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2007年10月 8日 (月)

ステライメージ5とK10D

これだけ環境整備が整ったのだから、ステライメージ5を活用せねば。
K10DのRAW画像に対応したバージョンなので、早速試してみたくなる。

10・6夕方は久しぶりにきれいに晴れた。
ので、勇んで秋の星野を撮りに行ったのですが、撮影時にはなぜか今一の透明度。


イメージとしては、K10D付属のPPL3デフォルトで現像したこんな画像に近い空。

M31_ppl3

PENTAX K10D/smc PENTAX  1:2.5  135mm F3.4/3min  ISO640 RAW

これを、ステライメージ5で4コマコンポジットし(コンポジットしなくても)、デフォルト状態でTiffに変換すると、だいぶ硬調になるのが不思議です。

M31

右半分(実際には下半分)が赤っぽくかぶっているのは、街路灯の影響と思われます。
K10DのISO640、3分の画像は、ノイズの粒状性が素直で、コンポジットすればしただけ効果は感じられます。ただし、次に述べますが、ダークノイズ減算できていません。
以下、中央部分の拡大でコンポジットの効果を比較。

コンポジットなし

M31_1tr

2枚コンポジット

M31_2tr

4枚コンポジット

M31_4tr

ただし、困ったことがある。

ダーク画像が「・・・へのアクセス中に不明なエラーが発生しました。」と表示が出て、呼び出せない。不明では対策に困るのである。一回だけなぜか”アクティブな画像とファイルサイズが異なります”とエラー表示されました。もちろん、PPL3なら呼び出せて普通に現像できます。

↓ダークフレームISO640、3min、 PPL3による現像。
ちなみにこの画像はRAWファイル容量7551kB程度の容量でした。

Df3miniso640

↓ちなみに、なぜかISO640、6分(於17℃)のダークフレームだと、ステライメージ5で呼び出せる。
このときのRAWファイル容量は、わずかに増大したとはいえ、3分のものとほとんどかわらぬ7696kBであった。

N6min_17c

ステライメージ5で開き、デフォルト状態でTiff変換したK10Dのダーク画像。かなりコントラストが強調されています。

なぜ3分ではだめで6分のものだと呼び出せるかは、ナゾです。
ノイズレベルがある一定値までないと、ダーク画像として扱えないような論理が入っているのか??
これは実用上、ちょっと困る。
まだ使いこなしには時間が要りそうだ。

現時点でわかったこと。
・デフォルトで仕上がる調子が、PPL3で現像したときよりずいぶんと硬調になる。
・ダーク画像が呼び出せるものと、呼び出せないものがある。ある程度長時間で、ノイズが乗った画像のほうが呼び出せることが多い気がする。


ちなみに、ステライメージ5は現PC環境では、サクサク動きます。
これは、なにか試してみよう、という意欲につながります。

 

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コメント

興味深いレポート。大変参考になりました。
外灯の影響とのことですが、私のK10Dも画面右側半分が赤くなる傾向がみられます。
#つまり、器械(K10D)特有のものではないか?と..
(また、この傾向はダークノイズ処理後も残ります)
私の場合、ステライメージ5でダークデータが読み出せないトラブルは今のところありません。
(それだけノイズの多いデータかも知れません..苦笑)
私は、RAP主体でやってきていますが、何故かK100Dには対応していて、今もK10Dには未対応です。
そのためK10Dについては、ステライメージ5に頼っています。
しかし、ステライメージ5(K10D)では、ダーク処理しても画面に熱ノイズ跡が僅かに残ってしまいます。
(RAP=他機種では殆ど残りません)
このことと何か関係があるのかな?という気もします。

いずれにしても、この方面全く知識技量不足なので、完全に他力本願でしかないのですが..(笑)

投稿: ken28 | 2007年10月 9日 (火) 09:59

>ken28様

K10Dをステライメージ5で使いこなすのは、なかなか一筋縄ではいかないようです。
皆様に半年遅れて(笑)現時点でわかったこととして、

・赤かぶりは、同日の別アングルのものにも出ている。
・したがって、街灯の影響とは違う可能性が高い。
・画面右側の赤かぶりは、ダークフレームには、画像のコマほどはっきりとは感じられない。
コントラストを強調して、わずかに感じ取れる程度。
・したがって、ダーク減算しても、あまり消えない。
・以上より、この赤かぶりは熱ノイズによるものとはちょっと違うように思える。
・ただし、別の日の違う露出条件(ISO400、2分)のコマには見られない。
また、ダーク減算後も熱ノイズ跡がわずかに残る→画像撮影時とダーク撮影時でCCD温度が微妙に異なることが考えられます。
カメラの撮影時のNR ONで撮影したものと比較してみて、違いがあるかどうかも追実験したいところです。

また、ダークフレームが開けない事象には、
・K10Dのファームウェアを最新のものにしても、相変わらず出る。
・当然ながら、PPL3では、問題なく開ける。
・ダークノイズのほかに、f=500mmで満月近い月を写した、日の丸構図のものも開けなかった。
・K10Dのロスレス圧縮のRAWデータと、ステライメージ5とのマッチングに問題があるように思われる。
ただし、Ken28さんのはそのような問題がなかった。ichさんのは、最初開けなかったがいつのまにか問題なく開けるようになった、それに比べて、私のは開けるのはむしろ例外的orzと、不思議であります。

そのほか、輝点ノイズと星像の位置関係が各コマで微妙にずれている(追尾精度の問題もありますが)。CCDシフト式の手振れ補正(もちろん撮影時はOFFなのですが)が関係しているのか?、という懸念もあります。

K10Dの画質的素質はいいものがあるのですが、天文用にはノイズが少ないことのほかに、ノイズが多少あっても処理しやすい、ということも大切です。この点では、ここまでの実験では、「使いやすい部類とはいえない」といわざるを得ません。
まだ、精進が足りないこともありますが・・・。

投稿: 豚磨 | 2007年10月11日 (木) 16:47

問題なく・・というには、サンプルが少ないのですが。(^^;
以前は何回撮っても全く受け付けてくれませんでした。
そういえば私の場合も、通常撮影の画像でもダメなときもありました。
原因不明というのは気分が悪いですね。私のもいつ再現するか分かりません。
最近は、K10Dでの星撮影はNR=ONで行うことが多いです。

投稿: ich | 2007年10月11日 (木) 23:06

>ich様

指定したダークファイルの画像サイズが、アクティブ画像のサイズと異なります。
というメッセージを出すこともあります。やっているうちに違うメッセージになったり、
不思議です。
色調も各社の現像ソフトと仕上がりが異なることがあります、とは明言していますし。
色調のほうは、RAWファイルを開くとき「現像なし」で仕上げると、だいぶマシになる感じです。
そうはいっても、私も、画像データのサンプルが少なすぎます(^^;)

投稿: 豚磨 | 2007年10月13日 (土) 19:03

ダークファイルの読み込みを少しまとめてテストしてみました。どうも、やはりあまり安定した傾向は無いように思えます。
TBが不調のようでダブってしまいました。削除をお願いします。m(__)m

投稿: ich | 2007年10月14日 (日) 08:56

>ich様

貴重な実験資料を拝見させていただきました。
ISO800で少し長めの露出ならいけそうですね。
直焦点で淡いものを狙うときは常識的な感度、時間ではおよそ使えそうです。
でも、できるできないの境界が明確でないこと、また、そういう制約はないほうがいいわけで、
(おそらくSI5側の)改善を望みたいところです。
TBの件はお気にせずに。

投稿: 豚磨 | 2007年10月15日 (月) 16:57

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