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2009年9月10日 (木)

∞が出ない

 PENTAXに見切りをつけたころから、PENTAXの単焦点レンズが増えてきた。

 当面、アダプターでEOSにつけることが多くなったが、本当は自分の気に入ったPENTAXボディで使うのが望ましい。
 だが、KissX3のライブビューを拡大表示してピントをあわせようとするけど∞がこないレンズたちがこんなにあったorz。FA35/2以外は中古だから仕方ないが。
 いままで気づかなかったのは、単に無頓着、知らぬが仏ということもいえるようだ。

Ajstlens

 マウントアダプターのせいとも考えたが、結果から言うと違っていた。
よくよくその気になってみると*istDでも同様の傾向がつかめた。
しかし、合焦マークは出てしまうが。

そこで、分解して、ピントリングとヘリコイドの位置関係を変えて調整する。

Super-Multi-Coated TAKUMAR6×7  1:4 300mm

Tak67300

ピントリングの飾りを剥いで、現れるいもねじを緩めると調整できる。機構的に経年変化が生じにくい堅牢な構造だが。このレンズだけはマウントをダブルでかましているせいもあるかもしれない。
正直言うと、色収差で最良ピント点がわかりにくい。


FA35/2・・・もう少しであるが、縮まりきらない。

Fa35_1

ピントリングを繰り出して、ゴム環をはずすとねじ3箇所があらわれる。これをはずすとピントリング固定しているビスが見える。

FA28/2.8・・・これは、かなりずれていた。MXのようなMFカメラでも縮まりきらないのがよくわかった。

Fa28_0

カニ目などで飾り板を半時計方向にゆるめるとフィルター枠が外れる。

Fa28_2

ピントリングに到達

Fa28_1

FA☆24/2・・・これも縮まりきらない。IF方式だが、調整の要領は同じ。
まずは、飾り枠を半時計方向に緩める。これに気づけば、見えてくる。

Fas24

M28/2.8も同様
飾り板を半時計方向に回してはずす。

M28_1

フィルター枠もはずす。

M28_2

FA20/2.8は∞は来たが、オーバーインフの程度がひどく、距離目盛2mあたりで合焦していた。いかにも素人の加修歴あり。これも調整。
FA☆24/2と同様、飾り板をはずす。カニ目の溝付。
だが、このレンズは、フローティング機構のせいか、前玉と鏡筒との間のシムの厚さで調整する方式で、自由な調整はできなさそう。それでも、前玉の締めかげんで、調整できた。誰かが何らかの分解をし、シムがうまく正しい位置に着座していなかったふしもある。
↑このレンズは、このような調整をおこなうと収差バランスが崩れる。周辺画質が著しく悪くなった。
体裁は悪いが、元のままのオーバーインフでやむをえない。

 あーあ、くたびれた。ただ、こうやって、物欲のはけ口をやり過ごす効果はある。
まだ、調査していないレンズもあるのでまだ増えるかも。∞ピント不良、なんで、こんなに多いんだー(笑)
 素人が分解したとおもわる(たとえばカニ目をすべらせて溝を半分つぶしているような)レンズは要注意だ。こんなレンズでも、某有名店で堂々と(した値段で)売っている。

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コメント

>単に無頓着、知らぬが仏
LVでは、それだけ厳密なピント合わせが可能だということになりますね。
MFレンズはともかく、AFレンズは概ねオーバーインフ気味なのかと思っていましたが、そうでもないのでしょうか。

少なくとも星撮り用に使うレンズは確認してみないといけませんね。

投稿: ich | 2009年9月11日 (金) 00:43

自分は中古製品がメインなので、これはヤバイ!と思いました。(苦笑)
無頓着に今まで(平和に)来ましたが、駄目っぽいのがぞろぞろ出そうな気がします。
確かにLVで見ると、ちょっとした微妙な所でピントが気になります。
#ただ、ピント不良が分かっても自分の手で直すことができない..orz

投稿: Ken28 | 2009年9月11日 (金) 19:32

>ich様

 ことの発端は、EF300/4と6×7用タクマー300/4の撮り比べをしたとき、タクマーでピントが合わせられなかったときからです。6×7→K、K→EOSと二つのアダプターを重ねているからやむをえないのかな、と考えていました。
 しかし、何気にFA28/2.8をMXにつけて∞にし、ファインダーで山を覗くと、クロスマイクロプリズム部分がちらちらと。しかもオーバーインフではなく、縮まりきらないほうで。星を撮るのには深刻です。LVを使えば検査そのものは簡単ですので、星用レンズはチェックしたほうがいいと思われます。
 KissX3の背面モニターは精細で、ライブビューは拡大したときも克明に見えるので、いままで気にしていなかったずれもわかってしまった、という面もあります。
 自分の手元にあるFAの短焦点で単焦点のレンズは、意識してオーバーインフに調整されてはいないように思われます。
 FA35/2は元来若干オーバーインフ気味でしたが、以前、自分で突き当たりで∞が出るようにいじっていたのを思い出しました。調整の精度が充分でなかったorz
 さすがに、最近のDAレンズはオーバーインフなので、∞がこないブツはありませんでした。

>Ken28様

 むしろ古いMFレンズのほうが星撮りには使い勝手がよかったりしますので、おのずと中古レンズの比率が高まると思います。
いままでの自分のPENTAX DSLRではLVはなかったので、少しずつピントリングをまわしながら何度も試写して、一番いいと思われるピント点を決定していましたが、骨が折れるのでまあまあのところでOKとしていました。LVではこれがほぼリアルタイムに出来ますので、最良点を越えてまた戻して最良なのか、まだ最良に向かう途中でピントリングつき当たりになってしまうのかが、容易く判定できます。
 分解する最初に、飾りリングを回しただけで前玉群がいっしょに連れて回ってしまうものがありました。ピントのずれは、振動・ショックによるゆるみなど、経年によるものもあるかもしれません。
 LVをつかえば検査だけなら容易なので、星用レンズは一応チェックするといいと思います。何を基準にするかは問題ですが、自分の機材でLVでピントが来れば、(ソニー方式は違いますが、観音などやミラーレスなら)撮像素子そのもののピント面なので、それでよしとしてしまいました。
調整は、最良ピント位置がわかりやすいように、若干オーバーインフにしました。
これだけのレンズを修理業者にだしたら、莫大な費用がかかりますし。

投稿: 豚磨 | 2009年9月11日 (金) 22:39

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