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2008年10月 5日 (日)

天狗岳

 中学校でいった登山コースのうち、天狗岳に行ってみた。(10/2登山記)

Yatu_s_ind

 このコマのみKissF、他はOptioW60で撮影

 当時(33年前・・・笑)の記憶はなぜか、だいぶ歩いた後、背後に見た白駒の池と、天狗岳通過中に見た水平に走る稲妻と雷鳴のみ。
オーレン小屋に着いたとたんに降り出した大粒の雨。
二日目は、硫黄岳の頂上からみた赤岳、そして硫黄の爆裂火口の脇を降りる光景。
そして、夏沢峠からは小雨の中をひたすらとぼとぼと延々と歩いた記憶。稲子湯という地名。
途中記憶がないのは、あまり天気がよくなかったせいなのかも。

青春時代を発掘しに、一部同じコースをたどってみることにした。

 稲子湯から少し行った、ミドリ池入り口に車を止めた。
ここは標高1600mあるかないか。
天狗岳2646mには自力で1000m以上標高をかせがねば。
9:33駐車場発。寝坊して出発が遅すぎた。

Tengu1

ここから、ミドリ池までは、およそ標準で2時間。
一箇所、コースがスイッチバックのようになっていて、ぼーっと考え事をしながら分岐をまっすぐ進むとコースを外れてしまうところがあった。

あれー、中学のとき歩いた記憶が全然ない道だ。それにしても、なぜほとんど記憶にないのだろう・・・などと考えながら歩いていたら、現に迷った(笑)。
道に迷うと、

なんとなく心細くなる。
コーステープをそういえばしばらく見ていない。
などの自覚症状が出る。

このような時は、速やかに引き返すべきである。
これによるタイムロスはおよそ15分ぐらいか。
さいわい、この点では去年のプチ道迷いですこし賢くなっていた。
コースにもどりしばらくいくと、意外なものに出くわした。

Tengu2

森林鉄道跡だ。
中学生のときも「てっちゃん」だったから(笑)、こんな道を通れば覚えているはずである。
やっぱりあのときは別ルートだったらしい。
遊戯電車ほどのレールだったが、こいつが現役だった頃に思いを馳せる。
それにしても、鉄道でこんな急斜面いけるのだろうか、と不思議になる。
けっこうしぶとく鉄道跡は付いて回った。
ミドリ池到着は11:17分。

Midori_l2

この池は、大月川泥流の窪地だという。
今日の目標、天狗岳が見える。東麓はかなり崩壊が進んでいる。
ここから、10分ぐらい歩くと分岐があり、右の道、中山峠に向かう。
分岐をしばらくすぎるあたりまで、鉄道跡は残っていた。

さて、勾配は一段ときつくなる。

Nakayama_p

ようやく12:36、中山峠に到着。
ここからは八ヶ岳連邦の稜線に出る。
日影には霜柱があった。

稜線へ出て10分ぐらい歩いた地点からみた天狗岳。
左が東天狗、右が西天狗。

Tengu_both

中山峠から稜線を40分ほど、いよいよ天狗岳に向かって高度を上げていく途中、北方を振り返る。
天狗岳付近から流れ出した溶岩塊が見える。
「天狗の奥庭」と呼ばれる。
そのくぼみに、スリバチ池とよばれる池が見える。

Okuniwa

少し東に視線を遣ると、中山の山腹が地すべりを起こしたような地形の稲子岳が見える。

Inagodake

 中山峠からほぼ一時間、東天狗の頂上に到着。
インスタントコーヒーとチキンラーメンで遅めの昼飯。
 
 寝坊したせいで、日程がややタイト。
日暮れが早くなってきたので、あまりゆっくり出来ない。
日没後は、一人では歩きたくない。

Peak_tengu

ここまできて西天狗に行かない手はないのであるが・・・時間がないので省略。
日程に余裕があれば、オーレン小屋に泊っていきたかったのであるが。

Iou

↑頂上から眺める硫黄岳。

 33年前の学校登山、硫黄岳下山中のほのかな記憶。
当時、自分は近視が進み始め、やむを得ずかけだしたHOYAの眼鏡。
すると、ひそかにこちらからだけ一方的に想いをいだいていた、ある女子から「眼鏡を貸してほしい。」と。彼女も近視進行中だったのだ。
もちろん「はい、どうぞ!」と答えた。
「彼女のお役に立てるのなら本望だ。」と、ぼやけた硫黄岳の爆裂火口を見ながら下ったあの日。
今だったら、あこがれの女優に「今日一日ごいっしょしませんか。」と声をかけられたくらいのインパクトがあった。
どうりで、ほかの途中のことが記憶から飛んでいるわけだ(爆)

(なお、その後の進展はまったくなかったし、妻ともまったく関係がない)

そういえば、息子がちょうどあのときの自分と同じ年なのであるが・・・。
異性への関心・・・全然なさそうだ(笑)
そう見せているだけかもしれないが。


さて、いい加減下山を開始せねば。ホヤホヤした思い出に浸っていないで、足元注意でお願いします。

Tengu_sside

白砂新道を足早に抜けて、ミドリ池付近の分岐で行きの道と合流。
もとの駐車場には17:38。夕闇がせまっていた。
ちょっとアプローチが長いコースだ。
無謀登山のそしりをまぬがれない日程だった。
今の季節、もっと早く出るか、一泊して翌日硫黄岳がいい。

