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2009年11月17日 (火)

*istDの分解

 ピクトブリッジなど、K-mの使いこなしが徐々に進む爺様から、我が家で最初のデジカメ、当初自分で買った*istDを返還してもらった。
 一方、息子もなにかデジカメないか、という。あとから中古で買った*istDを活用しそうな気配。

 特に具合悪いわけではないが、分解してみたくなった。自分で新品で買ったほうを分解。
(動きの悪い操作部位を清掃のつもりで)

トップカバーはずし。見えているビス全部と、電池室の一本を外すと外れる。

Istd_in1_2

軍艦部の液晶と2ダイヤルは、やっぱりいい。
完全に縁切りするには、フレキとリード線5本を半田で外す必要あり。

底カバーも単独で外れる。バックアップ用電池へのリード線は半田付け。

Istd_bot

前面カバーは右手側と左手側に分割されている。
狭い空間を有効活用しようと、フレキシブル基板があちこち走り回っている。

Istd_body

背面カバーを外したところ。

Istd_back

コネクターを注意深くはずす。

Istd_mainp

画像ではわからないが、製造2003・10・××と押印があった。
このころ、すでにサムスンの部品が採用されている。

Istd_samsung

キスデジの基板と比較。手前の1枚ものがキスデジ(初代)のもの。
*istDはコンパクトにまとめるため、分割して重ねるなど苦心の跡が見える。
むしろ、最近のKissFなどは、基板の分割の仕方が*istDに似てきた。

Istd_kissd

ストロボ用コンデンサ。左手のほうにある。
2階建て構造で、小型化を実現している。

Istd_flashc

イメージセンサー基板を外したところ。
フルサイズ用のシャッターが泣かせる。

Istd_ccd

キスデジのような、ピント位置調整用のシムが見当たらない。
ローパスフィルターの枠の支えなど、とても慎重な構造だ。
SRが無い時代なので、比較的シンプルだと思う。
しかし、CCDから基板までの間隔が非常に狭いので、冷却改造はきわめて困難と思われる。
また、特に積極的にイメージセンサーの放熱に配慮されているようにも思えない。
(これは最近のKissシリーズにも言える。)

6年の歳月が経つが、*istDはあらためて意欲的な製品だったことが印象に残る。


このあと、もちろん組み立てた。が、動かなくなった。
さすがに残念な気持ちになった。
ダメ元で、もう一度分解。フレキをコネクターにしっかり挿しなおしたら、直った。
うれしかった。デジイチを初めて買って、いろいろ撮って、わくわくした昔を思い出した。

たまには、*istDで撮影してみるか。。。

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コメント

istD、うちにも1台おります。
いま手にしても悪くない作りですよね。
MZ系のシャッター音に懐かしさを感じます。(ミラーもデカイね。)
背面液晶がもうちょっとどうにかなればいいのですけど、それは無理な相談か。

投稿: らすあるはげ | 2009年11月17日 (火) 23:09

*istD分解とは、また思い切ったことに挑戦しましたね。
そもそもこちらに初めて伺ったのは、カメラの分解の記事でした。
あれから3年・・・。フィルムカメラがずいぶんと増えましたが、
デジタル一眼レフは、当初の*istDSが1台きり。
増補したいと思いつつ、景気の底冷えと子どもの受験で、
財布の中は空っ風が吹いてます。

投稿: でぱいゆ | 2009年11月17日 (火) 23:59

PENTAX DSLRの初号機(量産機としては)だけあって、試行錯誤と同時に気合の感じられる作りですね。>*istD

もっぱらMFとマニュアル露出で撮っている自分からすると、純粋に「写真」を撮影することだけで考えたら、この6年でどれだけ進歩があったのか考えさせられます。(笑)

投稿: ich | 2009年11月18日 (水) 23:26

>らすあるはげ様

銀塩パーツを流用、あるいは途中まではフルサイズを模索していたかのようなミラーボックス、
シャキッと快いシャッター音など、特徴的です。
意地でも成し遂げたコンパクトボディにガラスプリズムなど、PENTAXの良心と不器用さをあらためて感じます。
背面液晶など今のレベルでリファインしてくれたら。。。

>でぱいゆ様

当時15万位もしたので、現役当時は恐ろしくてここまで分解できませんでした。
ちょっと(内部を)散歩したかったので(笑)。
銀塩時代は、ちょっとしたことで動かなくなったのを安く買ってきて直すことも、撮影と同じくらい楽しみでした。
今は好きだったフィルムが入手難になったので、銀塩熱も下がりましたorz
あわよくば天文改造のヒントにならないか、という魂胆もありましたが、*istDはこのまま使うのがよさそうです。

>ich様

大きなフルサイズ用(銀塩モデルの流用?)に小さな外観、縦横無尽に配線が駆け巡っています。
途中までフルサイズを模索していたのでしょうか。
中を見て、なかなかお金が掛かっているなぁ、という感想です。
普及という意味では、価格にしても、機能にしても現行機種が上回りますが、通常の撮影には、6年も前にほぼ完成の域に達していた、そんな感じがします。

撮像素子基板まわりにシールド板がないのと、撮像素子すぐ背面まで、他の回路が迫っているのが当時のキスデジと違うな、と思いました。
撮像素子と裏の基板があまりに近すぎて、放熱板を差し込む余地すらないので、あっち方面のいたずらはやめました(笑)

投稿: 豚磨 | 2009年11月19日 (木) 09:11

はじめましてこんばんは。
記事に興味をもってしまい
現在ist-Dを自己責任で分解中です(笑)
しかし・・・
背面カバーが外れないです
軍艦部と底カバーは分解できたのですが
前面カバーも外さないと背面カバーは外れないのでしょうか???
どうも背面カバーを分解するには十字キーが邪魔しているような気がするのですが無理やり引っこ抜けばよいのでしょうか
是非教えてくださ~い

投稿: まーくん | 2009年11月20日 (金) 22:51

>まーくん様

うーん、ファインダーの接眼部を外しましたか?…
当エントリ最初の画像で、接眼部の左右各一つ上方に向いている
ねじを外して接眼レンズを手前に外してください。
そうすれば、背面カバーは外れるはずです。
十字キーは背面カバーをはずせば一緒についてきます。

無事分解・復元できることをお祈り申し上げます。

投稿: 豚磨 | 2009年11月20日 (金) 23:16

教えてくださいましてありがとうございます
ファインダー部外してみます
無事に動くのかなぁ(不安)
底カバー配線がハンダのところから断線しちゃいました(汗)

投稿: まーくん | 2009年11月20日 (金) 23:37

無事に復帰できました
感謝致します

ist-Dはなかなかどうして熱心に開発されたのでしょう
見事なボディ内部でした

冷却はやはり無理っぽいですね

投稿: まーくん | 2009年11月21日 (土) 02:38

>まーくん様

無事に復帰できたようで、なによりです。
内部を見て、当時のPENTAXの熱意と良心を感じ取りました。

ただ、CCD周りのスペースはきびしいですよね。
あわよくばペルチェ冷却など遊んでみようかと思いましたが、お散歩用に復元しました。
今日、久しぶりにお散歩につれて出ましたが、風景にはなかなかいい色が出る感じです。
また改めてじっくり付き合ってみようと思いました。

投稿: 豚磨 | 2009年11月21日 (土) 17:27

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