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2009年5月10日 (日)

車坂峠ヒルクライム当日

 朝から当地でも暑さを感じる。距離は12kmのうちに標高差1003mのヒルクライムは、過酷さを増しそうだ。
 開会式会場へ緩やかに漕いでいくと、色とりどりの自転車が大集結。参加者は今までのおよそ2倍、エントリー350人(出走は318人だった模様)に達するという。

Enjoysp

開会式およびエンジョイの部スタート点。エンジョイの部の9:00のスタートを見届け、ロードレーサー、MTBの部のスタート点へ坂を下ると。

うわー、もう並んでいる。
上位を狙う人は、開会式を見ていてはダメなんだね。
まあ、私などは、先に並んでいては、かえって上位者の足手まといになるので後ろへつくのが順当だが。

Beforest

スタートが秒読みになると、イカレサイクリストでも一丁前に緊張する。トイレは納得いくまで事前に行っておきましょう(笑)
さて、この自転車には普段ライトがつくところにOptioW30がついています。(三脚穴がボディー中央なのでW60より安定感がある。)
参加者の視点で、数枚撮ってみました。
そんなことする余裕あるなら、競技にまわせ・・・ともう一人の自分(笑)

さて、9:30、いよいよスタート。

Starthc

左足が、なかなかキャッチしないorz
まあ、先は長いけど。

Oitekebori

スタート直後から、ずるずると相対位置は後退する。
まあ、自分の2倍も速い人についていくことなど絶対に無理だから安気だが(笑)

Sakuratiru

1kmもいかないうちに、列は長ーくばらける。桜が散っている。
小鳥のさえずりが心地よい。が、わが”キハ48”は早くもあえぎをあげながらも遅々として進まず。
脳内ミュージックはかかっていない。自分の呼吸音だけだ。やばい、余裕がない証拠だ。
のどの乾きも早い。

Oitukitai

まあ、みんな苦しいんだ。
トップ集団にはペース配分などない(ように端からは見える)のだろうが、普通の範疇の人は、最初飛ばしすぎるとバテますね。そういう人たちには少しずつ追いついてきたのかな。

Shinryokuhc

しかし、これでも普通以下の範疇の自分にとっては充分なオーバーペース。
追いつきたいと思うと、自然オーバーペースになるもの。


脳の遠くで、松任谷由実のDANGDANGがかかり始めた。
原曲「DANGDANGと弾をぶち込んで、疲れたハートに」
いま「DANGDANGと弾をぶち込んで、売り切れた肺に」orz
そう、今日は長調の曲でいくぞ。
しかし、肺は苦しい。血の味がする。このままだといったいどうなってしまうんだろう、という不安がよぎる。厳しいかな。

そうだ、前回の最後のほうで思い出した・・クランクを一つ一つを丁寧に、しっかりとストローク、これを意識するのだ。
サイコンでタイムをみると・・・自分としては割りにいいのでは。
ただしこのまま続けば!・・・の話。
少しペースを抑え気味にして、肺の復活を試みる。
時折緩やかなところもあり、少し甦る。

Hirou

いよいよ疲労がにじみ出てくるあと4km-あと2kmの区間。
ここは、一回ぱっとゴール地点の高峰高原ホテルが見えることから、エンジン回しすぎるが、自重自重。足を就いて休むよりは、ちょっとペースを一段と落としてもじわじわと。
前回の下見時、失敗している。
今日はグリコのCCDドリンク1Lを用意。これは、自分にはあっているようだ。
呼吸は相変わらず苦しいが、電池が切れたような現象は起こらなかった。

念のため上着のポケットに入れておいた分包のチョコレート、一個口に入れようと背中に手をやると。。。
当然なのだが、折からの暑さと体温でドロドロ。まるでウ○コをお漏らししたように、パールイズミに染みてしまった。手にもべっとりorz

Yukeyuke

さて、あと2km地点も今日は足をつくことなく、通過。
初めのうちに大勢に抜かれて、ここまででそのほんの一割くらいは抜き返したかな?という感触。

ひたすら正確なストローク をイメージして。
みんな戦っています。自分だけが苦しいのではない。と言い聞かせて。
一人のときと違い、心の葛藤がある。順位なりきに。

Moushukoshi

長い戦いもまもなく終わりだ。と思った矢先、ゴール前最後のヘアピンカーブの直後で一人に抜かれた。
よせばいいのに、抜き返しにかかった。前方の青い人だったかな。
猛然とへなちょこダンシング、抜いたー。

Hillgoal

やったー。自分なりきに、ゴールイン。
肺痛い、足へろへろ、大地にしゃがみこむ。

Tonjiru

豚汁うまい。共食い。
ふもとへ戻って、ランチパーティー。

同じテーブルに合い席した人は、一人はエンジョイの部に出場した若いランドナー乗り。
もう一人は引き締まった体格の、30代?と聞いてみると、なんと同じ年のロード出場。
もちろんタイムは自分のよりずっと良い。
減量の秘訣は、「運動は20分以上継続できるもの。そして、朝昼はしっかり食べても夕食は最小限にとどめること。」だそうだ。
一人で孤独に戦うのとは違って、断然楽しい。

