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2010年7月31日 (土)

硫黄岳の思い出

 前エントリからの続き。(行動日7/26)
硫黄岳まで、同じコースを引き返す。また登るのかい、また下るのかい・・・横岳のいくつもの岩峰をアップダウンすると、さすがに消耗してくる。
台座の頭をやり過ごし、硫黄岳を眺める。青い屋根は硫黄岳山荘。

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それでも、ここまで戻ってきた。天候が回復したこともあり、早朝出てきたときとは、印象がずいぶん異なる。

 しかし、干からびてきた。飲み水が尽きた。普段、コースマップより若干早く歩けるのだが、少し余分に掛かるようになってしまった。夏沢峠まで持ちそうにない。

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硫黄岳山荘で小休止。なにか水分補給はできないか、と小屋にはいるとサントリーの伊右衛門茶500mlが。値段を見ると400円!だが、今この状態では高すぎるとは思わない。これで我慢して脱水症状を起こして救援を要請したら、などと考えると安いものだ。無条件降伏。(笑)
ついでに200円のナビスコチップスターコンソメ味も。
予備燃料のかりんとうはまだ充分余っているのだが、おじさん臭とともに汗を発散しながら行動しているわけで、塩味系のものもあったほうがいい、ということがわかった。

さて、6時間ぶりに硫黄岳に戻る。特徴ある爆裂火口が良くわかる。

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断崖が涼味をもたらす。

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いつ崩壊してもおかしくない、そんな山容。

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箕冠山、根石岳、天狗岳、遠くに蓼科山を望む。

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ところどころに築かれたケルン。霧のときは、崖に迷い込まないための道しるべになるだろう。

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さて、とぼとぼと火口跡の縁を下る。30数年前は学校登山で下った道だ。一方的に思いを抱いていた同クラスの女子に「眼鏡を貸して。」と頼まれて、(望むところだと)貸してあげた。
だから、そのときの記憶はピントの合わないぼんやりとした爆裂火口跡。
今日は眼鏡をかけたままだから、はっきり見える。だけど、あのときのウキウキした気持ちは、はっきりとは蘇らなかった。

脳内音楽はオフコースの「でももう花はいらない」。

単独行は機動力が効いて、撤退の決断がしやすいのは長所だが、なんとなくわびしい感が最近増えてきた。山行での伴侶が欲しい気もするが、少なくとも身近にはいない。
休みの曜日や星撮りもあり、普通の人とはなかなかパターンが合わないせいもある。

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硫黄岳から夏沢峠に下山中、オーレン小屋を見る。

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↓青い屋根はヒュッテ夏沢。つまり、あのあたりが夏沢峠だ。だが、歩いても歩いても近づいてこない錯覚に陥る。足がもうだめっぽい。標準コースタイムよりだいぶ掛かっている。
ああ、思い出した。中学のときもそうだった。なにか後の祭り感を感じながら、ひたすらとぼとぼと歩き続けた記憶。

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 それでも、やがてはたどり着いた。硫黄山頂2760mは涼しかったが、夏沢峠に降り立つと夏らしい暑さを感じる。それでも標高2450m程度はある。
夏沢峠からヴィヴィオの待つ駐車場までは1時間30分。足はぼろぼろだったがなんとかたどり着いた。もちろん、ヴィヴィオは快走し、山行は終了した。

 来月はムスメが、コースは違うようだが、学校で硫黄岳登山らしい。どんな思い出を作るのかな。

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