« 体感&トークライブまでの道中 | トップページ | カノープスハント2008 »

2008年2月 4日 (月)

K20D雑感

K20Dとご対面。

Cut

会場の様子、トークの内容は的確にまとめられている方がPPにも複数いらっしゃいますので、割愛します。

Udx

ぶっちゃけ、感じたことをいくつか。

・K10DではADコンバーターが22bitだったのに。
これは、今回、一番突っ込まれたそうだ。
ノイズ、画質の最適なものを求めると14bitのものがマッチングがよかったそうだ。
通訳すると”22bitにしても、ほかのところの質的ボトルネックがあって、苦労があまり報われない。”ということでは。

・シャープネスは言語設定日本語でのデフォは-1
日本人の感性にあわせて、階調にゆとりを持たせるためにこうしてある。
後処理をしないのであれば、シャープネスは0ぐらいに上げたほうが、一般受けはいい。とのこと。

・シャッター音
K10Dより少しシャッキリ感が向上した。
対応にあたったPENTAXの人は、「ほかのお客様にもそういわれた。」と。
・・・しばし、ほかの係員に確認をしている。ほどなく回答。
「さすがに日ごろ使われているお客様! 実は数値的に表せるものではありませんが、確かに改良はなされています。」とのこと。
ただし、*istDほどではない。

・AF
まずK20+DA☆200/2.8
うほー、天体人的にも、よだれの出そうなレンズ。
ほとんど無音でピントがくるのはEOSを使っているような錯覚(笑)
ただし、このレンズでは一旦ピント位置をオーバーシュートしてから詰めてくる感じ。
でも従来のボディー駆動とは隔世の感あり。

K20D+DA☆300/4
これまた、よだれもの。
こちらのほうが200mmより一発でピントが来る感じ。

K200D+DA55-300
これは、今までどおりギュイーン、キュキュキュという感じ。
自分的には、まだ出ないが、参考出品はなされたが、DA☆60-250が第一希望。
このレンズは、早く出せ、とお叱りを受けているそうだ。尻をたたいて早く出すようにしているところです・・・だって。
でも、この55-300レンズ、ヨドバシAKIBAでは、お求め安い値段が付いていた。
運動会レンズは、現実的にはこっちになってしまうかな。

※あれ、K10Dとの比較にはなっていませんね。あまり変わっていないという評価が多いみたいです。

・画質
K20D+DA18-55Ⅱ(レンズは他にも選べた)でモデルさんを撮り エプソンプリンタにて出力サービス。
いつも山とか星とか電車しか撮っていない小生は、生身のモデルさんを目の前に、テンパッてしまって・・・カメラの詳細設定がどうだったかよく見ていなかった(笑)。
が、髪の毛の繊細な感じとか、色のノリとか、インクジェットプリンタ出力にもかかわらず(こういった一般撮影では)もはや銀塩じゃなくても充分にいい、と思った。
レンズ、カメラ、プリンタのOTFの相乗効果の結果なのですが、どれが悪くてもよい結果にならないわけだ。
ちなみにこのDA18-55ⅡはPENTAXの人もお勧めだそうで、「ぜひ試してください。」とのこと。レンズキットでは実質1万、赤字覚悟・・・と半分泣いていたように思えたけど。
実際、まずはこのレンズが欲しくなった(笑)

・ダークノイズ
ISO800、3分、長秒時NRオン、高感度NR弱で実験。
いっぱい列作って待っている人がいるのに、ペンタの人、ごめんなさい。
背面液晶のごみの写りこみと紛らわしいのですが、ヒストグラムすぐ左横の、球状星団のような黄色い粒粒ノイズが少し~けっこう気になる?程度はある。

N_800_3min

自分のK10Dで同じ条件↓では・・・ほとんど真っ黒である。ヒストグラムでもその差が現れている。

Dark_k10d

もっとも、会場のK20Dは握って熱を感じるほど熱かった(笑)
これは照明つきディスプレイ、白熱電球によるスポットライト、絶え間なく来る来客者によって通電しっぱなしのK20Dと、寒い雪の町をきた我がK10Dの撮像素子の温度が、同じ部屋だとはいえ、同じであったとは言いがたい。この分は差っぴく必要はあると思う。
ちなみに室内は裸同然のモデルさんが(寒いことによる)苦痛はない(油ギッシュなおぢさんによる苦痛はあったに違いない・・・笑)と思われる25℃程度だそうだ。
寒空ではどうなるか、試すには人柱になるしか・・・(^^;)

