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2009年5月16日 (土)

八柱山

 5/15登山記。
 肉離れ後、久々の登山。
八柱山(2114m)北八ヶ岳の主稜線から東に外れた、地味な山。

Yabashiraenkei

臼田あたりから見ると、八柱山は上画像中央やや左、丸みを帯びた山頂から長く尾根を引いた姿が見える。

Yabashiraup

拡大したところ。左の丸いピークがそれ。右下には、爆裂火口跡も見える。

 なぜ今回注目したかというと、かつては激しい噴火活動があったという、八ヶ岳の火山活動史上は押えておきたい山だったから。

R299を麦草峠に向かっていくと、八千穂レイクに入る道がある。この付近の駐車場(標高およそ1600mほどか)に車を停め、大河原峠林道ゲートからスタート。
ガイドマップでは、ここから八柱山山頂まで3時間とある。結構ある感じだ。

Rindoust

登山の妙味に乏しい林道をとぼとぼと40分歩くと、登山道の入り口にたどり着く。
途中一箇所私有林への分岐があるが、正規のルートの木の枝に遠慮がちに赤テープがついている。

Yabaent

登山道に入ると、一気に坂はきつさを増す。
しばらくがんばって登ると、稜線にたどり着く。

Yaba_tozando

が、稜線に出てすぐに目に付くのは、樹皮のはがされた樹木。

Kuma_tume2

こんなエネルギッシュなことをするのは、どう考えても熊しかいない。
きっとそうに違いない・・・。と思うと、怖くなってくる。
しかも傷が新しいように思う。

Kuma_tumeato

熊よけの鈴は持ってはきたが、歩行の振動だけではイマイチ音が小さいのではと焦る。
わざと手で揺らして音を大きくする。
そして、早くこの一帯を通り抜けようと、おのずと足早になる(弱)
ずっとこの辺にいると、いつか熊と出会ってしまうに違いない。
うーん、山に赤道儀も考えものだなぁ、とまで気分が後退。

要は、確率なのだが。
楽しみを得るためのリスクと、リスクを怖がって人生をエンジョイできないこととどちらがいいのか。
普通に道を歩いていても、隕石が降ってきて死んでしまうかもしれないし。
熊にやられるよりも、スズメバチでさされて死んでしまう人のほうがずっと多いし。
人気の多い、メイン街道の人気コースのほうが、熊に対しては安心なのでは。
熊の餌もないような3000m級の高山のほうが、熊にやられる確率は低いのではなかろうか、などと逡巡しながら、息を切らしながら進む。

Kazangan

 途中、かつて火山活動をしていたに違いない、と思われる石ごろごろなどもあったが、すでにうつろ。

視界が開けてきた感じなので後ろを振り返ると・・・おお、御座山、男山など奥秩父の山々。
新緑の唐松。
やっぱ、山はいいねぇ、とようやく気持ちも落ち着いてくる。

Ascent_choubou

それから程なく山頂。ほぼ2時間で到達。熊の幻影に怯え、足早に来たせいもあるが、予定より1時間早い(笑)

山頂も、樹木が生い茂り、眺望がすばらしいわけでもない。
無粋にも、パラボラアンテナをつけた鉄塔も建っている。
銘板には、「宇宙科学研究所深宇宙探査用大型アンテナ コリメーション設備」
とある。
これを見て、親しみにかわったのは、星屋だからかな。

Choubou_asa

お決まりの、あほ面。いつもよりいっそう哀れに見えるのは気のせいではないようだ(笑)。

Ahopeakyaba

登山マップをみると富士山の眺望とある。えっ、うそー。と思ってみると確かに見える。
まあ、小諸からも見えるところがあるので、そう驚いたことではないが。
北八ヶ岳の中では、主稜線から東にそれているので、見えるわけだ。

Choubou_fuji

デジタルズームで最大にまでアップ。

Fuji_up

さて、足早に西に進むと、30分ほどで雨池に到着。
晩秋来た時は干上がっていたが、今回は豊かに水をたたえていた。
季節はめぐってくるのだなぁ。

Amaikeman

熊が怖くて、帰りはずっと大河原峠林道をひた下り。
退屈な道のり。
でもホーホケキョの鳴き声には癒された。
ツツピ、ツツピと鳴く鳥もいた。
鳥にはめっぽう詳しくないので、種類はわからないが、青い鳥もいた。
ふたたびW60のデジタルズーム最テレ状態で。

Bluebird

ひたすら林道をとぼとぼと。
でも、淡い緑の芽吹きが目を癒す。

Shingreen

標高を下げるにしたがって、濃い色の緑に変化していくのを楽しみながら。
それなりに癒された一日であった。

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コメント

雪解けが進んだ初夏の山の新緑がいいですねぇ。そそられます。

間違いなくクマ公の爪痕ですね。当地でも山道の脇に散見できます。
#クマ騒動が起きる前までは全く気にも留めず、平気だったんですが..

ウィキペディアによれば、青い小鳥は、
オオルリ、コルリ、ルリビタキの3種居るようです。いずれも雄です。

自分が見たのは、オオルリ。同行の鳥屋さんに教えていただきました。
(山の頂上付近、見渡しの良い高木のてっぺんに居ました)

投稿: Ken28 | 2009年5月17日 (日) 11:15

>Ken28様

今年は雪が少ないようですが、山頂近くの日陰にはありました。
今回は、新緑の色に魅せられました。

やはりクマ公ですか。
熊は落葉広葉樹の生き物、八ヶ岳にはほとんどいないと聞いていたのに、こんな唐松の林に形跡があるとは、意外でした。
もっとも、完全にいない保証ではないのだから、出くわしてしまう確率を低くするようにしなくては。

青い鳥は、いくつかの条件を考えると、どうやらルリビタキのようです。
割と臆病でなく、ある程度近づいて写真を撮ることが出来ました。

投稿: 豚磨 | 2009年5月18日 (月) 22:55

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