さて、記録は・・・。

Kannsoushou

自分としては15分短縮。自分としては、がんばった。
3時間以内の完走307人中総合177位。(部門別212人中159位)
しかし、1位は・・・なんと40分34秒・・・なんと自分のちょうど2倍の速さ。((゚゚дд゚゚ ))
すごすぎる。
これを聞くと・・・充実感と、むなしさが合い半ばという感じ。

手元のサイコンの記録は、
Dst11.98km Tm1h21m06s Av8.8km/h Mx26.9km/h  この日のOdo3753.8km


ちなみに、自分の自転車含めた位置エネルギーの変化mgh[J]を考えると、m=84kg、g=9.8m/s^2、h=1003mだから、
mgh=84×9.8×1003=825670[J]

これを4869秒かかって得たのだから、その仕事率は、
825670[J]/4869[s]=169[W]

なんだ、また169かい(笑)
gとhは変えようがないので、同じ仕事率でタイムを減らすには、mを減らすしかないなorz

 

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コメント

完走オメデトーございました。

信毎には参加者が倍増と掲載されて盛況だったようですね。
”苦しい中に笑いあり”
いつもながら冷静沈着なレース実況を表現できる才に感心します。

タイムも立派なものだと思います。
日ごろから乗っている成果であり私も見習わなくては。


投稿: baja | 2009年5月11日 (月) 14:39

>baja様

 ありがとうございます。
レース中、数箇所に設けられた給水サービス、応援。
頂上でのコーヒー・バナナ・豚汁サービス、下山用具の回送サービス。
下山後のランチパーティ、写真サービスなど、レースを盛り上げるいろいろな心配りが随所にありました。
楽しく参加することが出来ました。

タイムは・・・自分的にはがんばったつもりだけど、この世界にも極めた人のすごさ、これには圧倒されました(笑)。
10位以内の上位の人の中には、同年代の人もいるし、年のせいといえない、すごさがあります。
まあ、今後も健康増進の範囲で、マイペースで自転車を楽しむつもりです。

投稿: 豚磨 | 2009年5月11日 (月) 22:13

完走おめでとうございます。

健康志向が高まっているのか、あちこちで自転車の催しを見るように思います。
記録も大事ですが、やはり一人で走るのとは違う高揚感がありそうですね。

W30、走行中はインターバルで撮影されたのでしょうか。(数枚、ということは違うのかな?)
ちなみにゴールシーンはどなたの撮影だったのでしょう。

投稿: ich | 2009年5月11日 (月) 22:19

10日は、前日の営農作業(田圃労働)疲れと風邪の為、まる一日寝込んでいました。orz

以前にも書きましたが、あの峠へ人力のみで上がるとは信じがたいことです。しかも、休み無しとは。
お疲れ様でした。

デジカメ撮影しながらの登坂はあまり例が無いのではないかと思います。
そのおかげで、臨場感あふれる記事を楽しませていただきました。

投稿: Ken28 | 2009年5月11日 (月) 22:19

>ich様

ありがとうございます。
安全に完走することが出来ました。
このレースは5回目だそうです。
小諸は坂の町、どこへ行くにも坂。ならば、と逆転の発想で?出来たようです。
これを本気で取り組んだら激坂すぎて、むしろ健康を害しそうですが(笑)

W30、インターバルでやってみようかとも思いましたが、ここぞというところでシャッターチャンスを逃しはしないかと、普通につどONにして撮りました。ゴールはムキになっていたので撮らずじまい(笑)

ゴールシーン、EOS1Dを持った妻と書きたいところですが、それはありえず、主催者側で用意されたカメラマンです。パーティーの終わりのほうで一人一枚ですが、写真をくれます。

>Ken28様

営農作業、ご苦労様でした。
風邪、ご自愛くださいませ。
私も参加の数日前、こたつでうたた寝し、あわや風邪?という症状になりました。
自然に消失しましたが。

速い人と遅い人は4倍以上所要時間に差が出ます。
でも、ゆっくりでよければ案外登れるものです。318人の出走に対し307人完走するのですから。
人間のパワーって案外すごいものです。
私の場合、出力169W、洗濯機のモーター程度のものですが(笑)

デジカメをつけて走る姿には、主催者側の一人に「カメラですかー!?」
とにこやかに声をかけられました(笑)

投稿: 豚磨 | 2009年5月12日 (火) 08:04

こんにちは。
小諸の風です。10日にはお疲れ様でした。当日スタッフしていました。好天で大勢の方に楽しんでいただけてよかったです。大会運営で気がついたことや要望があったら教えていただけるとありがたいです。
 次回もぜひご参加ください。
よろしくお願いします。

投稿: 小諸の風 | 2009年5月13日 (水) 06:45

>小諸の風様

大会運営、ご苦労様でした。
初めての参加ですが、どきどきわくわく、とても楽しかったです。
途中の給水ポイントで声援を受けると、私のような鈍足のものでもちょっと英雄気分、ちょっと照れくさかったけどうれしかったです。元気でます。
ランチパーティーで偶然相席した人ともお話できて、良かったです。
前からこの大会には出たかったのですが、今まで地元の小学校の資源回収と同日で出来ませんでしたが、子供が全員中学になったので、参加できました。
ハイレベルな人たちの、記録のすごさを目の当たりにして一瞬ひるみましたが、自分なりの”次回”の目標を立てて臨みたいです。

投稿: 豚磨 | 2009年5月14日 (木) 17:41

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