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2008年12月 4日 (木)

観望会

 12/3夕方、某小学校で観望会。対象は4年生。
なんと、今年は私が”講師”になってしまった(笑)

Kanbou1

 担当の先生方とも打ち合わせをしたのですが、4年生を相手に、どのくらいのお話をすればいいかは、自分としては使ったことのない脳みそだ(笑)。

・夏の大三角
・北極星の見つけ方
・ペガススの四辺形

 スケッチブックにこれらの絵を描いておいて、見せながら実物と対比してみたところ、わかりやすかったようだ。
 ただ、カシオペア座から北極星を見つける方法は、ちょっとてこずったかな。本当は北斗七星のほうがわかりやすいけど、山にかくれて使えないのだ。

 望遠鏡による観望は、
「ガリレオが初めて望遠鏡を天体観測に用いてから来年でちょうど400年です。」
そのとき発見した木星の4つの衛星をガリレオの4大衛星といいます。きょうも望遠鏡でそれが見えます。

・月:クレーター、地球照がきれい  PENTAX75SDHF   55×にて
・金星:半月状にみえる  MT160  142×にて
・木星:本体の縞、ガリレオの4大衛星   FC60  40×にて
・二重星:アルビレオ(Cyg β)   PENTAX75SDHF  55×にて
・すばる(M45) FC60  20×にて

 子供たちは、月をいちばん喜んだように思う。特に、地球照を見せてあげられたのは良かった。アルビレオの二重星の色の対比を「きれいだー。」と感動する子もいた。
 (75SDHFはコーティングや仕上げのよさで、色が鮮明に見える光学系だと思う。)
 金星は半月形に見えるだけなので、自分自身はあまり面白くなかったのだが、熱心にスケッチを取る子もいて感心だった。
 どうせなら、木星をMT160で倍率を上げて見せてあげればよかった。

締めとしては、
質問形式で、
・一年は何日ですか。おおかた365日と回答。が、中には366日のときがある、と意見を言えた子もいた。でも、その4年に一度の”うるう年”を省略することもたまーにあるんだ。
・1分は何秒ですか。全員60秒と回答。もちろん正解です。が、2009年1月1日8h59mから9h00mまでは61秒・・・うるう秒に触れると驚いていたようす。

 こういう調整をしないと12月にプールやったり、お昼のチャイムのときまだ太陽が東の空低い、なんてことになる。といったら、えー?ヾ(.;.;゚Д゚)ノと反応がありました。

・10月7日の小惑星の地球への衝突を取り上げた。
地道な観測から事前に発見され、予測された衝突だったこと。事前に予測できれば、被害を最小限に食い止められるのだよ、と。

・カノープスに挑戦しよう。難易度大だけど、このあたりでは観測可能(おやじギャグ)見た人は長生きするという言い伝えがあるよ。「へーぇ、ながいきね~。」

 見てきれいだな、ももちろんいいけど、天文は我々の生活にも関係があるんだよ、と星見人のPRをしておきました。

 子供の理科離れが叫ばれていますが、一人でも関心を持ってくれたらなぁ、と思いました。

片付けるまぎわ、MT160で木星、M31を導入しました。
木星は、やはりより詳しく見えて、好評でした。
M31は・・・これピントあっているんですか。・・・。写真のような見え方を期待すると、100人が100人とも失望するでありましょう。系外銀河星雲は、やめておいたほうがいいかも。
小さい、かすかなものでも興味をもってみてくれたのは、先生方でした。
 

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コメント

楽しそうな声が聞こえるようです。(^^)

講師、ご苦労様でした。準備は大変だったと思いますが、子供たちは
満足してくれたんじゃないでしょうか。

>写真のような見え方を期待すると
そうですね。私は、かなりトウが立ってからの入門だったので、さすがに
失望はしませんでしたが、始めるのと同時くらいに天体写真にも興味を
持ちました。
大口径のドブソニアンでの観望も、別の憧れではありますが。


投稿: ich | 2008年12月 4日 (木) 22:21

>ich様

事前の確認のために組み立ててみると・・・ボルト類は散逸しているは、接眼鏡はほこりだらけ、ファインダーの光軸もまるきりずれていて・・・メンテするためのいい機会でした。
眼視観測はまず基本、久しぶりに自分自身でも肉眼で見ました。

子供たちは、やはり生き生きとしていました。
何かのきっかけになれば、と思います。

ちょっと、霞っぽい日で、月や惑星には好都合でしたが、星雲系には向かない日でした。
以前は、専門家が講師をされて、ドブを持ってきてくれたこともありました。
M45,M42など、ちょっと感動ものでした。

投稿: 豚磨 | 2008年12月 5日 (金) 07:42

お役目お疲れ様でした。
星の動き、月の動きがどうのこうのという前に、やはり小学生には星への興味関心を引き出すことが第一、と思います。
それには、生(なま)の美しい星空を(望遠鏡を使って、月や惑星などを)自分の目で見るのが一番!と思います。
(都会地ではそうも言ってられなくて人工星空等に頼るしかないかも知れません。)
大評判の「メガスター」は見たことありませんが、何と言っても実物に勝る教材なし!です。
きっと参加した子供たちの心に深く刻まれたことと思います。

実は、10~11月にかけて同じく小4を対象とした観察会を引き受けていました。
ところが、どういうわけか今年は思うように晴天日が無く、日程も都合がつかなくなって中止となってしまいました。
そのくせ、12月に入った途端の3連続晴夜!
#↑予め分かっておれば「リベンジ観察会」ができたのに(残念)

投稿: Ken28 | 2008年12月 5日 (金) 21:25

>Ken28様

>やはり小学生には星への興味関心を引き出すことが第一
 つい先ほど、参加された子どもたちから感想文をいただきました。(^^)
純粋に、生の月や星が見れてうれしかった、感動しました、というのが多かったです。

 依頼を受けた当初は、今から思うと難しいことをいろいろと話そうとしていました。
 先生方との打ち合わせの中で、生の星を見ることを主体にしてよかったと、ほっと胸をなでおろしているところです(笑)
さすがは日ごろから子供たちを見ている教育のプロ、勘所を押さえているんだなぁと。

 それでも、ちょっと難しいような”毒”を盛ってしまった=小学校段階では”地動説”は表立って扱わないのに、うるう秒・・・地球の自転が遅くなっているなどと=も言ってしまっていたのは反省。まあ、課外授業なのでお許しを(^^;)

 観望会では、なんといっても天気が成否を左右しますね。
当地では、前日12/2は、雲が立ち込めてしまってダメ、12/1は素晴らしく晴れ上がりましたが、「惑星は目で見たときあまり瞬かない」と授業では言っておいたのに、金星も激しく瞬くような気流でした、と。なので、12/3はたいへんラッキーでした。

 

投稿: 豚磨 | 2008年12月 6日 (土) 14:14

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