EOS 5D MarkⅡ
簡単に言えば、欲しかった。
MarkⅢの時代になり、確かに新しいものはいい。だが、それによってⅡは相対的に以前よりは身近になった。
だが、冷静になると、フルサイズであることを除けば、連写fpsをはじめ、パワースペック、便利機能は現行機種のエントリーモデルにも劣る。理論武装が若干ながら必要だった(笑)
・レンズの本来持つ画角、イメージサークルを楽しみたい。
銀塩時代から、それなりの理由をもって広さと深さが定まってきたマウントの本来の姿を味わいたい。
・広い、明快な光学ファインダーを覗いてみたい。
・画素ピッチをムリに縮めずに画素数が増やせる・・・この辺は、まだまだ変革していくだろうし、第一、自分の用途には過剰品質なのだけど。
・フルサイズ、ということを置いといても、物として、カメラとして自分的にもっともしっくり来る。
そもそも一眼レフはPENTAXではじめたので、手持ちのタクマーやKマウントレンズをマウントアダプターで使ってみたい。
試してみた。Kマウントレンズにはマウントアダプターの宮本製作所のHPにもいくつか使えないレンズが紹介されていたので、覚悟はしていた。ところが、特に使えないレンズの指定のないM42レンズにも、ミラーが干渉して使えないものがあった。
左からsmc PENTAX-FA 1:2.8 20mm、Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:3.5 24mm、
Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:3.5 28mm
広角系には、∞にすると後玉が突き出るものが多いので要注意だった。
フランジバックはEFマウントのほうが浅いが、バック寸法はPENTAXレンズのほうが後ろに食い込んでいることになる。
描写にこだわりがあるレンズでないなら、本来は、ボディのメーカーのレンズをあてがうほうが現実的なのは言うまでもない。
フルサイズEOSでは、PK-EOSアダプターを使用する際に、レンズの改造が必要になる。
左から、Kマウントオリジナル(絞りレバー)、宮本製作所の改造法、レバーとガードをすべて撤去。
実際には、レバーを温存して5D2に使うのは、非常に微妙で、DIYでは5D2を壊しかねない。
接点のないK、Mレンズは、いっそ全撤去のほうが安心で、K-01に使う際もAvモード実絞りができてかえって使いやすい。
本当のところ、APS-Cでも十分な気はする。
好きな画角のレンズがあれば・・・
たとえば、自分的には135換算35mmの画角、明るさはF2クラスの単焦点は好きなんですが、APS-Cだと23mmあたりになります。PENTAXだと現行商品にはない。中古も24mmはなかなか手に入らない。(smc PENTAX-FA☆1:2 24mmALはあるけど、重くてなぜか描写もピリッとしない)
PENTAXの場合、新しいレンズがなかなか出ない上に、40mmだとか、35mmだとか、50mmだとかすでにある焦点距離にさらに重複して新製品を出してくる。こういうところが待つほうとしては、つらい。APS-Cで今後もいくのであれば、24mm、28mmあたりの新レンズを希望したいところだ。
EF40mm f/2.8 STMがフルにも使えるのは、ひとつの契機だったかもしれない。
Qのロードマップにあるレンズだとか、K-01専用レンズは引き続き楽しみに待つことにしますが。
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コメント
あらためまして、購入おめでとうございます。
登場から時間が経っているとはいえ、実力についてはすでに定評の有るカメラですから、いうまでもありませんが、悪くない選択だと思います。
星景でもライナスさんの作品をはじめ、雑誌などにもすばらしいものが数多く撮られていますし。
個人的にフルサイズに強い思い入れは無いのですが、50mmを本来の画角で試してみたい気はします。(^^)
投稿: ich | 2012年7月14日 (土) 05:37
おはようございます。
私は、主に星景写真や天の川の撮影にはEOS 5D MarkⅡを使い、星野写真等はAPS機を使っています。
このカメラにしてから星景写真がとても楽しくなりました。
CameraRaw6でのノイズ低減を前提にして、夏場を除けばISO2500(レンズによってはISO3200)を常用しています。
梅雨明け後の撮影が楽しみですね。
でも、フルサイズ機とAPS機の両方を持つと、レンズもいろいろと欲しくなります。
よく見るとパンケーキレンズもご購入されたのですね。
投稿: やまねももんが | 2012年7月14日 (土) 06:28
祝>観音製フルサイズ機..ここ1年余り機材導入沈黙状態なので羨ましいです。
当時、観音の同機が日光よりも高値であったため、自分はD700にしたのですが
フランジバックの都合で他社レンズが使えないことに今も後悔しています。
貴殿も書いておられるように、135フルサイズ機は画素ピッチを無理していない
ことと、何よりも、明るく広大で見やすい光学ファインダーに感動しました。
直焦点や望遠系はAPS-Cやフォーサーズ、魚眼、広角~標準による星野画像は
フルサイズという方向に固まりつつあります。
投稿: 龍吉 | 2012年7月15日 (日) 08:17
>ich様
ありがとうございます。
なんだか、見分不相応な気もしないでもありません(^^;
宝の持ち腐れにならないよう、励まなくては。
でも、光学ファインダの一眼レフってやっぱりいいですね、と素直に思います。
50mmはとくに、フルでこそ使ってみたいですね。
>やまねももんが様
35mmF2や新しいパンケーキEF40/2.8STMをつけて、ぶらぶらと日常風景を撮って歩いています。
ファインダーを覗く、シャッターを切る、こういった基本的なことがとても快適なカメラです。
梅雨が明けたら、もちろん星にも向けてみようと思います。
レンズも、徐々に増やしていかなければなりませんが、星に対しても、どんな描写を示してくれるのか、楽しみです。
>龍吉様
D3やD700の圧倒的低ノイズは星の撮影の可能性をぐっと広げました。
その後の他社への影響も大きかったと思います。
私はいくつかのPENTAXレンズの手持ちの関係、いままでのいきさつ上徐々に観音レンズも増えてきて、観音にしていますが、
余裕があれば、この趣味やっていれば、もちろんもう一方の雄、日光も試してみたいわけであります。
特にD800のインパクトは、相当なものです。
さすがに5D3も含め最新機種をそろえる余裕もありませんので、やや身近になった機種と相成ったわけであります。
星にはワイドアングル系かと思いますが、レンズはこれからです(^^;
投稿: keypon13^2 | 2012年7月15日 (日) 21:35