そういえば、学校登山後、はるか硫黄岳を見つめてばかりいる自分がいた。
息子には、同じ間違いはしてもらいたくない。
ダメモトでアタックせよと(爆)

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コメント

なんか いいな。
いつの間にか遠ーい ところに来ちゃった。

投稿: 極楽蜻蛉 | 2008年10月 5日 (日) 23:58

>極楽蜻蛉様

そして、いつのまにか年をとってしまった(笑)

投稿: 豚磨 | 2008年10月 6日 (月) 16:42

10/2いい天気でしたねー。
私はちょうどその頃はぬかるんだ田んぼで稲刈り機にしがみついておりました。

我が田んぼからも夏沢、中山両峠を拝んでおりましたが、そちらからの当日の
遠望の浅間や、横からの蓼科の写真、そして主峰赤岳の写真、私もウン十年前
の八ヶ岳登山(地元では中学2年での体験ですね)を思い出しました。

そしてなんとも青いエピソードにこちらまで甘酸っぱくなりました 笑

投稿: baja | 2008年10月 6日 (月) 19:04

山も色づき始めましたね。
(クマ公も冬眠に備えて一番食べる時期かと..)
信州(御地)では、クマ公は出没しないのでしょうか?

子供の頃~10年程前(クマ事件前)までは、秋の遠足は地元の山歩きと決まっていましたが、クマ出没の危険から取り止めにする学校が多くなっています。
しかも、学校側は実施したいが、周囲のクレーム電話で中止になるケースが多いと聞きます。
 ↑
自分的には、クマよりもハチとの遭遇がよほど危ない気がします。
#また、大勢の子供が黙々と山歩きするとは到底思えないのだが..

何はともあれ、御地でもクマ出没の可能性が少しでもあるようでしたら、単独行ではクマ除け鈴なり、携帯ラジオなり、騒がしく山へお入りになることをお勧めします。

投稿: Ken28 | 2008年10月 6日 (月) 19:34

>baja様

稲刈り、ご苦労様です。
1コマ目は、臼田のあたりですが、稲刈りがちょうど行われていました。
地元の中学では、最近は八ヶ岳はやめて、湯の丸あたりを登るようです。
運動部所属は、コースが長いとか。

>なんとも青い

あまりにも うぶ だった。
あしたがあるさ、の歌詞みたい。
いつもいつも、おぢさんの回想録ですみません(^^;)。

>Ken28様

そっと標高の高いところから紅葉が降りてきています。

>クマ公
つい数日前も「こちらは広報小諸です。山間地域でクマの目撃情報が多数寄せられています。
農作業の際は、ラジオを鳴らすなど注意してください。。。」
と有線で放送していました。

遭難の統計パーセンテージとしては、クマによるものは少ないですが、他の遭難と違って、自分の努力だけでは避けがたい場面も想像できます。
一応、鈴はつけています。が、万全ではないとは思います。
軌道跡では電車の走行音を発しながら歩きました(爆)
日暮れ後歩きたくないのは、クマとの遭遇を恐れてのことです。
保険のつもりで熊よけスプレーを携帯しようかな。
なるべく大勢の通るコースを選べば、危険性は少なくなるとは思います。
稜線では、韓国語を話すおばちゃん達でにぎやかでした。

クマ事件・・・あったのですね。夜間の星見にも、ちょっとクマの恐怖が片隅にあります。

投稿: 豚磨 | 2008年10月 6日 (月) 21:38

今朝の地元新聞で、山菜取りをしていた人が体調1m余のクマに襲われ怪我..と出ていました。
(ちょっと小さいクマ公だったから大怪我にならずに済んだようです)

クマも夜間寝ているようなので深夜は心配なさそうです。
怖いのは日中~夕方、早朝です。昼は、山で不意に出くわした時が危ない。
クマ騒動勃発の年の場合は、早朝の薄暗いうちに餌を求めて山から谷間や川伝いに平野部へ降りてきて、そのうち明るくなってしまい、クマも戻り道を失って隠れ場所が無くなったことが原因。
(しまいには当地特産の渋柿まで漁りにきた)
人の方も、まさか自分の家(納屋)の影にクマがいるとは予想だにしていなかったので、事が起きた。という状況です。
>クマ事件
先月は(全国版ニュースにも紹介されましたが)山間の民家に巣くった蜂の巣を狙ってクマが家の壁を破って屋根裏に進入..という事件がありました。

投稿: Ken28 | 2008年10月 7日 (火) 18:08

>Ken28様

具体的なクマによる被害の事例を聞くと、やはり怖くなりますね。
美しい風景、星空も命あってのものですからね。
気象遭難や道迷い遭難は本を読んでみたのですが、クマについても学習したほうがよさそうです。(怖)

投稿: 豚磨 | 2008年10月 8日 (水) 07:56

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