« 負け越しっぽい。ふたご座流星群 | トップページ | 旅路 »

2009年12月15日 (火)

リベンジ、ふたご座流星群

 雪のちらつく12/14夜、21:30頃それでもと外に出ると、白い雲のところどころに黒い隙間がある。
それはすごい速さで移動している。さらに厚い雲なのか、晴れ間なのか。星の瞬きが見える。
わずかとはいえ、見える以上、観測の準備。
もたもたと設営を始めると、晴れてきた。ときおりすごい火球が流れている気がする。晴れ間の覗く所から、PENTAX K-mとEOS KissX3で分担して。露出はすべて30秒。

Gem7476

幸先良く、K-mが流星を捕らえた。この一コマのおかげでモチベーションアップができた。
12/14 23:33 ISO1000、smc PENTAX-FA☆1:2 24mmAL開放、固定法

 が、その前にKissX3も、捕らえていた。(よそ見をしていて、後からわかる)

Gem7345

22:22ごろ EOS KissX3/smc PENTAX-FA☆1:2 24mmAL/ISO800

都合よく、雲は消えてゆき、眼視的には、けっこうあっちにもこっちにも、と興奮が高まる。
しかし、ちょうど狙ったところとそれている。。。

魚眼だと、かなり明るい流星でないと写真写りが悪い気がするので、収差が出ようとFA 1:2.8 20mm開放で、冬の大三角をひたすら撮り続ける。
肉眼で見える数の割には、写るものは少ない。
それでも数うちゃあたる。流星はこれしかない。
EOS KissX3で226枚、PENTAX K-mで109枚写すうちには、写りこんでくれたのもあった。
これだけとると、X3は満充電電池終了、途中で交換。
K-mのほうも、連写しなくなるので何で?と思ったら、ついにエナジャイザー絶命。
最後のほうはバッテリー残量表示が怪しかった。(緑からいきなり死亡)

Gem37939426

KissX3/smc PENTAX-FA 1:2.8 20mm開放/ISO1600 SPACEBOYで追尾
23:33 シリウスとM42の間
0:04   シリウス東の暗めの
0:05   リゲルそばから画面外
0:22   プロキオン、ベテルギウス中間
の4カットを比較明で合成。
いずれも群流星であることは言えそうだが、肝心の輻射点が微妙に画面外というマヌケさ。

さすがにピークから10時間程度の経過だが、見ごたえはある。
ときおり雲を通して、火球が流れる。
2001しし座とまではいわないけれど、おもわず声を出してしまうのもあった。

Gem7545

0:51出現のもの。

そして、雲に覆われはじめ、再び雪もちらつき始めたので撤収を思いついたとき、
あっ、とおもわず声を出してしまう大火球出現。

Gem7562

1:01ごろ出現。
魚眼の2カットは、
KissX3/smc PENTAX-DA FE 1:3.5-4.5 10-17mm ED[IF]開放/ISO3200

流星、久しぶりに、感動しました。

|

« 負け越しっぽい。ふたご座流星群 | トップページ | 旅路 »

コメント

今回のふたご座は、かなりの出現数だったようですね。
自分は残念ながら収穫なしで終わってしまいました。

12日の晩は晴れ間があったので2時間ほど撮影を試みましたが、肉眼では数個の確認ができたものの、撮影は収穫なし。
13日の夜から14日の朝にかけては雨で観測不可。
昨晩(14日夜)は日課の散歩の途中で少し晴れ間があったものの、またすぐに雲がかかってしまいました。

天候さえ良ければ、今回はチャンスがありそうだっただけに残念です。


投稿: ich | 2009年12月15日 (火) 05:32

>ich様

流星観測は、運しだいですね。
私も、今年のしし座は悪天候で収穫ゼロでした。
今回もこの3時間程度のチャンスが与えられなければ、本当に流星なの?と自問自答
するような、かすかな光跡が数個で終わっていました。

でも、基本的には肉眼による観測が楽しいですね。
飛び方の速さなども、群ごとに個性があって興味深いです。

きっかけは、なんといっても2001のしし座でした。歳の割には流星歴は浅いです(笑)
デジイチはダメ元で惜しげなくたくさん撮れるから、収めるチャンスは増えましたし。
その意味ではいい時代になったものです。
(空は人工光で明るくて困りますが)

投稿: 豚磨 | 2009年12月15日 (火) 12:54

おお、沢山写ってますね♪
今年は明るいのが結構流れていたんですね、こちらは勤務と天候の兼ね合いで結局逃してしまいました。
ああ、何だか損しちゃったなぁ・・お次、しぶんぎ群に期待しておこう。

