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2008年10月30日 (木)

山に赤道儀決行の日(その2)

 高見石小屋、オーナーが天体に造詣が深い。

Yama_books

 今回は直接お話しすることは出来なかったが、蔵書を見ただけでもうかがい知れる。
「星雲・星団ガイドブック」は、私がこの趣味に入り込んだ原風景。
久しぶりにページをまくると、いやはや、なんと懐かしい。103aEフィルムが全盛のころで、解説が詳しく載っている。

 いくつか、話を聞く。
 前日10/27は真冬日、降雪もあったそうだ。
 クマは、”地場産”のクマはいないらしい。ただし迷い熊はたまには出るらしいが。
油断は出来ないが、ちょっと安心。奥秩父山系には、冬眠をしない熊もいるようで。・・・御座山のときはちょっと不安。
 また、ここは通年営業ですが、R299が冬季閉鎖になるわけで・・・。渋の湯から入山するそうです。ちょっとアクセスは大変かな。

 いざ、出陣。

 完全防備で、と着替えの最中、致命的な忘れ物に気づく。防寒上着(上)がない。
仕方がないから、使い捨てカイロをありったけ埋め込んで、雨合羽を上にまとい出陣。 

さて、表へ出ると。
 あれー、くもりがち。「なんの、一時的なもの。」と思い直し、溶岩の岩を登る。
雲が切れると、さすがに極上の星。
岩を登りきり東方を眺めると、意外な光景があった。

Takami_east

KissF/smc PENTAX-DA FISH-EYE 1:3.5-4.5 10-17mm ED[IF]17mm、開放 AvAUTO任せISO400 15sec   (10/28 20:22)

 見晴らしが良すぎて佐久の明かりはもちろん、遠く関東平野(おそらく藤岡、高崎方面)の夜景まで見えてしまう。大気の吸収で、黄色っぽく見えている。
 これにはびっくり。
 また、野辺山方面も明るい。逆に、西側は上質の暗さ。
 残念ながら、ここも星見に理想とはいえない。むしろ大河原峠のほうが、山筋が街明かりを遮光する感じ。もっとも、雲のない日なら別の印象になるかもしれないが。
 むしろ、ここでは人工光と星とのコラボをうまく演出できたら、と。ま、これも夜来てみないとわからないことだ。

 明かりを避けて、やや低いところに赤道儀をセットしていると・・・
雲が被うようになってきたorz
長時間の露出はムリ。やってみたが真っ白になるだけ。

Takami_ex1

カメラ、レンズは同じ。広角端10mm ISO400 21:35から240sec 追尾あり


いくら待っても雲は切れそうになかった。労力と小屋代がかかっているというのに(笑)
再度上のほうまで上り、星景風に。

Takami_ex2

10mm端開放、ISO400 21:46から183sec 追尾あり。

Takami_kotei

21:56から144sec 固定法

ロクナナでも撮ったけど、今回は、この画像を超えるとも思えない。
とまあ、肝心な星空はボーズに近かったが、最初からうまくいくわけもない。
経験値を積んでいくしかないだろう、とポジティブに(苦笑)

一番の課題は、機材の軽量化。

Equipment_yama

SPACEBOY、オリジナル三脚、ASAHI  PENTAX  6×7 と魚眼、電池・ヒーター類、KissF、あと通常の山用品。

 一台に絞るなら今のところロクナナ。飽きっぽい自分の性格の中で、幾シーズン寒空をともにしている。作品が出来るたび、絆は強くなっていく。
 予備機にKissF。赤道儀動作不良の発見など、”即日開票”できる軽いDSLRは欲しい。
昼間の画像は使い慣れているせいもあるのか、PENTAXのDSLRのほうがいい色が出ると思うこともあるのだが、2台持つのも重いので、夜も使うとなると(残念ながら)いまのところC。
これをメインに据えられれば、カメラもレンズも、そして赤道儀も軽量化できるのだが。
天体改造用にもう一台KissFを導入しようか・・・。K-mでないのが残念であるが。

Orz_zack

下山時はヘロヘロ。
ザックも、それを担う人間もorz体勢であったが(笑)、いろいろな意味で収穫はあった。

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コメント

お疲れさまでした。
満足されたとは言えないかも知れませんが、
いろいろ収穫はあったようですね。

私も今のところ「C」は夜の記号です。(笑)

投稿: ich | 2008年10月30日 (木) 12:54


お疲れ様でした
これもその時の作品であることには変わりなく
明かりによって照らされた筋状の雲が印象的です

このブログ写真の大きさならば
183sec 追尾あり
144sec 固定法
ぱっと見では違いがわかりずらいですね
自分は下の方法でしか撮れませんが、
やはり地がしっかりしている
固定方のほうが好みではあります

投稿: baja | 2008年10月30日 (木) 13:23

山用自炊具だけでなく、スペースボーイ赤道儀にロクナナ、デジ一眼、その他一式担ぎ上げとは..並大抵のことではありません。
#天体への情熱だけでなく山行に対する熱意も無いと..(敬服)
ともあれ、せっかくの星見登山行でしたのに、雲に阻まれて残念でしたね。

>一台に絞るなら今のところロクナナ
ここ1年余り、銀塩からすっかり足が遠のいていました。(汗)
#しかも、体力使わないクルマ移動なのに..(猛省)

投稿: Ken28 | 2008年10月30日 (木) 21:50

>ich様

なんとか自力で機材を担ぎ上げるめどがついたのは収穫でした。
山小屋の夜も素敵でした。
肝心の作品は、また今度(笑)

>「C」は夜の記号

ノイズももはや最上とはいえないものの、安心感はあります。
C-MOSによる省電力は大きなポイントです。
そして、ライブビューの拡大機能によるピント出しも、他社レンズを使うとき便利です。
まあ、お金に糸目をつけなければFXフォーマットという考えも浮かびますが。。。

>baja様

夜勤明けで、防寒着がなくて、粘りが出ませんでした。
もしかしたら、夜中に素晴らしく晴れていたかも。
まあ、雲の流れも不思議な雰囲気ではあります。

追尾も固定ももっと長く時間をかけたいところです。
特に固定は最低15分ぐらいはかけたいところです。
雲が光って、明るすぎてダメでした。
固定では、比較明という方法で画像処理する方法もあったなあ、と下山してから思いつきましたが。
風景に重きがある場合は、固定法・・・星景写真となります。これなら赤道儀は要りませんし。

>Ken28様

実は、ザックを担いだ瞬間に、意気地がくじけました(笑)
シェルパははるかに重い荷物を担ぎ上げるのだし。
もし相方と登山して負傷すれば、おんぶして下山しなければならないし。
その重さに比べたら、まだましかと言い聞かせながら。

天気はどうにもなりません。
筋状の雲からは、細かい何かが降りかかってきたようにも思います。
実際、翌日午後には細かい氷のようなものがぱらぱらと。

ロクナナ(E200フィルム)の写りがDSLRで出来たら、早速軽量システムを構築したいです。

投稿: 豚磨 | 2008年10月30日 (木) 23:07

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