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2010年8月22日 (日)

気ままなエンジン談義(10)

 実は、前エントリでは、ビッグホーンのよさがわかるまでに長い時間を要した、表現したけど、正確には手放してしまっていたのだ。(究極の馬鹿)
 やっぱりクロカン四駆なんて壮大な無駄ではなかろうかと思うもう一人の自分がいた。

 他社に目を向ければ、
 トヨタのカローラⅡにはいすゞに対抗してか、1.5Lのディーゼル1N-Tエンジンが出ていて、5ドアHBも設定されていた。
 マツダにはカペラカーゴにPWSディーゼルもあった。

 ディーゼルにこだわったとしても、いすゞにこだわらなければいくつか答えはあった。
 しかし・・・。

Jt641f


またもいすゞ車。

 ジェミニがFFになってからの2代目(FFディーゼルはJT-641F)が登場した。他社並みに車幅を広げてきた。
待望の4速ATも積めるようになった。が、またもや5MTを選んだ。
デザインは先代のほうがクリーンだったなぁ、と思いつつ、エンジンマニアの自分には。。。

 新作のディーゼルエンジンに目が行った。
今度は、4EE1-T(インタークーラー付ターボ)1.7L級ディーゼルエンジンであった。
これも、いすゞ渾身の力作、少なくともスペック上は、であった。

エンジンルーム:ターボから左前輪前のインタークーラーを経て、ふたたびエンジンルーム中央付近にもどる、複雑な吸気管。

Jt_4ee1t

当時2L級のターボディーゼルをしのぐ、88PS。
当時2Lガソリンエンジンに匹敵する17kg-mのトルク。

他社並みにディーゼルは排気量を増やしてしまったが、2.8Lのビッグホーンに比べれば誤差範囲(笑)
ビッグホーンとズッケで購入(ああ、馬鹿)

・ドライバビリティ

 うーん、1.5L時代のディーゼルより、なにかもっさり感あり。
過給が効いてこないとき、アクセルを踏んでも一瞬加速感が”死ぬ”。効いてからは確かに元気もりもりだけど、その落差が大きすぎる。ラグの時間もなんだか長く感じる。

・ニシボリックサス
 後輪に受動的4WSが組まれた。4WSを実感するようなものではなかったが、初代FFジェミニよりは踏ん張り、しかもすんなりカーブをこなせるようにはなったかな。
 (雑誌では酷評している人もいたが)

・燃費
 14-17km/L程度と記憶している。あんまり伸びない。失望。初期コスト高、騒いのを我慢して燃料経済性を売りとするのに・・・燃費の悪いディーゼルなんて意味無い。どうしちゃったんだ、いすゞ。それがこの車に対する印象。
販売店に聞いてみても、燃費に関しては同様の意見が寄せられていたという。
こういった声に対して、燃料噴射ポンプの調整を無料で実施してくれたが、燃費にはあまり変化は見られなかった。

 結局、自分は、この車は長続きしなかった。
皆もそう思ったのかどうかはわからないが、この車は結果的には、いすゞにとっては失敗作だった。乗用車撤退に向かっていく。

 

 その結果、初代FFジェミニ3ドア1.5LターボディーゼルHB(ただし3速AT)の中古とズッケで入れ替える(馬鹿)

Jt600hb

 初めてのAT車なのは、当時相方予定のお方がATしか不可だったから。まあ、トルコン+ディーゼルというものを試してみたい、という好奇心もあった。

 雪道の坂道発進などは、トルコンというものの良さがわかった。エンジンのトルク脈動を吸収するせいか、不用意に雪を掻いたりせず、FFでも困らない。

 積載力も、ベニヤはリヤハッチからちょっとはみ出てしまうけど、近くのDIY店ぐらいからなら大丈夫。後席を可倒すればかさばるものもOK。なんだ、こんなところに解は存在していたんだ。

 ただね、ATが3速なのは切ない。エンジンはトルクが余っていても、高回転を強いられる。燃費は15km/Lでいつも安定。MTと比べるとだいぶ劣るが、FF2代目ジェミニのMTと同等と思うと、なんだか許せてしまう。
 Dレンジに入れてアイドル待機のときの振動と黒煙はちょっと目立つ。この点はMT車の方が良かったな、と思った。
でも不思議と愛せて、紀伊半島とか九州とかにも足を延ばした。

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