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2010年8月26日 (木)

気ままなエンジン談義(13)

 エスティマに5ナンバーサイズ(エミーナ・ルシーダ)が追加になって、そのハンドリングを中心にだいぶ評判が高まっていた。ガソリンに加えディーゼルターボも選べるようになった。
 しかし、相方に何度陳情しても、そのデザインが「お蚕のようでいやだ。」と認可にならない。

 完全にいじけたボクちゃんは、ある車ディーラーの片隅に追いやられた廃車同然のFFジェミニセダン無過給ディーゼル、5MT(JT-600、色:ライトニングイエロー)を見つけた。原点回帰。エンジンを始動する限り調子はよさそう。無理やり値段をつけてもらった。まあ、車検諸費用+αくらいで(笑)

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 当然に相方からは最初「なにこれ?どこの代車?誰が乗るの?」と叱られるが、長距離通勤スペシャルと言い訳したら、まあなんとか許された。今となってはまだよき時代であった(謎)

 さて、エンジン4EC1: 4気筒1487cc無過給ディーゼル

Jt600nt_6

ターボだ、インタークーラー付だ、と武装されたエンジンルームに比べると、なんと整然としていることか(笑)

パワースペックは52PS、9.5kg-mといまの軽自動車並みにプアー。
だが、このエンジンには世界一の勲章がついていた。
それはピークパワー発生時の回転数が5400rpmという、ディーゼルとしては”世界一”高回転であったことだ。

 実用的には、ディーゼルをこんなにぶん回してもなにもいいことはない。でも峠道では非力なこともあり、やむを得ず低いギヤで無理やり高回転まで回す必要があった。そのときは、スポーツ系DOHCエンジンみたいにレーシーな音になる(笑)

 通勤には、ターボなしのほうがリニヤな加速感でストレスが少ない感じだったし、ハンドリングもそこそこシャープで、長距離通勤のせいもあり23km/Lを安定してたたき出していた。

Jt600nt_3

↑ぼろだけど10万キロ時(偶然、阪神淡路大震災の日だった)に備えタイミングベルトを交換し継続車検も採り、

Jt600nt_2

 車体の色も白にスプレー↑して、自分としては気に入って長く乗った(笑)
特に不調はなく、いい子だった。
いや、一度クラッチワイヤー切損で路上故障↓の憂き目にあったけど。

Jt600nt_4

 長男誕生の際は、職場から産院まで100kmを越える道のりを高速で走った。52PSというスペックのわりに良く走った。宵の明星が輝き、ふたご座は西の空に降り立とうとしていた。

Jt600nt_5

 車はプアーだった(今のほうがプアーか・・・笑)が、なんだかあのころにもどりたい。

 14万キロ過ぎても不具合も少なくまだまだ乗れそうだったが、最終的に手放した理由は、「飽き」。下取り価格も、買ったときくらいについた(笑)手放してまもなく、同じ通勤路でその車に別の人が乗っているのを見て、思わず心の中で声援を送った。

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コメント

ジェミニのエンジンスペックを見ていて、出力はストーリア(989cc)とあんまり変わらないなあ、と思い見直してみましたら・・。
60ps/6000rpm 9.6kg・m/3600rpm と、やはりほぼ同じでした。
時代も20年くらいは違うわけですが、最高出力はともかくトルクはもうちょっと有りそうに思ったので意外でした。

投稿: ich | 2010年8月26日 (木) 22:16

>ich様

 一般的に評判の良かったのはターボつきで、そちらは70ps/5000rpm 13.5kg・m/2500rpm だったと記憶しています。
無過給のディーゼルは、数値上は残念なほどプアーです。ガバナーが入っていてアイドルあたりの極低回転のトルクが粘っこいのでMTの場合にエンストしにくいのと、ピークトルクの発生回転数がガソリンエンジンより低いところで出るので、常用域では数値ほど非力感はありません。
 ただ、ひとたび眉間にしわを寄せてかっ飛ばそうと思っても、今度はパワースペックを額面どおり感じることになります(笑)。一般論としては、やはりディーゼルは過給をうまく使って初めて魅力的なものとなると思います。
しかしこの無過給ディーゼルは、なかなか性格が良かったように思います(←よき思い出でやや演出されています)。

投稿: keypon13^2 | 2010年8月26日 (木) 23:40

一連の「気ままなエンジン談義」エントリー楽しく読ませていただいてます(^^)
私の車歴(極浅いですが。。。)が、いすず⇒スバルなもので、
機械系には疎い私ですが、読んでいて実に興味深い話ばかりです。
とはいっても、乗ってきた車はディーゼルではないんですけどね(^^;
ちなみに、初っ端はISUZU GEMINI ZZ handring by LOTUS(JT191F)。
ハンドルネームのLOTUSはここからのスタートでした(笑)
4年目にガードレールと仲良しになってしまい全損⇒車両保険内で買える中古の同型・同色を購入w
これも5年ほどでスキーへ向かう途中、路面凍結防止剤を下回りに被りまくったままにしていた為、
マフラーに穴が開き交換、その後サスも抜けまくって現役引退。
21世紀を迎えたところで、念願のスバルインプレッサへ。
初期型セダンの最終型、WRX STI versionVIを購入、現在も元気に走り回ってます。
(このご時世では呆れられるほど燃費悪いですがw)

投稿: LOTUS | 2010年8月27日 (金) 12:41

>LOTUS様

 お馬鹿な車の自分史編、お付き合いいただきありがとうございます。
ハンドルネームがあのhandring by LOTUSからだったのですね。
ジェミニつながりだったとは、驚きました。
私もirmscherをもじってアラムシャとでもすればよかったかな(笑)
 直接所有することは無かったのですが、あのいすゞの1600ccDOHC登場はとてもいすゞファンとしては喜ばしかったことを記憶しております。
「名前だけのDOHCはいらない。本当のエンスージャストのためのDOHC・・・」とか言ってました、当時のいすゞは(笑)
多分トヨタのハイメカツインカム・・・ネコも杓子もツインカム・・・に対抗していたのだと思います。
(PENTAXも☆レンズだけでなく普及レンズにもSDMを導入して欲しいのだけど。さもないといすゞになっちゃう・・・独り言)

 もう、いすゞの乗用車は過去だけど、スバルは今があります。
 まだ私はヴィヴィオといくつかの試乗車しか乗っていないけれど、運転が楽しくなる、運転が好きな人のための車という視点を重点においている貴重なメーカーですね。私は当面ヴィヴィオで楽しみますが、将来は水平対向にぜひ乗ってみたいです。
 

 

投稿: keypon13^2 | 2010年8月27日 (金) 15:48

エミーナ・ルシーダのディーゼルってかなり静かで驚きました。
あれでもう少しボディが小ぶりなら買ってたかも(笑)
または3Lクラスだったらと・・・・

投稿: らすあるはげ | 2010年8月27日 (金) 21:16

>らすあるはげ様

 トヨタの乗用車用ディーゼルは、アイドル音がソフトに、また吹き上げてもスムーズに回るように調教されていたように思います。エミーナのディーゼルはもう一歩余力があればいいなと思いました。例えば高速で100km/hを維持するのに
、坂がきつくなるともう少しというところでシフトダウンして、俄然にぎやかになりました。
3Lクラスの余裕があったら・・・ないものねだりだとは思いますが。

投稿: keypon13^2 | 2010年8月27日 (金) 21:38

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