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2010年3月 6日 (土)

PHD Guiding試行 続き

 主鏡をPENTAX  75SDHFにしてどう変化するか。
 あくまでもMT-160で成功を勝ち取らねば、成功とはいえないのだが、75SDHFにしてみて、追尾状態には変化が出るのか、試してみた。

 ガイド状態のグラフを見ると、MT-160搭載時に比べてRMS値は目に見えて減少してはいない。が、
脳みそ設定値デフォルト↓でも、グラフの振幅は小さくなっている気がする。

Default75hf

さらに、
・Max Dec durationを100msから50,25と下げると、グラフ上では、DECのふらつきが改善される気がする。
・Calibration step を750msから250,100と下げると、キャリブレーションの時間はややかかるが、学習は緻密に行われ、追尾状態は良くなる気がする。逆に3000msにすると、キャリブレーションが完了しないうちに画面からガイド星が外れてしまう。

↓MAX Dec duration 25ms,Calibration step 100msでの追尾状況。

Dec25ca100

・DECモーターをあらかじめ、DECキャリブレーションで動き出す方向とは逆に回してバックラッシュをわざと大きくしておくと、DECのバックラッシュを覚えるような気がする。

キャリブレーションの賢さがPHD Guidingの売りであり、逆に言うと、キャリブレーション時に、いかにバックラッシュ等を正しくPHD guidingに認識してもらうかは重要と思われる。

実写
月明かりと冴えない束の間の晴れ間なので、作品ではなく追尾実験orz
共通データ:EOS KissX3/PENTAX  75SDHF望遠鏡fl=500mm直焦点/604sec ISO100
                EM-200でオートガイド

比較的低空のM41
M41

長さで1/10(面積で1/100)の部分の拡大
M41mag

天頂付近のM44(プレセペ)
M44

同拡大
M44mag

M41もM44もfl=500mmでは、広がりすぎて妙味が薄れる。が、まあ追尾実験なのだから・・・。

追尾状態は、flもMT-160より短いせいもあるが、いずれも、まあ良好である。
(リサイズ前のTiff画像を等倍でみると、殆どまん丸なのだが、圧縮するとなぜかいびつ感がでてくる)
それでも、MT-160のときより良好といえる。

やはり、荷が軽いと、余裕が出るのだろうか。
たまたまギヤの良いところが出ただけなのか。
小口径の屈折で、筒の剛性が相対的に余裕があるのだろうか。

パラメーターの設定が功を奏したのか、と思ったが・・・。M41のときは脳みそデフォルト、M44のときはいろいろいじって、グラフのフレ幅が少ない状態に追い込んでの撮影だが・・・。星像には大差ない。
もう一度MT-160に乗せ変えて検証してみたい。


なお、Toolのenable loggingにチェックをいれておくと、PHD Guidingの考えていること、時として悲鳴のようなものが残されていて、あとから見ると興味深い。

特にDEC検出中、
must have overshot
not compelling enough
not enough motion
Thinking of switching-!!!!Getting worse  
とつぶやきながらもなんとかDec move clipped to ・・・
としぶしぶ決定するような過程がおもしろい(笑)。
RAは特にこのようなため息を残さずに、淡々とガイドしているようだが。

(笑)というか、やっぱりDEC方向のバックラッシュがPHD Guidingの想定を超えていることを示唆する内容ではないかorz

この辺に改善の余地がありそう。


 

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コメント

久しくPHDから遠ざかってるので、『へえー!知らなかった!』の連続です。(汗)

前回も申しましたが、自動ガイドそのものは問題なく、追尾システムの最終段階=微妙なパラメータ設定なのだろうと思います。
#自身はここまで突き詰めることもせず、デフォルトで済ませてしまっていたように思います。頭が下がります。
ここまで来ると、ピントやら、光軸やら、鏡面状態やら、合焦装置の強度やら、別の問題も台頭してきているようにも思います。
もちろん大気の状態=気象条件も入ってきますね。

現状は、すっかりお気楽撮影に定着してしまっており、記事を拝見してオートガイドへのモチベーションを上げたいと思います。
(現時点で一番稼働率の高いのはSTVです。ケーブルが太く、ガイド鏡筒及び合焦装置の撓みに影響する?と疑っています)

投稿: Ken28 | 2010年3月 7日 (日) 13:17

>Ken28様

 ここまで風呂敷を広げてみたのですが・・・実は・・・、星像そのものはデフォルト(M41)のときと変わらず、むしろデフォルトのほうが若干良好のような気もします。
 
 PHDを紹介しているAutoguidingという英文の論文を見てみると、頭脳アイコンのパラメーターは突っ込んだ調整もできるけれども、多くの場合デフォルトでいいというのも事実、といった記載があります。

 同論文では一般的事柄として、
・ガイドを行う準備として、赤道儀をスムーズに、またバックラッシュが過大にならないように整備すること。
・過積載は禁物。メーカー公称値の50%程度がおすすめ。
・バランスはかすかに東側を重くする。
・極軸は、完璧でなくてもいいができるだけ正確に合わせること。
・ガイド鏡は眼視ガイドのような長いflのものはいらない。ただし、結合はリジッドに。
など記述がありまして、やはりうちの場合、赤道儀の整備ががいとうしそうです。

投稿: 豚磨 | 2010年3月 8日 (月) 07:48

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