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2010年1月28日 (木)

初めてのオートガイダー

 机上の実験では、それらしき反応を示した我がオートガイドシステムだが、実際の場面でどんな挙動を示すか・・・。
 いよいよ試す日がやってきた。

Autog_all

あと3日で満月をむかえる月が煌々と照っている。
従って、作品は諦め、追尾状態の確認を自宅庭先で行うことにした。
とりあえず、PCの電源は、家庭用のコンセントからテーブルタップで供給した。

さて、まず、PCとリレーボックスを接続しない状態では、従来どおりハンドコントロールの動作に影響はなかった。第一関門クリヤ。

次に、ウェブカメラをFC-60望遠鏡に直焦点で結合し、ガイド星が認識できるか。
小三ツ星の南側の星を導入してみた。
問題なく、PHD Guidingのモニターに捉えることができた。
リレーボックスとPCの接続も問題なく。

さて、ではガイディングアイコンをクリック。
するとまずはRA+、RA-、DEC+、DEC-の順に数発ずつ信号を出して、学習をしている。
そして、ほどなく、ガイディング開始したようだ。
各ポートには、間断なく修正信号が出ている。LEDが絶え間なく点滅する。
こんなに忙しく修正作業しているんだ・・・。
PC画面には、ガイド星があるフレ幅の範囲に納まって絶えず動いている。

なんとなく、うまく行っているような気がする。
fl=768mmという光学系の半自動ガイドは、今までは至難の業。
新幹線を、人間の勘だけで運転しているようなものだ。

問題は、オートガイドによる追尾が許容範囲に収まっているか。早く結果を見てみたい。ワクワク。

 さて、結果は・・・。

M42_g400al

EOS KissX3/MT-160+レデューサー fl=768mm  1:4.8/404sec  ISO100 RAW
ステライメージ6でデジタル現像

ガイドあり404sec 同上拡大(M42中央やや左側)
M42_g400up


さらに、929sec露光もやってみた。
M42_g900up

さすがに15分超では、幾分いびつになるかな?とは思うが、鑑賞距離では充分のような気もする。
しかし、放置駆動と比較してみないと、効果があったとはいえない。

そこで、放置駆動、406sec
M42_ng406al

鑑賞距離でも、赤経方向に流れているのがわかる。
上の放置406sec、ガイドありと同じ拡大率で拡大してみると、
M42_ng400up

さらに、放置916secでは、
M42_ng900up

PCの電源確保や、ガイドソフトのパラメーター最適化の課題はあるけれど、著効あり。
自分的には、まずは大成功だと思う。

速攻でネットブックをポチッたのは、必然の成り行きでした(爆)

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コメント

オートガイド成功おめでとうございます。
EM200はノータッチでもかなりの精度ですから、これなら文句無しですね。
低感度・長時間露出による画質向上も期待できそうです。

私も再構築に向けて意欲が出てきました。(笑)

投稿: ich | 2010年1月28日 (木) 05:56

>ich様

ありがとうございます。
あっけないほど、あっさりと動作いたしました。
実は、知らぬが仏、まだまだこれからだったりして。

EM-200は追尾精度が高いといいますが、強度はありますが。
私の所有の個体は、SPACEBOYとあまり違わないような気がしています。
ギヤの片磨耗だと思っています。
オートガイドでそれもカバーしてくれるのなら、安上がりについて、ありがたいのですが。

実は、オートガイダーについては、PPつながりや天Pつながりの導入先輩諸氏の記事が参考になりました。
流れから4年弱ほど遅れていますが、ようやく開花しました(笑)
ichさんの記事も拝見しました。
再構築に挑戦してみてはいかがでしょう。

あれ、宅配便が。KOHJINSHAのPC届きました(爆)

投稿: 豚磨 | 2010年1月28日 (木) 16:09

ついに・・というかあっという間にオートガイド成功ですね!(笑)
フリーとはいえガイディングソフトの高精度な追尾には驚きますね。ガイド星の移動量も全て自動で調整してくれるので、ほんとありがたいソフトですね~。

なんと、さっそくネットブック購入ですか!?
KOHJINSHAのものにされたんですか、とても小さくて高性能なPCを販売しているメーカーですね。
さすがにご購入が早かったのでお伝えすることが出来ませんでしたが・・ご存知かもしれませんが、EOS Utilityの動作が1024×768以上に限定されるのですが・・ご購入の機種はそれが出来る機種なんでしょうか?ちょっと心配になりました。

投稿: Fuuma-mfuk | 2010年1月28日 (木) 20:05

>ふうま様

一月前は、何をどう構成していいのか、見当も付きませんでした。
既成のオートガイダーにしかかりそうでしたが、予算が無く。
フリーソフトを中心に構成しても、ものになるまでには相当の試行錯誤が必要と思ってたのですが。
こんなに順調でいいのか?と逆に信じられなかったです。
なかなか使い勝手のいいソフトだと思います。
追尾もなかなか粘っこくて、雲でガイド星が薄れても脱調せずに追従していました。

ネットブックはKOHJINSHAのSH6KX12Bというものです。
これにした理由は・・・その価格に尽きます。アウトレット品で本来の価格の半額でしたから。
画面サイズは・・・えっとー(汗)・・・1024×600でしたorz

これは、オートガイド専用(と無線LANによるネット閲覧)に特化してしまいます。
EOS Utility使えれば便利ですけどね。そこまで考えが及ばなかったというのが正直なところ。
長時間撮影への道が拓ければ、撮影タイマーも考えないといけないですね。

投稿: 豚磨 | 2010年1月28日 (木) 21:23

一発成功ですね。お見事!おめでとうございます。
(自分の場合、かなり回り道した気がします。オート化に何でこんな苦労がいるのか?と..)

手動ガイド、半自動ガイドをしていた頃は、こんな良い星空下なのに、何でひたすらガイド星を
見つめ続ければならぬのか?と自問自答していました。
オートガイドは、その呪縛から解放してくれました。

しかし、今度はオートガイダー設営作業そのものが億劫になってきて..
何と人間は身勝手なものか!と思います。
放置ガイド、鑑賞距離での許容ズレならOK!と、落ちぶれてしまった? orz

投稿: Ken28 | 2010年1月28日 (木) 23:40

>Ken28様

ありがとうございます。
貴ブログのオートガイダー関連記事を、相当参考にさせていただきました。

モーターのない手動ガイドの場合、追尾精度のすべては自分の網膜センサー、筋肉アクチュエーターでしたからね。
ずれまで自動的に補正してしまうのですから…隔世の感があります。
それでも快適な気候のときは、手動駆動でもあんがい面白いと感じたものです。

私の本業の世界でもそうなのですが、どこの部分まで自動化するかはテーマだと思います。
何から何まで自動化すると、勘や感性が退化しますし、いざ故障したとき何もできなくなります。
できないことができる、または苦痛な単純労働から解放する、この点に絞るのが自動化とヒューマンのバランス点ではないかと思います。
寒いときに長焦点、長時間ならオートガイダーが活かせると思っています。

確かに設営は一手間増えますが、もともとEM-200の設営は気合がいりますし、得られるものに比べたらわずかな手間だと…今のところ思っています。

投稿: 豚磨 | 2010年1月29日 (金) 12:20

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