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2008年12月27日 (土)

カノープスを見つけに

 12/26夕刻より空は澄み、金星は輝く。星空が呼んでいる。
が、「篤姫」総集編に足止めを食らう。(笑)
小6の娘、感慨深そうに見入っている。’73年の「国盗り物語」総集編に見入っていた小6の自分とそっと重ねる。あの時は高橋英樹-織田信長、松坂慶子-濃姫であったが。時を経て島津斉彬、幾島として対面。感慨深い(独り言)

 そうそう、カノープス。
見つけるだけなら、自宅窓からでも、近所からでも可能なのだが、ここのところ肉眼(ただし矯正視力)での観測は出来ていない。
 佐久平の明かりが明るくて、苦し紛れ。
 はっきりしたカノープスを!
 南の空の暗いところへ行きたい!
と、南に向かって車を走らせる。が、あまり南に向かうと、奥秩父山系の山並みが近づくので得策ではない。見通しのよいところに登ればよいが、今から可能なところは限られる。
いつかチャリで散歩した長野・群馬県境の物見山近く(赤矢印)に決めた。

Locat_081227

北緯36°14’、東経138°36’程、標高1300m程度、
南側の視界もほぼ良好のはずであった。
 

 本当は物見山山頂まで行ければよいが、ゲートが閉鎖してある。樹木がまばらなところは割と限られる。
 よさげな場所に車を止めた。PM11時前。
 車より出て空を眺める。空は自宅付近よりは格段にいい。が、高崎方面の明かりがわかる。ここもベストな場所ではないな、などと考えていると・・・
と、突然道路わき斜面からガサガサガサッと物音。熊か!と反射的に車に逃げ込む。
あまりに慌てていたため左手親指を突き指orz
あとで冷静に考えれば、枯れ枝が雪の重みで折れて転がったか、ごく軽微な雪崩の音だったのだろう。
が、枯れ木にクマ棚があるようにも見える。恐怖はなかなか静まらない。

 車の窓越しに南天を凝視する(臆病者)。直感的に地平線が自宅付近より高い気がする。おおいぬ座の高度はまだ高くなりそうだったが、時間とともにあきらめムードが広がってきた。
が、しばらくして、見えるような気がする。確かに見える。と、PENTAX  K-mを取り出した。
今日は光電式無理やりバルブシステムを試そうと思った。
装置を装着した。
が、肝心のケーブルスイッチを忘れてきてしまったorz
したがって、メカ式でためしに撮ってみた。

Pup_tau

PENTAX  K-m/smc PENTAX-FA☆ 1:2  24mm  AL/F3.5  53sec  ISO400
12/26 23:17~

 矢印の星は とも座τ星 なのだが、これをカノープスと勘違いしてしまった。
普段の場所より空が暗いので、余分な?星まで見えてしまったのだ(笑)。
あれ、地平線から案外余裕あるな?と 、疑念がないわけではなかったが。
眼視的には、いまいち確証とまではいかない頼りない明るさであったが、いちおうカノープスと結論付け、 6×7でも何枚か撮り、おおいぬは西に傾き、寒さも限界と、撤収作業に入った。

 と、山の端の低くなったところが抜群に光る。林道を走る車であろうか。夜中に物好きな、と、自分のことを棚に上げてぼんやりと見ていた。が、その光輝は安定している。
一応、K-mで撮ってみた。

Canopus_081227

PENTAX  K-m/smc PENTAX-FA☆ 1:2  24mm  AL/F4 114sec ISO200
12/27 0:04~

ひょっとして、こっちがカノープスなのか!?

モニターで確認する。
おお、車ではないぞ。
もう少し露出時間をかけてみる。

Canopus0812_2

機材は同上。12/27 0:12~  276sec露出 
傾いた構図を修正するため少しトリミング

間違いない。肉眼でもはっきり見える。全天第2の輝星は伊達ではない。
肉眼でも地を這うような日周運動が見える。

しょんぼりおじさんは わくわくおじさん に暫時変身する。

が高度はほんとうにすれすれ。
皮肉にも大好きな御座山に前半はかくされて見えない。
あわてて6×7を再セットするが、シャッターを開いたとたん、見えなくなったorz
ここは、カノープスにあんまり有利ではない。

・・・25分ほどの変身時間は終わり、帰途に着く。
この記事は、Ken28様のこの記事にTBしてあります。

 

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コメント

おめでとうございます。

考えてみると、私も眼視ではきちんと確認できていません。
条件的にはずっと有利なはずなんですが・・・。
今シーズンは何とか見てみたいものです。

投稿: ich | 2008年12月27日 (土) 13:52

TB有り難うございました。
御地には、良好なカノープスポイントが多々ありそうですね。
低空まで澄み渡っているようで、羨ましい限りです。
当地では、この時期は運良く晴れても低空に雲があることが多いので、やはりチャンスは秋の明け方となります。
20年前、当地で初めて見たときは、5cm×7倍ファインダーだった記憶があります。
今回は、肉眼でも(実際には眼鏡使用)はっきり拝むことができました。
これに力を得て、地元でのカノープスポイントを探したいと思っています。

投稿: Ken28 | 2008年12月27日 (土) 17:16

>ich様

ありがとうございます。

撮影そのものは自宅や近所でも出来るのですが、今回は「目で見て明らかに。」を目指しました。
その結果、逆に難易度を上げてしまいました(笑)
やはり、南の視界が第一。
机上の調査も重要だと思った次第です。
海には海の、山には山の難しさがあると思います>カノープス
今後も、新観測地を発掘していきたいと思います。

>Ken28様

貴エントリでは、富山県といっても能登半島、緯度的には私のところより厳しい中で、はっきりとした光跡を拝見しました。
ファイトが生まれました。

今回の観測地、単純に南中高度だけなら、自宅付近のほうが有利でした。
危うく勘違いしたまま撤収して、帰宅してから失意を味わうところでした。
しかし、あふれる人工光を避けて、器械の力を借りずに肉眼ではっきり見たいと思うと、新天地を開拓しなければなりません。
雪山にたしなみがあれば、選択肢も広がるのですが・・・。
今後も新しい観測地を見つけて行きたいと思います。

投稿: 豚磨 | 2008年12月27日 (土) 22:45

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