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2008年3月16日 (日)

調律(2)

観音カメラは拝んでみたけど、野球、ミニバス会費、その間にもお金は目減り・・・
子どもには将来がある。オトーサンの趣味は二の次以下なことは自明。
今回は、観音は拝むだけになりそうだ(笑)

ところで、調律。

1オクターブで周波数はちょうど2倍。
ピアノはこの間の12音階を「平均律」で割り振る。
周波数の比が、どの音階間も 2の1/12乗=1.059463・・・倍になるようにするそうだ。
無理数で割り切れない。だから、どこの和音を出しても、なんとなくすっきり行かないかわりに、移調しても崩れないし、どこの和音を使っても、平均に痛み分けするわけだ。

だから、たとえば、ドミソの和音がちょうどうなり無く・・・周波数を整数比で・・・すっきり聞こえるように調整すると、ほかの音階とは、間隔がそろわなくなるわけだ。
やっとわかった。実は、ドミソの和音の曲がきれいに聞こえるように音階を作ってしまったのだ。
ドミソは「きれい」。だが、シレソは「イモ臭い」となるわけだ。

A3・・・時報の低いほうのさらに1オクターブ下の「ラ」・・・をもとに、平均律で調律するにはどうしたらいいか。

Heikin_unari

例えばA3とD4の音を同時に弾くと、基本の周波数は74Hzも違い、うなりとしては検知できない。
そこで、倍音成分に注目すると、
A3の4倍調波  880Hz
D4の3倍調波 880.9943Hz
となり、その差は0.9943Hz、1秒に約1回、メトロノームでは毎分60拍のゆっくりしたうなりとなるわけだ。

問題は、そんな倍音成分を「我が耳が聞き分けられるか。」だ。
風邪っぽくて、耳鳴りがするし、耳をすませばカントリーロードが聞こえるし(やや嘘)

ちょっと試すと・・・うわん、うわんと聞こえる。ピアノはもともと倍音成分は豊富で、特に低音部は倍音が優勢なほどだから、不可能ではなさそうだ。

A3をもとにD4
D4をもとにG3
・・・

4度の和音は完全4度よりやや広く、
5度のそれは完全5度よりやや狭く、
決めていくことが、周波数をながめるとわかる。

音階の決まった音に対し、次の調整される音はいつもうなり無しより常にわずかに張力を高くしてうなりを作ることになる。

全部をまとめてみると、

Onkai_tukuri

うなりの音を聞きながら繰り返せば、基本1オクターブ分の音階が出来上がり。
それを高音、低音へオクターブずつ拡張すればいい。
だが、最低音域ははより低音に、最高音域はより高音にさじかげんするのだそうだ。
この辺はもう、プロの域だ。

理論はわかった。からといって、調律師になれたわけでは、もちろんないが。
ともあれやってみることにしよう。
(もちろん、自己責任で。貧乏人が、さらなる貧乏=遭難=を覚悟でしています。プロに頼んだほうが安全確実です。あしからず)

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コメント

純正律と平均律ですか。音楽の深淵といった領域ですね・・・。
豚磨さんは、すごく耳が良いと思います(^^)b。

投稿: Legin | 2008年3月16日 (日) 14:46

>Legin様

いざ作業に取り掛かると・・・
うなりが聞こえなくなるという調整ですむのなら比較的簡単です。が、いっぱい響いている基音、倍音成分のうちどれが目的のうなりか聞き分けてあえてうなりを作り出しうなりの速さまで調整するとは・・・、ほとほと苦労しました(汗)
また比較的感知しやすい和音のところと、さっぱりわからない和音とがあって、耳鳴りがします(笑)
なかなか深淵です。。。

投稿: 豚磨 | 2008年3月16日 (日) 22:25

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