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2012年3月14日 (水)

金木星

 金星と木星が、まるで5月の宵のふたご座のように寄り添って沈んでいった。
PENTAX Qの連写、比較明でその姿を表現してみた。

Vandj2

PENTAX Q/smc PENTAX 1:2.8-4.5  5-15mm ED AL[IF] 13mm F4/10sec ISO160
19:55-20:36  208フレーム比較明合成

今回はインターバル撮影ではなく、リモコン連写モードで撮ってみた。やはり、コマ間2秒ほどのお休みが入る。
寒ければ、この方法でも問題なく行けた。
開放でも、暗い星の軌跡を見るとわかるけど、非常にシャープだ。
ズームレンズだから天体に向かない、などといった昔の認識は完全に過去のものになった。

さてこの02レンズ、いくつかの不思議がある。
広角端でも、無理にレンズ後玉が撮像センサーに近づいてこない。
むしろマウント面よりくぼんでいるほどだ。

Q_lens

 CanonのEFSレンズは、EFレンズよりバック寸法を4mm短縮したそうだ。わずか4mmでも、ずいぶん光学設計は楽になるといっていた。
富士のX-Pro1も、フランジバックを短くした上で、さらにレンズを7mmも撮像センサーに近づけて高画質を謳っている。

Q、ボディ側も、フランジバックは9.3mm・・・5.5倍したら、Kマウントのフランジバックと同次元。

Q_body

ミラーやミラーボックスいらないのに、ずいぶん深いマウントなのだ。
そして、UV/IRフィルタが撮像素子とはなれている。
そのためかレンズ交換遊びをしている割に、ごみの映り込みで困ったことはない。
しかし、後玉が異様にセンサーから遠いのは、テレセン性確保かごみの写りこみ対策か、
はたまた別の理由か、この辺の本音を聞いてみたいところだ。

そして、広角端でのかなり強烈な歪曲収差。

Dist_nocor

補正

Dist_cor

これでは、歪曲収差補正はONせざるを得ない。
これだけ強烈な歪曲だと、OVFでは採用し得ない。
OVFでの見え方と、補正した画像との違いは、構図に影響が出てしまうほどだ。
ノンレフタイプだからあり得た、新しい設計である。

02レンズをフルサイズに換算したら、サンニッパ並の大きさのレンズだ。歪曲収差だけは画像処理で低減すると割り切って、そのほかを理想に燃えて設計したのかもしれない。

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