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2009年9月14日 (月)

束の間のチャンス・・・大河原峠

 9/13の撮影。
仕事が終わり帰宅すると、きれいに晴れつつある。翌日も出勤であるが、空の暗いところでEF300/4Lの実力を試したい。「天地人」の関が原の戦いも気にはなるが、標高2000m超の峠をめざした。
 道中約1時間。鹿やたらと多し。
 あれー、空はイマイチかな、と思ったが、目が慣れてくると、さすがに星の輝きは違う。

 さっそくEM-200赤道儀をくみ上げて極軸を出していると・・・あれー、北極星がかすんでいく。なかなかあわせられない。容易くセットできるはずなのだが?
 と、空を見上げると、霧で何も見えないorz
いつかもこんなことあったっけ、と車の中で不貞寝。
 

 しばらくすると極上の空とはいいがたいが、木星のまわりがハロのようにうるんでいるが、晴れてきた。ちょっと不安定。
 すかさずM31を300mmで狙う。

M31_0913

KissX3/EF300/4L 絞り開放/237sec ISO800/長秒時NR OFF RAW  DPPでトーンカーブ調整 EM-200で放任追尾

数枚撮ってコンポジット予定だったが、めまぐるしく天気が変わり、おまけにレンズの露つき対策を怠ったため、使えるコマが少なすぎ。今回は1枚撮ってだし。


以下は固定法30sec
DA10-17魚眼 10mm、F3.5開放 ISO3200
Oogawara09913

smc PENTAX-FA 1:2.8 20mm F4/ISO1600
Oog09913e2

smc PENTAX-FA 1:2.8 28mmAL F4/ISO1600
Oog09913e

真っ赤な怪しい月が昇ってきたので終了。下界に降りたら雲が立ち込め、小雨さえ降ってきた。束の間のチャンスだった。
大河原峠も、意外と佐久平方面は明るい。


ダメだしポイントいくつか。
・露取りヒーターはサボらず着用が必要。
・EM-200の追尾不良。長周期に出るので、ウォームホイール怪しそう。
・smc PENTAX-FA 1:2.8 20mmの調整不良。オーバーインフを調整したが、周辺画質が著しく低下したorz
フローティングレンズは、素人アンタッチャブルのようだ。
体裁は悪いが、∞のピントが距離目盛2mで来ててもしょうがない。

レンズの感想
・EF300/4Lは、期待に応えてくれる、星用にもすばらしいレンズ。
・smc PENTAX-FA 1:2.8 28mmALも星には初めてなので、周辺画質を調査してみた。
上記最後の画像の左下隅に近い部分を拡大。

F2.8開放
Tri28_28

F4
Tri28_4

F4.5
Tri28_45

このレンズは、一般撮影では、隠れ☆レンズと呼ぶ人もいるが、星にはイマイチ。開放では、APS-C判の隅では、コマ収差が目立つ。F4でも取り切れない。F4.5でようやくOK・・・これならキットレンズの安ズームの方がましかも。

 
 

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コメント

さすがEF300/4Lは良い画ですね。
1枚撮って出しでもこの画質はさすがです。最良で無いとはいえ、下界に比べれば空も良いのでしょうが。

M31は今期何度か挑戦しているのですが、天候や時間調整がうまく行かず、未だに成功していません。

投稿: ich | 2009年9月15日 (火) 06:20

1時間で2000m級ロケ地に到達できるのですね。羨ましい..
EF300mLによるM31撮って出しに驚かされています。
EM-10赤道儀で放置追尾400mm20分という記録が1度だけありますが、たまたまうまくいっただけでした。
普段は、200mm10分でさえ危うい気がします。
そういうわけで、露光時間は数分以内に留めたい→高感度時低ノイズカメラに憧れます。

>標高2000m超..道中約1時間
こちら、自宅(海抜160m)よりは10数分先の市内某スキー場(約600m)、それよりは1時間余の隣県某スキー場(約1000m)と、1時間かけても1000m止まり。
県内東部の長野県境(2600m)だと麓まで1時間、その先はマイカー規制で無理。orz
さらに、秋も深まるにつれ、クマ公の食欲旺盛期になってくるので、うかつに山間地に入れない。
ともあれ、たいへんクマった(寒!)時期になりました。

投稿: Ken28 | 2009年9月15日 (火) 20:40

連投ですみません。露よけの件です。

自分は、使い捨てカイロがなかなか有効だと感じています。
結露し始めてからだと効果が現れるまで時間がかかってしまいますが、
結露が起こりそうな晩は、予め貼り付けておけばかなり効果あります。
寒い時期は2枚重ねとか枚数を増やし、伸縮サポーターで覆うようにしています。
そして、何よりも手軽で早いこと、ヒーター電源不要なことが有り難いです。