投稿: Fuuma-mfuk | 2009年12月16日 (水) 02:51

>ふうま様

飛び方がちょっと面白いです。
しばらくずっと鳴かず飛ばずで刻々と時は過ぎ、二台のデジイチがカシャコン、ガシャンとむなしく響きます。
飛び出すと、相次いで明るいの、暗いの、ついでに散在流星も、とけっこうにぎやかに。
そしてまた沈黙といった具合に。

私も勤務のリズムを恨めしく思ったりもしますが、仕事しなきゃ食っていけないので星も見れなくなるので、やっぱ働いてます(笑)

しぶんぎ群はいままでノーマークでした。三大流星群にかぞえられるほどなのですね。
・・・ああ、もう勤務が入っているorz

投稿: 豚磨 | 2009年12月16日 (水) 23:40

撤収間際の流星が見事ですね。(羨)
魚眼でも明るいヤツはちゃんと写る、の典型かと思います。
さぞかし明るく見事だったろうと羨ましく思います。
おそらく全く関係ないところを見ていたとしても気配で気づく?クラスだったのではないかと想像しています。
当地では、この時期天候に恵まれないので、ふたご群(やしぶん儀群)はちょっと縁遠いのです。
そういう意味では、久しぶりに結構楽しめた今回のふたご群でした。カメラには意外と写らず少々凹みました。
が、天候等に恵まれず断念することを思えば「この目で見た」だけでも吉としようと思います。

投稿: Ken28 | 2009年12月17日 (木) 21:28

寒い中、これだけたくさん見れると、努力が報われますね。
極大日の翌日も結構流れてたようですね。
(今回は、空を見るのをすっかり忘れてました。)

投稿: でぱいゆ | 2009年12月18日 (金) 00:01

>Ken28様

確かに、よそ見していても「おお~」と気づいて振り向く感じでした。
金星よりは明るく感じたので-5~6等級というところでしょうか。
ぱらぱらと火の粉が分かれおちるような感じでした。
さすがに、ここまで明るければ、魚眼でもはっきりと写っています。
すごいもの見せてもらった。これだから星見はやめられない。と思う半面で「今の写っているかなぁ。」
という気持ちも隠せません(笑)
2001年のしし座のときは、爆音がしたり、地面に自分の影が見えたりしたのもありましたが、
さすがにそこまではいきませんでした。
当地も機構的に表日本と裏日本の境目あたりなので、冬は良く晴れる日と、雪混じりの日といろいろです。
しぶんぎ群もチャンスがあったら眺めてみたいと思います。


>でばいゆ様

この日は、夜21時ごろまで雪降りで、正直もう寝ようかと思ってました(笑)
それでも、と外に出てみて、雲の切れ間から星が見えたものですから、さあいけません。
「寝ている間に、でっかいのがびゅんびゅん飛び交っていたらどうしよう。」と思うと、
平静に寝ていられるわけがありません。これはもう星見人のサガっていうやつです。
結局寒い中3時間ほどのチャンスでしたが、幸運にも恵まれ、堪能しました。
だから星見はやめられない。


投稿: 豚磨 | 2009年12月18日 (金) 22:32

始めまして、兵庫県在住の50代の天文ファンです。以前にK10Dに赤カブリ現象を検索していてこちらを知って以来たまに拝見させていただいています。火球は見事ですね。ところで2台のデジカメで30秒ずつというのはNR-onでの処理時間を相互にカバーしているということでしょうか?
私もオリオン座、しし座、ふたご座流星群と立て続けにねらってみて数枚の流星カットをデジカメに収めました。でも以前書き込みされていたK10Dの赤カブり現状に悩まされています。1台のカメラでの流星撮影はNR-offにせざるを得ず、ASA800を超えると画面右側が赤く左側が緑になります。特に市街地の空だと10-20秒露出でも色カブリします。室内でテストすると薄暗い白壁を数秒露出しても赤カブリがでます。
これまで10月以降PENTAXサービスでCCDと回路を2回交換しましたが改善されませんでしたので、K10Dの宿命と諦めたほうがいいのでしょうか? 何か教えていただけることがございましたらよろしくお願いいたします。

