久々のM42
M31もそうですが、M42は中心部の輝度の高いところと周辺の淡いところとの差が大きく、撮像素子のダイナミックレンジにうまく収めるのが難しい対象です。
まずは、ISO400、4分の露光で5フレームを加算平均し、SI6の「デジタル現像」でできるだけ階調を確保してみた。
EOS 60D/EF300mm 1:4L開放/4min×5 ISO400
EM-200赤道儀、PHD Guidingによるオートガイド
トリミング
このときは、オートガイドはうまく働き、拡大しても流れは感じられない。
うーん、でも結果は一歩抜け出ない・・・。輝き、透明感を出せば、高輝度部はつぶれてしまうし、階調幅を持たせると眠いような画像になってしまう。
だから色々な表現があって面白いともいえるのだが。
露出時間を変えて加算平均したらどうなるのだろうか、でもこれはデジタル現像すれば事足りるのではないか、そんな疑問があった。
同じレンズで、露光量の違うものを合成することにする。
ISO400 4min×4
ISO1600 4min×2
ISO400 1min×2
ISO400 30sec×2
うーん、パッと見、そんなに変わらないけれど、中央の白く飛んだ部分の周囲がいくらか違う感じはする。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
コントラスト良く、あたかも眼視しているかのような星の煌きがいいですね。
2枚目は、やはり他段階露出の効果でD/Rが広い印象を受けます。
同じ天体を撮影しても、対象の表現は人それぞれなのが面白いですよね。
投稿: ich | 2011年11月 2日 (水) 23:04
>ich様
はやり、多段階露出はD/Rの救済に効果があったと確認できた次第です。
各段階の配合のしかたによって、また変わってくるかも知れないし…
何度もレンズを向けているM42ですが、興味は尽きません。
Hαの対象なのに改造カメラを使わなかったのはミステイクですが(笑)
投稿: keypon13^2 | 2011年11月 3日 (木) 07:04