欠点は、直貼りをするため、外観に糊がつかないか心配になること(※糊が残ったことは一度も無い)
鏡胴部が短いパンケーキレンズなどには貼り付けにくいこと、
使い捨て故、環境的にちょっと気になること。などです。

投稿: Ken28 | 2009年9月15日 (火) 22:19

>ich様

霧が晴れ、時折のぞく晴れ間はすばらしい空でしたが、いいところ3~4分。
霧で真っ白くなったり、ウォームホイールの悪いところが出て追尾が流れたり、うっかりピントリングにさわってボケボケだったり、しまいにはレンズに露。
久しぶりに長玉でねらったのでぼろぼろでした。
こんなときは特に、長秒時NR OFFで感度を上げても、ノイズが実用レベルにおさまるのはありがたい。
 しかし、M31は難しいですね。機材の性能に頼っているだけの「テスト撮影」ではいけません。
外周部の渦巻のほんのりした青を出せるようになりたい。
星景写真のように、拡大撮影も、撮影者の意思の感じられる作品に昇華していきたいのです、本当は(笑)

>Ken28様

>標高2000m超..道中約1時間
もともとベースが700~800mの地域に住んでいますから(笑)
クマの恐怖も忘れたわけではありませんが、谷深い足元から鹿の鳴き声が聞こえると、それだけで少々びびります。

わがEM-200は、オーバーホールの必要があると思います。平均的な精度は、スペースボーイのほうが安定しているようにすら思います。放置追尾でうまく行くのは偶然です。
こういったときも、長秒時NR OFFで、高感度ノイズも抑えてあるのは、助かります。

>結露対策
厳冬でなく、魚眼レンズのようなスペース的つらさも無いような望遠レンズでは、使い捨てカイロが有効かもしれませんね。
今度試してみたいと思います。

投稿: 豚磨 | 2009年9月16日 (水) 22:59

まじめまして、t-maruと言います。私もEF300/f4Lで星を撮っています。
このレンズは開放でも周辺の乱れも少なく、お気に入りです。
ただ私のものは、M45の様な明るい星がある場合ゴースト?が出てしまいます。
まぁ中古で買った古いレンズなのでOKです。
さて、KissX3とKissFはとっても興味があります。
カメラはKissX2改を使っています。KissXノーマルが家族写真用にありますが、
もう1台買い増しし改造したいと思っています。
前提としては、パソコンからピント合わせができるEFマウントの安いカメラです。
ダークノイズの点ではKissX3とKissFのどちらがお勧めでしょうか?
と、勝手な質問を書いてしまいました。

投稿: t-maru | 2009年9月17日 (木) 00:29

>t-maru様
はじめまして。
EF300/4Lお使いなのですね。
私のも、電車の前照灯のような強い光源で、ゴーストが生じました。
一番前の保護ガラスが犯人のように思います。
それ以外の結像性能は、たいへん良好で、満足しています。

さて、KissX3とFのダークノイズですが、ISO1600、長秒時NR OFF、 5分程度ですと、ほぼ同様でした。
個体差のレベルかもしれません。
細かいピクセルノイズが散見される程度で、良好です。
ただし、これを付属現像ソフトDPPでRAW画像を見ると、デフォルトのソフト的なNR緩和レベルには違いがあることがわかります。

   輝度ノイズ緩和レベル  色ノイズ緩和レベル
X3     4            4
F      0            2

いずれも撮影時、カメラの高感度ノイズNRはオフですが、X3のほうが、NRが強めに掛かっていて、見掛けのノイズが同様になっている可能性があります。
赤道儀でじっくり露出を与えるならKissF、星景のように30秒で感度を上げて、というときにはISOがあげられるX3という風につかいわけるのいいのかな、とおもっています。

投稿: 豚磨 | 2009年9月17日 (木) 22:17

情報ありがとうございます。星景を気軽に楽しめそうなX3は捨て難いですね!
PCでのピント出しを諦めXを改造し、X3で家族+星景も良さそうですね。
もう少し考えてます。その間ピン出し練習がんばります。

投稿: t-maru | 2009年9月18日 (金) 21:57

>t-maru様

X3はファミリーにもよし、星景にも良し、重宝しています。
ただ、シビアな天文ファンの中には、高画素の弊害を指摘する声もあります。
Xあたりが一番ノイズ的にはよかったようですね。
がんばって、ピント出しに励んでみてください。

私はゆるーい趣味ですので、ピントはライブビューに頼りっぱなしですが(笑)。

投稿: 豚磨 | 2009年9月19日 (土) 15:37

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