Kiss X2,X3の外部電源供給
今日も、天候は曇りでオートガイダー試験は出来ず。
懸案だった、X2、X3の外部からの電源供給を試してみた。
いつものことながら、自己責任にて実験。
まず、純正のDCカプラーDR-E5を入手。
これを、カッターナイフで合わせ目から割る。
中には、簡単なフィルターが入っているようだ。電解コンデンサーは2200μF×2
じかに電極に電線を半田付けして、外に引き出す。
これをエネループ6個直列の電池ボックスにつなぐと、満充電時無負荷で8.4Vが得られた。電圧は専用のリチウムイオン充電池LP-E5といい勝負が出来そう。
さっそくやってみると、X2、X3共に動かすことは出来た。
電池の表示も満タンだ。
また、エネループはminで1900mAhの容量があるから、保温さえうまくいけば1080mAhのLP-E5より長く持つことが期待できる。
外へ電線を引き出せたので、ついでに負荷電流がどのくらい流れるか、測定してみた。
AFとか、ストロボポップアップなど天体に関係ない場面での数値は省略した。
待機時やLVではやはりX3のほうが大きい値となった。
が、バルブでの撮影やそのあとのNRでは不思議なことにX2のほうが大きい値になった。
意外にX3は省電設計なのだと思った。
あとは、電池をどうやって保温するかが問題。
豆炭あんかがいいのではと、思った。
燃料単価が安いし、
ただ、着火に時間がかかるのが欠点。
思ったより発熱しないかな?
実践投入で試してみるしかない。
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コメント
おお、マナスルじゃないですか!MSRやスベアも良いけどマナスルも銘ストーブですね♪
キヤノンの特殊プラグ好きにも困ったものです。うちのX2は撮影仲間からACアダプターと一緒に譲っていただいたので、カプラに接続されているプラグはそのまま残してケーブルをぶった切って対応しましたが、このカプラは電解コンデンサが仕込まれているんですね。
豆炭アンカというのは初めて見ました。レンズの結露防止に楠灰カイロを今も愛用していますが、自然に火が消えてしまうことが多いので両端から火をつけるのですが、これでは一晩持たなくて困っていました。この豆炭アンカは燃焼時間はどれくらいのものでしょうか?
投稿: Fuuma-mfuk | 2010年2月17日 (水) 00:31
>ふうま様
マナスルは国産品で、補修パーツもすぐに手に入るのがありがたいです。
DCカプラにはコンデンサーとフェライトコアのコイル?ノイズフィルター?のようなものがあり、
電極には、コイルが直列に入っているようです。
ACアダプター出力のわずかなリプルを取り除くためと思われますが、電池なので電源のリプルはないし、
この分わずかながら電圧降下の可能性があると思い、電極に直結しました。
(本当は、特殊プラグゆえにACアダプターを買わされるのは無駄っぽい、もっというと銭がないというのが理由です・・・爆)
さて、豆炭あんか始動には・・・
ストーブのプレヒート→ストーブの灯油での着火→豆炭火おこし15分
宇宙戦艦ヤマト並に?なかなか手間です(笑)。
電池類をまとめて保温箱に集約し、あんかで暖めようと構想中です。
燃焼継続時間は、実験の結果、少なくとも12時間は初期の発熱を維持する感じです。
23時間後も、弱いながら発熱していました。24時間後、完全に鎮火です。
どのくらいの発熱でしょうか。豆炭1kgあたり6000kcalの発熱量です。
豆炭一個で50gでした・・・300kcal→仕事に直すと1260kJ
これが12時間で使われるとすると、その仕事率J/s=Wは、
1260×1000J/(12×3600)s=29W
約30Wの電気ヒーターと同じパワーがありますから、うまく使えば電池保温の救世主になるかも。
と構想中です。まあ、大きいので、レンズ保温には無理がありますが(笑)
投稿: 豚磨 | 2010年2月17日 (水) 19:52