると、ただ重いだけの自転車になるようで。

投稿: ゆうひぶたっくす | 2007年8月 5日 (日) 22:16

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