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2010年3月23日 (火)

M97,M108

 例年だと、春の夜空は比較的短い写真レンズで狙える対象が少なく、モチベーションが下がり勝ち。
 オートガイドの力を借りて、MT-160でM天体をひとつずつレパートリーに加えてみようと思う。北斗七星まわりには有名なM天体がいくつもある。
今回は、ひしゃくの底のβ~γ星間にあるM97とM108を。

Hokuto7

EOS KissX3/smc PENTAX-FA 1:2 35mmAL/ F3.4 241sec ISO800
SPACEBOYで追尾

↓上の画面をトリミングしたもの。

Fc_m97_108

M108は系外銀河   8'×2'で10.0等
M97は惑星状星雲  3.4'×3.3'で12.0等、ふくろう星雲の呼び名がある。

が、いままで眼視で見たことはなかった。
3月19日23時ごろ観測開始。
β、γ星間を半分、そのまた半分のβ星よりという大雑把な見当をつけてMT-160を40倍で覗く 。
「?」わからない。KissX3をISO6400にして30秒。ふくろう星雲は写っている。M97のそばの2つの星で見当をつけて構図を決める。
すると等級の暗いはずのM97のほうは、ぼんやりとした光芒が見える。
108のほうは・・・M97に夢中で、見えていた記憶がない(笑)

MT-160+レデューサーによる描写。

M97_4ce

EOS KissX3/MT160+レデューサー/239sec ISO800
同条件の4コマを加算平均合成、ダーク処理、周辺減光処理

ガイド星はM97右下の(この画面では)一番明るい星を選定して行った。
ときおりPHD Guidingの画面が砂の嵐になりそうな、うちのシステムで狙える限度の等級(暗さ)。
こんど星図で等級を調べてみよう。

M97トリミング
M97up_4ce

M108トリミング
M108up_4ce

 M97がふくろうの顔に見えるかというと・・・うーん、なんとなく。もちろん眼視観測ではわからなかった。
 M108は意外とカラフル。

 メシエはMT-160よりは小さい望遠鏡で見つけたはずだが、よくぞ見えたものだなぁ、と感心するばかり。


 追尾品質は、うーん、まあ一応合格かな。視野周辺なので、光学系のコマ収差もあるだろうし。

 さて、本日(3/19)は(T T)現象の原因追求の第一歩として、リレーボックスをあんか暖房の保温箱にいれてみた。外気温は-1℃、ここらとしては、むしろ暖かく感じるが。
これともうひとつM101で30分ほど追尾してみたが、終始、(T T)は出ず、安定していた。
やはりリレー基板の低温時誤動作なのかな。結論付けるには、ちょっとデータ不足。

 追尾したまま、カメラの設定を変えようとISOボタンやダイヤルをいじると、グラフは大きく乱れるが、暴走するには至らない。
 ただ、撤収するとき、レデューサーをMT-160からねじって外すときにはさすがに暴走した。(ふつう、撤収するときは、オートガイドやモータードライブは電源止めるでしょうが!・・・つまり、あまり意味のない実験)監視範囲からガイド星が大きくはみ出るほど振動が加わったためであろう。

 さらに、鏡筒バンドを外すとき、唖然とした。M8×2本の固定ボルトを手で回せる程度にかり止めしただけで、レンチでしっかり固定していなかった。こんなお粗末なことでよくまあ拡大画像をえられたものだ。検証以前の基本的ミス(反省)

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コメント

M97とM108、MT160だと同一写野にぴったり収まってバランス良いですね~。
鏡筒バンドの固定が・・よく鏡筒を落とさずに済みましたね。^^;
うーん、リレー基盤・・基盤や電子回路自体が低温になることが原因で誤動作するものなのでしょうか?個人的には電子回路は熱くなるより冷えるほうが動きや反応が良くなるような気がするんです。
低温時には、バッテリーからの供給電圧が安定せずに誤動作するとか、赤道儀のグリスが若干硬化して動きが悪くなってしまったとか・・冬になると僕は大概そんなトラブルに悩まされています。^^;
電源ケーブルは2.0以上の太さで3~4m以内でないと電圧ロスは結構大きいというのも昨年気付き、結構な盲点でした。太いのに交換したら一発解決でした。
グリスの硬さはバランス取りのときに締め付けをフリーにしてみて気付きました。大きくバランスが偏っていても赤緯が全然動かなかったので・・撮影仲間にお手伝いいただいて全て分解の上、グリスアップしました。orz

投稿: Fuuma-mfuk | 2010年3月23日 (火) 20:21

>ふうま様

 fl=768mm、フルサイズ換算1230mmほどの焦点距離は、深宇宙の探検にはまだまだスケールが小さいと実感します。
でも逆に、何かとセットで狙うとか、この焦点距離ならではの楽しみもあるのではないか、と散歩を始めました。

>低温になることが原因で誤動作?

 私も、なんとなく疑問です。撮像素子などはむしろ冷えて欲しいと思いますし。
ただ、この基板の開発者自身がこんな記述をしていますので、気にはなっています。
http://kuwana.exblog.jp/7263612/
これから暖かくなって発生が減るなら関係あるかもしれません。

ひょっとして、私の装置の場合、なにかマヌケな罠に引っかかっているのかもしれません。
USBケーブルが寒さで柔軟性を失い、コネクターの接触不良を誘発するとか(笑)
電源は豆炭あんか式保温システムに一括収容して以来、問題なさそうです。

赤道儀はタカハシの人に、直接今までの経緯も正直に話して(笑)、相談してみました。
製造現場にしばらくいた人のようで、親身に聞いてくれました。
オーバーホールですと諭吉7~8人飛んでいきますが、場所を限定する修理なら、
ウォームホイールのお代+諭吉1枚(+ことによるとα) 程度で極望の位置も含めなおしてくれるそうです。
交換レンズや新型DSLRより、いまはそちらに回したい気持ちです。

投稿: 豚磨 | 2010年3月23日 (火) 20:58

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