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2007年12月21日 (金)

飯盒炊爨・・・覚書

灯油ストーブで飯盒炊爨を試みる。
兵式飯盒が一般的だと思うが、炎が円形なので丸型飯盒のほうが均等に炊けるのでは、と漠然と考えて丸型を選択。

Hango

なるほど、これを見れば一発でうまくいくはず。

数回にわたって、やってみたのだが、おいしく炊くのはなかなか難しい。
以下、すべて2合での記録。

・まず、水の量:
ほとばす時間が1時間以上取れれば、水量線とおりでよさそう。
すぐ炊く場合は、水量線にあわせると、すこし炊けたご飯に芯が残ったorz

Rice1

次に、火加減。
よく「始めちょろちょろ中パッパ」というけど、ちょろちょろの時間はどのくらいとればよいのか。はじめちょろちょろに科学的根拠があるのか(笑)

すぐに強火にするよりは、最初の3分くらいは弱めの火で炊いたときのほうが柔らかめにふっくら炊き上がった気がするが、ほかの要因もあり、まだ結論が出せないでいる。

Rice3

吹きこぼれが始まるまでに、飯盒を火にかけて約10分。
ここからは、弱火にする。あまり弱くすると不安定になるので、それよりは強くする。
このストーブはわりと、その境界がはっきりしているようだ。
↓弱火状態。

Rice4

つまり、火力調節は割とうまくいくほうだ。(以前使ったコールマンのレギュラーガソリンも緊急的に使用可の、ホワイトガソリン燃料のストーブは、ケチってレギュラーガソリンを常用したせいもあるのか?、弱火にすると燃焼が不安定になって困った)
※2008・4・22追記
あまり弱火にしすぎないほうがよいようにおもわれる。とろ火ではなく、弱火の範囲で。
そのほうが、炊き上がりがしゃりっとする。
また、あまり弱火だと野外では失火しやすくなるし。


それから3分ほどで、ピチッ、ピチッという音が聞こえてくる。
「煮えたぎる音が小さくなり」とあるのだが、このストーブは燃焼音がシューシューと大きいので、あまり良くわからない。
ピチピチ音を聞き逃していつまでもやっていると焦げて、まずーい飯を食わなくてはならないorz
そこで火からおろして逆さにし、10分ほど蒸らせば出来上がり。

Rice5

・・・のはずだが、最後に落とし穴が待っている。

この逆さ状態の飯盒を起こしていきなり取っ手を持つと、まだ飯がふたのほうにあるので、これぞ正真正銘起き上がりこぼし状態になって、せっかくできた飯がぜーんぶ下へこぼれてしまうorz
この空しさは、経験したものでないとわからない(笑)。
大学で工業力学を習っても、だめなんだなー、こういうのは。早く飯食いてーという焦りには勝てない。とほほ。

いくつものorzを乗り越えて、この日の飯は、会心の作だった。

Rice6

ほとばす時間がなく、すぐ炊きたい場合でうまくいった時の記録。
・水の量は、水量線より1cmほど上まで入れる。
・最初の弱火は3分くらいでやってみた。
・吹きこぼれが始まるのに火をかけてから13分。(水が多いから、必然)
・火を弱めてからピチピチ音がするまでに6分。(水が多いから、必然)
時間がずいぶんかかったので、べちゃべちゃな飯になったかと一瞬思うのだが、これでちょうど良かった。
※2008・4・22追記
ほとばす時間がなくさらに高地2404mでは水量線+1cmでもまだわずかにしんが残る。今後の課題。

※スタート時水温、標高、バーナー種類、米銘柄でいろいろと変わると思います。

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コメント

独り者の頃は、当然ながら炊飯も日常的にやっていましたが、
最近はあまり機会がありません。
ご飯を炊くのもいろいろ要素があって、炊飯器でなく飯盒や
小さめの釜とかでやったら、趣味として楽しそうですね。

>最初は弱火で・・・
「ご飯の炊き方」を検索してみると、大抵は「強い火力で
沸騰するまでは一気に」となっていて、いわゆる「はじめ
チョロチョロ・・・」ではありませんでした。
いくつか見て行く中で、沸騰直後に一旦蓋を開けてかき混ぜる
というのがありました。この理由として、強火で炊いて行っ
た場合、米が底の方から固まってしまい、均等に炊けないと
いうことです。
最初に弱火で・・・というのはこの辺に関係がありそうです。

飯盒炊爨の場合、火力の問題もありますし、高度が高いと加熱
の具合も平地とは異なり、釜で炊く場合とは違うところも多い
とは思いますが。

投稿: ich | 2007年12月22日 (土) 04:43

>ich様

ライフラインから離れた原野で暖かいご飯を、というささやかな贅沢を味わいたいのですが、
まだ、うちの周りで炊いています(笑)

コメントいただいた後、もう一度今度は最初から強火で炊いてみました。
結果は・・・おいしく炊けました。
一方、初めちょろちょろの意義は、70℃付近をある程度長く保つことによって、米の甘みを引き出すことにある、と記述のあるものをみつけました。
10分程度で沸騰する程度が良いのだと。

これらを総合すると、このバーナーの火力は、最初から強火で炊いても、沸騰するまで10分程度かかるので、初めちょろちょろはなくても良い、ということになりそうです。

投稿: 豚磨 | 2007年12月23日 (日) 11:01

>70℃付近
あー、そうか、デンプンのアルファ化ですね。石焼いもと同じ。(笑)

新潟の実家では、私が家を出る頃まで籾殻を燃料に使うカマドでご飯を炊いていました。
籾殻全体に火が回るまでは弱火で、中間は強火、最後はおき火の余熱で蒸らし、と
「はじめチョロチョロ・・・」の火加減が自然に調節される優れものだったようです。
米も天日干しのコシヒカリでしたし、今から思うとすごい贅沢ですね。(笑)

投稿: ich | 2007年12月23日 (日) 22:30

>ich様

>デンプンのアルファ化・・・石焼いも
いままで、漫然と飯を食べたり、炊いても電気釜に任せきりだったので、今回、すごく勉強になりました。

籾殻燃料のかまど・・・これも理にかなった炊飯だったんですね。
これに天日干しのコシヒカリなら、もう鬼に金棒ですね。

投稿: 豚磨 | 2007年12月24日 (月) 22:17

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