松代駅
長野電鉄屋代線(屋代-須坂、24.4km)は、廃止の日まで、1年を切ってしまった。
・2011年(平成23年)2月2日 活性化協議会の議決により廃止が決定。
・2011年(平成23年)3月25日 長野電鉄が国土交通大臣に鉄道事業廃止届出書を提出。廃止予定日を2012年(平成24年)4月1日とする。
個人的には、一部区間で通勤に使っていたこともあり、感慨深い。
消え行くものを残すことは、写真の基本的な役割でもあるので、「普段」の残っているうちに残しておこうと思った。
一番印象に残ったのは、「昭和」の残っている、この松代駅である。
共通データ
静止画:PENTAX K-5/smc PENTAX-DAL 1:3.5-5.6 18-55mm AL
またはsmc PENTAX-DA 1:4-5.8 55-300mm ED
動画:EOS 60D/EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
出札室・・・電卓さえなければ、昭和30年代で通りそう。
待合室・・・少しだけ現代。間違って時間が混入してしまったよう。
ホーム
ホーム(その2)
一駅乗ってみましょうか 大室-信濃川田間
この電車はものすごくスムーズに加速します。その秘密はバーニヤ付き制御器。ものすごく細かいステップで抵抗値を加減するものです。もはや精密機械です。どこかの鉄道のようにコクッ、コクッとステップが感じられるような荒削りなものとは大違いです。
でも線路状態はあまりよくない。不快なほどではないけれども、絶えず揺れる。
もう一区間用意しました 綿内-井上間
線路等級の低い昔のローカル線には良くあった短尺レール区間では、カタン、カタンと速度の割りにテンポの速いリズムを刻みます。途中から長尺レール(25m)になり、リズムが変わります。
2002年の木島線ラストランも切なかったが・・・事態を把握できていないハイな子の表情が逆に痛い(ノд・。)
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コメント
鉄道の沿線風景って、どこか懐かしさを感じますね。
私はそれほどあちこち乗ってませんけど、北海道あたりでも景色は違うはずなのに、同じような印象を受けました。
車窓に切り取られた風景と、レールの継ぎ目を踏むリズムがそう感じさせるのでしょうか。
投稿: ich | 2011年5月29日 (日) 12:32
>ich様
今回ブログにアップした松代というところは、もともと伝統と歴史の町といった趣があります。
ここの駅も、あえて古きよき昔を保存しようとしたかどうかはわかりませんが、マッチしています。
なおさら懐かしいと感じます。
幹線筋では、レールの継ぎ目もなくす方向なので、ジョイント音はローカル線共通のリズムかもしれません。
ところで、屋代線を検索すると、いすみ鉄道の社長のブログが上位にヒットします。
経営に関して、先進的な考えをお持ちで、感心しました。
投稿: keypon13^2 | 2011年5月30日 (月) 23:24
確かに、いすみ鉄道の今の社長は、経営者というより鉄道ファンという面を強く押し出している印象ですね。(^^; 赤字ローカル線を残すことだけを目的として、交通機関としての意義は、ある意味捨ててしまう…というのも、かえって納得できるかもしれません。
投稿: ich | 2011年5月31日 (火) 07:55