さらに、順番を付きなおして高感度NR強にして同様に実験してみたが(←しつこいなぁ)、ヒストグラムから判断するに、むしろ熱ノイズは多く感じられた。これは多分に、温度のせいかと思われる。
が、もちろん*istDシリーズよりは、はるかにマシである。
一方、一般撮影での高感度ノイズはISO感度にして一段、改善されたとのことである。

天文人的に気になるのは・・・
長秒時NRはオートとオンの切り替えである、という点。
 オート:条件をカメラが判断しNRを利かせる。おおむね8秒以上で働くとのこと。
 オン:0.3秒以上の長秒時では常にON。
ということは、多少のノイズは承知でかわりにテンポよく撮る、ということはできないわけだ。

・Hα感受性(参考実験)
フィルターなしで適正露出(ISO100で1/125 F8) にマニュアルで露出を固定しR64フィルターをかけて会場の照明を撮ってみた。↓はK10Dのもの。

H_alpha

K20Dではどうだったかと言うと、背面液晶で見比べる限り、蛍光灯は同じ程度、白熱電球はK20Dの方が明らかに明るく写っていた。Hαに関しては、K10Dより良く写る可能性がある。
ただし、背面液晶モニタの明るさやコントラストにもよるので、断言はできない。

・ライブビュー
手振れ補正の実感がわくのは面白い。
拡大もできる。が、×8まで。拡大すると結構、モザイクをかけたように荒っぽく見える。
それでも、天体関係でピント位置を出すのには有効のように思える。
ライブビューの連続は3分まで。これは意外と長く、実用的だ。

・高速連写
何に使うかはおくとして、面白い。
スポーツのフォームの研究や、研究室での過渡現象の記録に有効かも。(学生のときは、そういう研究室にいた)

※2・4追加:
・Dレンジ拡大。
他社のは、けっこうわざとらしい作例が多くて、だからあまり興味もなかった。

K20Dのは、一見して微妙な利き具合だが、自然な感じで、これは使えると思った。
CMOSからの情報を、所定感度までアップしたものと、その1/2までしかアップしないものと両方つくり、スデライメージのデジタル現像のような演算処理しているのか?
ここは言えませんと口が堅かった。
レンジは意図するときには狭くしたほうがいい場合もあるので、(広いと眠くなる)、常時ONではなく、選べるようにしてある、とのこと。

・古いレンズとの相性
これは、実写での比較はできなかった。原理的には、いいらしい。
だけれど、今日はM40/2.8を持って行ったけれど、DA18-55Ⅱのシャープさをみると、きちんとした描写を求めるならば、新しいレンズのほうがいいような気がした。ようやくそう思うようになった。

新レンズにもさわれて、PENTAXにも活気が戻ってきたのは、喜ばしいことだ。
NやCをぶら下げている人もいたが、冷やかしかもしれないが、そういう人たちにもちょっと気にさせるインパクトはありそうだ。

あっ、K200Dのインプレがありませんが・・・ファインダーを覗いたときの視野角が小さいのと、個人的には、山や花や人のアイコンのあるあのダイヤルが好きになれない(というか(具体的に機械が何を考えているのかわかりにくい)ので興味がわきませんでした。
m(_ _)m

その点、K20Dのカスタムイメージはカラーチャートが示され、何がどういう風にいじってあるのかがわかるので使えそうだ。

一般撮影においては、K20Dは一段と高画質になったと言ってよいと思う。
天体用には・・・。第一作目のCMOS、調教に苦労のあとが感じられるが、天文誌でのレポートを待とう。
個人的には、今回はまずは、レンズの増備かな。

|

« 体感&トークライブまでの道中 | トップページ | カノープスハント2008 »

コメント

前日も出かけた方のレポートを読むと、雪のおかげで多少は入場者数にも
影響があったようで、長秒時NRのテストには良かったかもしれませんね。(^^

>長秒時NRはオートとオンの切り替え
これは、PENTAXの発表でもそうなっていたので私も同様の感想を持ったの
ですが・・・微妙ですね。天体撮影では、最低でも30秒は開けるので、ほぼ
必ずNRが入ることになります。もっとも、コンポジットの必要が無い位に
低ノイズの出力が得られればどうか、ということもありますが。

