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2008年9月 4日 (木)

KissFのダークノイズ

 初代キスデジの頃は、長秒時における低ノイズは(印象としては圧倒的に)キヤノン優位だったけど、最近それほどでもないような気がする。
 そこでダークノイズをKissD、K10Dと比べてみた。
 といっても、このなかで今手元にあるのはKissFだけなのだけどorz

条件:ISO1600、約6分の長秒時露出におけるダークノイズを観察。
KissD、K10DはJPEG、標準設定、同一日。室温約28℃。
KissFはRAWで撮影、そのまま調整を加えずDPPでJPEGに変換。室温は28℃よりやや涼しい。(アバウトですみません。)

強調しないときの画像。
↓KissD  377sec

Dark_k16_377


↓K10D(NR OFF)  358sec

Dark_pk1016


↓KissF (長秒時NR OFF、高感度NR OFF) 315sec

Dark_kissf_off315


↓KissF(長秒時NR ON、高感度NR OFF)  312sec

Dark_kissf_on312


↓※KissF(長秒時NR ON、高感度NR ON) 358sec

Dark_kfonon358

上記同一画像を、レベル補正で強調した画像。(右のスライダーを255から100になるように移動)
↓KissD

Dark_kiss_enf

↓K10D

Darkk10_enf

↓KissF(長秒時NR OFF、高感度NR OFF)

Dark_kissf_offenf

↓KissF (長秒時NR ON、高感度NR OFF)

Dark_kissf_onenf

※↓KissF(長秒時NR ON、高感度NR ON)

Dark_kf_onon

タイマーが原始的な(笑)ゼンマイ式キッチンタイマーなるがゆえに、露出時間に統一性がなくKissFに若干有利な条件となってしまったが・・・。

一長一短があるようです。

・K10Dは部分的な熱カブリが強く出ていて惜しいのですが、そうでないところは一番清涼です。但し、後処理によってのノイズ低減がやりにくいタイプでもあります。

・KissDも部分的熱カブリがあるし、ざらざらもやや目立ちます。熱カブリの位置が右端にとどまっているので、トリミングすればごまかせますが。ちょっとノイズの多い個体だったかも知れません。

・KissFのダーク画像をモニターで見た瞬間の印象は「orz 」
長秒時NR OFF、高感度NR OFFでは、ざらつきは、けっこう目立ちます。
長秒時NR ONだとざらつきはきめが細かくなりますが、赤チャンネルのノイズが相対的に強くなる感じがあります。
まだやってみない高感度NR ONでどう変わるのかは興味がありますが・・・。
ただ、部分的熱カブリは認められず、画像処理はしやすいのではないか、という期待はあります。
※高感度NRもONの画像を追加しました。
細かいざらつきはぐっと減って清涼になりましたが、左端に熱カブリが出てしまいました。

低ノイズはキヤノンだけのものではなくなりつつある、むしろキヤノンはちょっと手を抜いているのか、そんな印象です。
もっとも、ノイズだけ見て評価するのは愚の骨頂なのでしょう。S/Nで見るべきでしょう。そこにある絵がどれだけスポイルさせずに、ノイズを処理しているかという・・・。

ノイズばっかり撮っていないで写真撮れや、ということですねm(_ _)m

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コメント

Cは(所有の初代キスデジ、EOS20D、DXの3台だけでの話ですが)
熱かぶりは少ないがピクセルノイズは並み、という印象があります。

一方、所有のN(D70とD50)とP(K10Dと*istDS2)は、熱かぶりが気になる印象。

で、CやN、Oは撮影後にダーク画像を引くことで、実用上気にならないレベルにノイズ除去できる。
対して、
Pだけは、ノイズの出方が不安定なのか、ダーク減算しても除去しきれない感じがする。
↑これが、星屋としてはちょっと困るというわけです。

ただ、(Pのような)不安定ノイズも完全除去とは言わないでも実用レベルで簡単に除去できれば自分的にはOKです。

#性格的に、CやNのデジ一眼を使う人が多いほどこっそりCとNを使い、人前ではPやOを持ち歩きたいクチです。(笑)

投稿: Ken28 | 2008年9月 4日 (木) 19:50

ノイズに関しては、SEOさんのところで同じ機種でもずいぶん個体差がある
ことが分かって、
ちょっと意外な印象を受けました。
だからこそ、D3やD700のような「特別」な機種には心惹かれるわけですが。(笑)

天体用のK20D、ノイズの少ない個体を選別して改造・・・なんてことはないでしょうね。(^^;

投稿: ich | 2008年9月 4日 (木) 21:49

>Ken28様

各社、ノイズの出方に特徴があるわけですね。
4社を現に使っている方の見解は、重みがあります。
Pの*istDシリーズは、残念ながら長秒時のノイズは他社に比べて明らかに多く、天文には不向きといわざるを得ませんでした。
比較してキヤノン各機種、ニコンD50の低ノイズはうらやましかった。
K10Dになってようやく、真っ赤にならない長秒時、これに狂喜しました。が、後処理しずらいのが確かに困り者です。
カメラでの撮影時NRすればいいのですが。
KissFは、(私の個体は?)NROFFではうーんピクセルノイズ多めです。
撮影時NRONにすると、待たされた挙句なぜか熱カブリが出るようになるし。
困ったことに、私のステライメージではいまのところKissFのRAWデータは受け付けないので、NR後処理できないしorz

>ich様

個体ごとのばらつき・・・半導体にはありがちですね。
自作トランジスタアンプを作るようなときも、何十個かトランジスタを買ってきて、いいのを選別しました。
DSLR、安く値切るとノイズ的に、はずれが来る??・・・そんな選別はしていないでしょうけれど(笑)。
*istDシリーズのときに感じた、観音のオーラは今はあまり感じない。
D3とD700はやはりノイズについては別格ですね。

天体用K20D・・・どうしているのでしょうか。
ある程度数を作ってきて、撮像素子が安定してきたのでしょうか。
デバイスに何らかの改良があったのでしょうか。
画像処理が良くなったのでしょうか。
選別方式でも、結果的に星がきれいに写ればウエルカムですが(笑)

投稿: 豚磨 | 2008年9月 5日 (金) 06:50

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