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2010年3月16日 (火)

不調EM-200とM101

 3/14は、透明度はイマイチだけど、安定して晴れたので、オートガイドの試験には好都合だった。
 回転花火銀河で有名なM101を狙うことにした。

M101find

EOS KissX3/smc PENTAX-FA 1:2 35mmAL/絞りF3.4 3分30秒 ISO800
SPACEBOYで追尾

 北斗七星の柄から2番目の星ミザール(肉眼二重星で有名)からやや明るい星を飛び石のように伝わって探します。この辺、という見当はすぐに付くのです。が、思いのほか淡い。みかけは満月並に大きいはずですが、5cmくらいのファインダーでは見えないに等しかった。16cm主鏡で低倍率にして覗いても「?」。EOS KissX3をISO6400に感度アップして30秒・・・写すとちゃんと視野の中にあった、というほど見えなかった。
透明度がイマイチな上に、目が悪くなったのもあるか。

 さて、今日は主砲MT-160レデューサー焦点、一コマISO800で6分露光することにしたのですが、ガイド状況のグラフは相変わらず悪い。特に赤緯は暴れまくり。なぜだ。
M101_guide

 それでも、前回星像は良かった。グラフに一喜一憂していてもしょうがないと6分×6コマ、
36分の露光が始まった。幸い、このときは(T T)現象は起こらなかった。
 結果は・・・。

M101_4ce

コンポジットは6分×4コマ、ステライメージ6にて周辺減光処理、デジタル現像ほか。

 鑑賞距離では、あまり目立たないものの、オートガイドとは思えないほど流れがある。
拡大すると顕著。

M101_4c_up

ちょうどSPACEBOYも持ってきていたので、極軸望遠鏡をなんとなく見比べてみると・・・。
なんと、EM-200はリングレベルに対し極望が90°も位相がずれて取り付いていたorz
もちろんTAKAHASHIがこんなそまつな作業をするわけは無く、タコハシ作業所のクオリティの甘さ。がっくし。
SPACEBOYの時角早見表を参考に極軸を調整しなおすと、
まあまあ調子よく動作するようになった。↓

M13_guide

わかったこと。
・極軸が大きくずれているとDECのグラフが早い周期でドリフトする(resist swichの場合)
・極軸がある程度ずれていても、天の赤道付近の対象はオートガイドにより、割りに点像が得られる。
・しかし、天の北極近い対象では、極軸のずれにより流れは深刻となる。正確には、ガイド星を中心に視野が回転するのだと思う。
(今回はM101よりやや離れた北斗七星のひしゃくの先端η星をガイド星に選んでいる。)

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コメント

なるほど。とても参考になりました。
広角~望遠レンズ程度のガイド撮影の場合は、極軸合わせにあまり気を遣わず、
時角計算も脳内山勘計算(?カシオペヤか北斗の位置から適当に割り出す)で
済ませていました。
オートガイドの場合も、(自動修正追尾に頼って)基本的に上と同じです。
(時折極望を覗いて、二重円から北極星がずれていれば修正する程度)
こういういい加減さがよくないのでしょうね。(反省)
案外、EM-10赤道儀でfl=300~400mmの放置ガイドを行うときの方が一番真剣に
極軸を合わせている気がします。(汗)

やっぱりオートガイドであっても、なるべくきちんと極軸合わせをすることが
修正動作も少なくて済み、良好な追尾につながるということを今回あらためて
認識させていただきました。

投稿: Ken28 | 2010年3月17日 (水) 22:07

>Ken28様

 PHD Guidingを紹介している英文を、不慣れな英単語に躓きながらも(笑)一通り読んでみたところです。
(たとえ賢いオートガイドでも)極軸はやはり、出来るだけ正確にあわせたほうが良い結果が得られる旨の記述がありました。ただ、それは量産機における極軸望遠鏡で出来る範囲であわせて、DECのドリフトが数分程度にゆっくりに収まるなら充分ともありました。
 あと、これはオートガイドでなくても同じですが、対象視野に出来るだけ近いガイド星を選ぶことがよいことは承知なのですが、それを実現するためには、感度の良いガイドカメラを使うことが肝のようです。

 タコハシ作業所の弁(って自分自身への独り言・・・笑)
 このたびは基本的なセットミスを出してしまい、大変ご迷惑をおかけしましたm(_ _)m。タコハシ作業所では、再整備を行いまして、極軸セット精度が本来のものになったかどうか確認すべく準備をしています(笑)

投稿: 豚磨 | 2010年3月18日 (木) 22:55

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