うーん、やっぱり当面のお布施の対象はレンズでしょうか。

投稿: ich | 2008年2月 4日 (月) 05:09

>ich様

午前11時ごろは、比較的すいていました。
ですから、ダークノイズ実験も敢行しました(^^;)
昼食をはさんでもう一度会場に行ってみると、もう黒山の人だかりでした。
あたる人によって、けっこう商品知識に差があって、並びなおしたりもしました(笑)

NRも強制ONは待たされることが難点です。
待たされても、きれいに消えるなら望みはあります。
同じダークを引くでも、ノイズのほうもコンポジットするほうがいいらしいし。
待たされてあげくきれいに消えないのは御免ですが。
自分としては、寒空できれいにノイズが取れ、Hαがある程度よく写るようなら、ぐらっときそうな予感がします。
・・・
でも、やっぱりレンズが先かな。
レンズは1年や2年では陳腐化しないし。
もっとも、☆レンズはK20Dが楽に買えてしまいます。
f(+_+)☆\(-_-#)バキッ

投稿: 豚磨 | 2008年2月 4日 (月) 19:11

当分は傍観せざるを得ない状況なのですが、レポート提供ありがとうございます。
資金微蓄の励み?になります。
長時間露光時のNR-on作動については、所有のK10Dとペアにして交互露光にすれば..
と一瞬思いましたが、(考えれば)やはり無駄ですね。(笑)
NR-offにする隠しコマンドはないのでしょうかねぇ..

投稿: ken28 | 2008年2月 4日 (月) 20:18

>ken28様

長秒時の強制NR-on・・・これは、いずれファームウェアで改善して欲しいですね。
オフ、オート、オンが選べるように。
そのうち、やってくれるといいのですが。

投稿: 豚磨 | 2008年2月 4日 (月) 22:46

レポートありがとうございました。

おかげさまで、K10Dを買わずにすみそうです。
といっても、K20Dをすぐ買うわけではありませんが・・・。

投稿: でぱいゆ | 2008年2月 5日 (火) 23:29

>でばいゆ様

おお、K20Dいきますか!
高精細かつ、低ノイズ、そして、低消費電力なだけでも進化を感じます。
K10Dで弱点とされた高感度ノイズも、K20Dでは
大伸ばしされた夜景の作例はISO800なら充分見れるし、高感度フィルムの粒子の荒れを
思えばISO1600も許容してもよさそうでした。
長秒時にはNR Offがないことも含め、ちょっと疑問符が付くかな、と言うところです。
カタログではかすかに記載があるだけのファインシャープネスや、
自然な効き目のDレンジ拡大、カスタムイメージなどのきめ細かな気配りは買いと思いました。
私自身は67魚眼という出費をしてしまいましたので、購買能力の回復を図りつつ少し待ってみます(笑)

投稿: 豚磨 | 2008年2月 7日 (木) 20:16

*istDSの場合、ノイズは、ISO800でもどうかなあって感じですから、K20Dは期待できそうですね。
長秒時NR Offは、きっと次のファームUpで対応してくれるでしょう。

CMOSになって、斜めからの入射光も受光できるようになったそうで、旧レンズのクセ(いわゆるレンズの味)がより如実に現れることを期待しています。

投稿: でぱいゆ | 2008年2月10日 (日) 10:31

>でばいゆ様

根本的なCMOSの構造的改良は評価できますね。
厚みのある受光体を斜めに入射することで生じていた周辺画質の悪化が、とかく古い設計のレンズのせいにされてきた感があります。設計が古くても、よいレンズはよいのでありますが。
受光素子の都合のようなものが排除されて、本来のレンズの特性、味が見えてくるまで改善されてくるといいですね。

長秒時NR Offは最近はC社のD40あたりでもオートとオンなのですね。
商品イメージを誤解されるような画像を出力したくない、といった事情もあると思われます。

投稿: 豚磨 | 2008年2月11日 (月) 11:41

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: K20D雑感:

« 体感&トークライブまでの道中 | トップページ | カノープスハント2008 »