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2009年3月12日 (木)

読後感想(3)

 今度は、堀辰雄の「菜穂子・楡の家」を読んでみた。
これまた地元に近い文豪の作品。O村の描写もよく出てくる。

「やっぱり菜穂子さんだ。」思わず都築明は立ち止まりながら、ふり返った。


 このフレーズで、自分自身の淡い思いを抱いていた人とは発音は異なるがなんとなく似ていて、ちょっとだけときめいていた青春時代を思い出した(汗)。
 そんなわけで、純粋な文学作品は苦手ではあるのだが、没頭して読んでいった。

 菜穂子の夫の圭介は、夫としては不甲斐ない、今様に言えばマザコンとでも言うのであろうか。
 結核に侵され療養所暮らしの妻に、「もっと心を通わせてやれよ。」といらだちながら、読んでいる自分は、菜穂子に同情を寄せるのであった。

 が、読み終わって、自分はどうなのか。妻に「もっと心を通わせてやれよ。」という同じ反省がのしかかって来るのではあるまいかorz

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