投稿: 六甲山 | 2009年12月19日 (土) 15:37

>六甲山様

はじめまして。
このときの撮影は、コマ数を稼ぎたいので、K-mもKissX3も長秒時NRはOFFで撮影しています。
K-mもK10Dと長秒時撮影における赤かぶりについては、おおよそ同傾向かと思っています。
このときK-mで100コマ以上(ときどき構図を変えるために中断しましたが)、連続的に撮影しましたが、強調するとかすかに上辺左よりの狭い部分に出るほかは、顕著な赤かぶりは発生していません。
原因はおそらく単純で、氷点下の気温-4~5度という寒さが、熱ノイズには有利に働いたものと思われます。

私も長らくPENTAXで星を撮ってきましたが、数十秒に及ぶ露出を何十枚と続けるこのような撮影には、通常の気温のもとでは、K10DやK-mは長秒時NR ONとしないと満足な結果は得られないと思います。
長秒時NR ONとすれば、K10DはPENTAXの中では星撮りに向いているほうだと思います。
長秒時NR OFFで出る赤かぶりは個体の故障や不具合ではなく、いわばその機種の仕様といえる類と思われます。
もちろん、撮像素子は半導体デバイスですので、許容値の範囲内で「当り」「外れ」の個体があることは考えられます。

私がキヤノンデジイチをしぶしぶ使い始めたのは、長秒時ノイズが支配的になる、このような星撮りで、熱ノイズによると思われる赤かぶりから開放されるためです。まことに申し上げにくいのですが、このような撮影に限定していえば、PENTAXより、ノイズ処理がうそのように楽です。
もちろん通常の撮影条件ではPENTAXのよさもあるし、星でも工夫をされてすばらしい作品を撮られている方も存じております。
しかしながら、それと同等に仕上げるのにキヤノンなら長秒時ノイズの処理はぐっと楽ですし、同じ努力をするのならさらに高品位な作品を得ることが出来ると思います。
お答えになっておらず、申し訳ございません。

投稿: 豚磨 | 2009年12月19日 (土) 20:59

続きです。
RAWで撮影するなら、長秒時NR OFF
で撮影しておき、同じ露出時間のダーク画像も同じ温度で撮影し、例えばステライメージ6などの天文画像処理ソフトで、「ダークを引く」後処理
NRで低減できるはずです。
K10Dはステライメージ6には対応していますし。
ただ、RAWなので、数多くとりたい流星にはつらいところです。
また、K10DはSR機構のせいか(?)CCD温度が変わりやすく、後処理NRがあまりうまく行かない、という報告も
いくつか目にしているので、過大な期待はできないかもしれません。

投稿: 豚磨 | 2009年12月19日 (土) 21:55

> 豚磨様
こんばんは、六甲山です。
先日はご丁寧な回答有難うございました。お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。
k-mでもNR-offでの撮影ということですが赤カブリは目立たないですね。
私もしし座の時は明け方数℃の気温でしたが、撮り初めのカットから赤カブリが
出ていましたから熱ノイズだけでなく、個体差、機種の差が出ているのかもしれません。
ダーク画像を撮っても真っ暗で右側の赤や左側の緑などは写らないので始末が悪いです。
当面、K10Dを手放す予定はないので流星は赤カブリを我慢してNR-offで連続撮影する
ことにします。(もう手放したK100DではNR-offでの撮影はしませんでしたが、
1画素のサイズが大きいのでこれらのノイズには強いのかもしれませんね)

投稿: 六甲山 | 2010年1月 4日 (月) 02:22

>六甲山様

仔細にみるとK-mとK10Dの熱かぶりの傾向は違うかもしれません。
K10Dのかぶりは、色つきのグラデーション様なので、後処理では難しいという記憶を思い出しました。

K-mのかぶりは、赤や緑ということはなく、赤い色が優勢です。
同じ条件で比較しないと断定的なことはいえませんが、ダークノイズの面では、K10Dよりいくらか使いやすいかもしれません。
ただ、K-mはケーブルスイッチ端子が無いので、シャッターボタンを機械的に押さえつける器具を使用しています。

私も過去のK10Dの画像を見返してみましたが、NR OFFではISO400程度に抑えて
使っているものが多く、参考になりませんでした。かぶりが目立たないように使っていたのだと思います。

K100Dまでの6MピクセルCCDのペンタックス各機種は、通常のシャッター速度での高感度ノイズは画素が大きいので有利と思いますが、気温の高いところでの長秒時撮影では赤い熱かぶりがすごく、K10Dでぐっと改善したので喜んだ記憶があります。

投稿: 豚磨 | 2010年1月 5日 (火) 07:32

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36015/47025722

この記事へのトラックバック一覧です: リベンジ、ふたご座流星群:

« 負け越しっぽい。ふたご座流星群 | トップページ | 旅路 »