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2010年8月19日 (木)

気ままなエンジン談義(7)

 いよいよ社会人として落ち着いた働き口を得て、自分の車を買うことになった。
ここまでの流れで行くと、いよいよスバルの水平対向エンジン搭載車が妥当なのだが。。。

いすゞからちょっと気の利いた1.5Lディーゼル搭載車が出た、というのに興味が引かれた。
しかもターボ付き、なし両方選べる。奇しくも免許取得後初めて乗った車はレンタカーのいすゞアスカだったので、いすゞにはどことなく親しみを持つに至っていた。 

 それまでもディーゼルエンジン搭載車は、他からも出ていた。でも、ガソリン車は1.5Lでも、アンダーパワーを補うために1.7Lとか1.8Lとかで、燃料経済性を得るために自動車税は余計に掛かるのが面白くない。(根っからの貧乏性・・・笑)

 いすゞFFジェミニ(JT-600)・・・スタイルもなかなか気に入った。いろいろと研究してみたが、ディーゼルと相性のいいというターボ付きが興味をそそる。4EC1-Tエンジンとつきあうことになった。
4枚扉の乗用車というものにどこか憧れをもっていた家の人の意見もとりいれ、4ドアセダンを選んだが、後日大きめの荷物を搭載することを見通せていなかった。結果的には3ドアHBにすればよかった。

 ガソリン車とは違い、エンジン始動時にグロー予熱という操作が必要だったが、真冬でも3-4秒待てば、一発で掛かるし、不便はなかった。
アイドルのノック音は、さすがに静粛とはいえなかったが、案外ソフトで許容範囲。雪の日など心強くさえ感じた。
 低回転から有効なターボは、とてもフレキシブル。標高2000mほどの高地では、無過給2Lクラスのガソリン車が苦しそうに走る脇を、軽く抜かせていただいた。
ターボ付きはいったい燃費はどうなることか、初回の給油は興味津々だったが初回も含め21km/Lは安定してたたき出した。
高速道路を淡々と巡航すると、中央道のような勾配の多い道路でも25km/Lに達することもあった。

 課題は、急加速時の黒煙とターボ車特有のリニアでない加速感かな。それと、やはり前が重い→尻がふわふわとちょっと落ち着かないかな、というハンドリングの若干の注文はあった。

 が、そんなことは帳消しにできるほど、とにかく、燃料代が安い。みんなで乗り合わせてスキーに行ったり、ひとりでぶらぶらロングドライブに行ったりで、初回の車検までに6万km走ってしまった(笑)
ディーゼルの、そしていすゞのとりこになった。そしていすゞ車に不自由なくずっと乗れることを信じて疑わなかった。そして、ディーゼルをつくっていなかったスバルのことは忘れてしまいつつあった。
(あっ、いまは欧州向けには水平対向ディーゼルあるんだった)

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コメント

怒濤のエンジン談義7話、楽しく拝読させていただきました。
(まだ続きがありそうで期待しています。)

乗用車ディーゼルというと、自分の中ではスカイラインGTディーゼルターボが真っ先に思い浮かびます。
たしか、「鉄仮面」時代のスカイラインだったと思います。我が天文ライフの師匠殿が所有されてました。
師匠宣わく『こいつはタイトなコーナーが続く山道でもトップギヤのままグングン上れる。』と。
実際、氷見市で初めて県内カノープスを見た時は、師匠の居住地近くに住んでいたこともあって、
師匠ご自慢の鉄仮面ディーゼルGTに同乗させていただきました。
師匠が言うとおり、山間の峠まで一度もトップギヤを落とす必要もなく上って行ったのには脱帽。
ディーゼルの太いトルクだけでなく、スカイライン伝統の独立懸架サスペンションの功績も大きいと
思いました。クルマの善し悪しはエンジンだけでない!とも思いました。
(当時乗っていたコロナではリヤサスが駄目でカーブではスピードを落とすしかなかったのです)
我が国では環境面からボロクソな扱いを受けていますが、ディーゼルの広範囲で太いトルク維持は魅力的です。
その○産が、ディーゼル車でありながらエコカー免税(減税でなく全免)車両「エクストレイル」を出していて、
資金さえあれば欲しいなあ、と思います。
但し、師匠の鉄仮面ディーゼルのようにトップギヤのまま峠に至れるかは分かりません。(笑)

投稿: Ken28 | 2010年8月19日 (木) 21:25

FFジェミニ、懐かしいですね。CMが結構話題を呼んでいたのを思い出します。
実は入社当時の職場に、ISUZUで商用車の足回りの設計をやっていた先輩がいて、FRのジェミニやアスカには、しばしば乗せてもらいました。
嫌味の無いデザインで室内も広く、実用的でいい車だったように思います。

日本ではディーゼルに対してネガティブなイメージを持ってしまったこともあって、欧州などに比べると大分遅れてしまった感がありますね。
最近ではディーゼル燃料のサルファ・フリー化も進んで、インフラが整ったこともあり、そろそろ新しいディーゼルエンジン搭載車が出てきそうな感じもあります。

MAZDAも欧州市場ではクリーン・ディーゼルを出していますし、モーターショウで発表したSKY-Dも出番が近そうなので楽しみにしています。
もっとも、車を買い替えるのは、まだ当分先の話だとは思いますが。(笑)

投稿: ich | 2010年8月19日 (木) 21:44

>Ken28様

 本業?の星見が悪天候でぜんぜん駄目なのが災いしています(笑)
 確かに、車のよしあしはエンジンだけではないと痛切に感じます。無用の恐怖感で減速、それをしなくて済めば燃費も良く、運転操作にも余裕が出ます。
スカイラインのディーゼル、GTカーにディーゼルの組み合わせが不思議だったのですが、いま欧州ではトルクの厚さで走るディーゼルが人気のようです。時代を先取りしていたのかもしれませんね。
 私はすっかり忘れていましたが、書き込んでいただきエクストレイルディーゼルの存在を思い出しました。現実に、日本での規制をクリヤしたエクストレイルのディーゼルは賞賛ものです。AT車も出て一段と商品としての現実味が出てきました。一度お目にかかりたいものです。

>ich様

 街の遊撃手といって、エッフェル塔のあたりを飛び交っていたあのCMも話題でした。
 最初にアスカをレンタルしたとき、シンプルでクリーンなデザインの車だなぁ。どこの車?と後ろを見るとISUZUのシールが貼ってあり、驚きました。ISUZUと聞くと塵芥車など地味に働く、薄汚いイメージがありましたので。(ISUZUさん、ごめんなさい)

 日本では”過密””渋滞”など事情が欧州と一緒というわけには行かないので、手放しにディーゼルを評価するわけには行かないとは思います。しかし、エクストレイルが現実にクリヤしているのですから、またよい意味でガソリン車のライバルとして復活する可能性はありますし、可能な各社は技術の力で克服していって欲しいと思います。
個人的には、スバルの水平対向ディーゼルを日本で乗ってみたいな、と思っています。

投稿: keypon13^2 | 2010年8月19日 (木) 23:27

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