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2009年9月12日 (土)

Kiss X3 2ヶ月間の感想

・高感度・・・30秒を超えるバルブ撮影でもISO1600を超える感度が設定可能。30秒の星景撮影ではISO3200でもノイズがまあ、許容範囲。
  NR標準では決して”塗り絵”という印象ではない。つるんときれいというよりは、むしろノイズは見える。ただ、ノイズのキメは細かく、性格は良好に思える。RAWで撮ってDPP現像時NR量を加減してみるとNR設定を0にしても意外にいける。ためしに現像時だんだんとNRを多くかけて、銀河などのディテールが死んでいく過程を見ると、なかなか考えさせられる。
いまのところ、メーカーデフォルトの値にしたがうのがいいバランスかな、と思っている。

・長秒時・・・NRを「しない」「自動」「する」から選べる。(40D、50Dのカタログをみると「しない」が出来ないような表現だが、取説をみれば「しない」も選べることがわかる。7Dは?)
やはり、目的に応じて「しない」が選べることは、天体撮影にはありがたい。撮影能率がまったくちがう。
また、夏季30秒の露出を数十コマ連続しても、撮影中断を余儀なくされるといった熱的問題も無かった。徐々に画質低下するのは認められるが。

・ライブビュー・・・モニターが高精細で、また拡大表示が緻密なので、シビアなピントの追い込みが大変やりやすくなった。

・1500万画素・・・原理的には、高画素のほうが画質はよいのだと実感する。ローパスが”薄く”できることによるのか、たとえブログ用にリサイズしても、星像は小さくまとまる。ただし、ノイズ処理との両立が問われるということだろう。
また、レンズの質が問われる。キットレンズの望遠側周辺部は、レンズの性能が追いつかない。

・電源・・・KissFと同じ電池だが、消耗はX3のほうが明らかに早い。が、順当に減って行き、予想がつくので困ることは無い。冬場どうなるかはちょっと心配。もっとも、DCカプラーで外部から供給すればいけそうな気がしている。

 質感、感触、ファインダーなどは、いい評価はくれられない。しょせんKissである。
しかし、モデルチェンジするたびに、画素数の向上した新しいイメージセンサかつ高感度、あるいはLVやそのコントラストAFなど「前モデルと比較して、あまり代わり映えのないものならば、新製品に置き換える必要がありません。出すからには、明らかに改善された製品。」というCanonの意気込みは、以前からうらやましいと思っていた。

 さて、自分自身を振り返ると・・・KissDやFのローパス換装で分解したりして、ここ数年は、Kissとは”裸”の付き合いである。

KissDの分解
shieldremove

KissFの分解
Kissf_inner2

Canon製品は、自分の中では”外様”だったので、実験台になったりわざと過酷な条件で「いじめ」たりする機会もあったが、音を上げることもなく黙々と応えてくれた。
道具として頼りになる、相棒である。
信頼できることで、事務的には好感がもてる。

では、愛着は湧くか?
うーん、嫌いではない。
でも、いまのところ、Canonというメーカー、そのカメラに関心は多少はあるけど、熱烈なファンとまではなっていない。


一方、PENTAXに対する思いは・・・

・前モデルと比較して、あまり代わり映えのないものならば、新製品に置き換える必要がありません。出すからには、明らかに改善された製品。

 このつぎも スーパーならば さようなら・・・某川柳から抜粋(笑)

・市販品として出すからには、少なくとも撮影の基本に関しては、最初から信頼性の高いものであること。
電源のフリーズ、予期せぬ撮影の中断はことに困る。
(例・・・*istDはエネループ使用時など残容量がある表示なのに、レリ-ズとともに突然ダウンし、SWを入れなおすと残容量ありになっている。)


を前提に、PENTAXにはこれからも「愛着の湧くカメラ」を、作っていって欲しいし、今もそっと期待している。

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コメント

Canonに関しては、私もDN(改)、X2と使ってみて道具としては信頼できるブランドだと感じています。
おそらくこれからも天体撮影目的を中心に、新機種の導入を含めて付き合っていくことになると思います。
ただ、一般撮影を含めたメインになるかというと・・・これは無いかな、という気もしています。

では今後もPENTAX主力で行くか、ということになると・・・。うーん。(^^;
まずはブランドが継続してくれるように、できるだけ応援したいと思います。
もし、があるとすれば心情的にはNikonかなぁ。FujiがS5Proの後継を出してくれるといいのですが。

>スーパー
K-ms ですかね。(笑) 有りそうなだけに怖い気もします。(爆)

投稿: ich | 2009年9月12日 (土) 13:25

>ich様

 Canon製品(といってもキスデジですが)・・・道具としては優れているし、信頼も置けるのですが、なぜか熱く愛せない(笑)
まあ、Kissクラスしか手にしていないので、持つ喜びのためにはもっとお布施が必要ということなんだろうけど(苦笑)
まあ、機材に信頼以上の変な思い入れが無いほうが、被写体が主役になれるのでしょう。
 一般撮影には、EFレンズは、ほぼキットレンズしかなく、楽しめるレベルではないせいもあります。
 もしも、のときはどうしましょう。。。私はとりあえずは(経済的に)Cに昼の部も、かな。

>K-ms
レリーズスイッチ端子が付いて、CCDのままでも、30秒制限でいいからライブビューがつけば、お布施したいです。
あとはスーパーインポーズ復活と3インチ液晶モニタ?
ありそうで怖い。(苦笑)
ああ、でもこの程度では、一般的には 八方塞がり といわれそう。

投稿: 豚磨 | 2009年9月12日 (土) 18:16

PENTAXは初めての一眼レフだった、という思い入れは有ります。
が、実際には、コニカ、ミランダ、トプコン、ヤシカ..#年代がばれる(笑)以外の各社に手を出しています。#完璧に浮気性=資金が足りないので、新しいモノは無理です。(爆)
今の時点では、帰宅してからの写真=天体撮影が主になるので、どうしても観音優位にはなっています。が、観音絶対!という意識はありません。

ですから、今後、他社から天体適正に合うカメラが出てくれば、また乗り換えるかも知れません。
ただ、レンズマウントの違いから、個人的にはキャノンとフォーサーズ(オリンパス、パナソニック)から、天体適正に合ったカメラが出てくれると助かる?かなぁ。

我がペンタックスも、天体適正に合った琢磨レンズがあるので、がんばって欲しいです。
#K-7a(高感度長秒時ノイズレス仕様)を出してくれないかな?>PENTAX

投稿: Ken28 | 2009年9月13日 (日) 12:34

>Ken28様

私も、PENTAXが初めての一眼レフでした。
銀塩時代にも、Nikon FM/Ai Nikkor 35mmF2に一度浮気しています(笑)
このときは、PENTAXから35mmF2レンズが消えたからです。

>観音絶対でない
・・・私も資金が無制限にあれば、ニコンのD700あたりがいいかな、と思っています。
それでも、KissX3導入で、それまで出来なかったことができる・・・ISO3200による固定法とか、LVによるピントあわせ、長秒時NR OFFでも実用的なノイズレベルなどで、天体写真に対するモチベーションは上がってきています。

PENTAX・・・天文からPENTAXに入った者としては、なかなかつらいものがあります。
天文用途は特殊なのかもしれませんが、銀塩の時代は他社とそん色なく使えた。
ここしばらくは、じっと行く末を見守るしかないかな、と思っています。

投稿: 豚磨 | 2009年9月14日 (月) 22:14

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