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2012年12月27日 (木)

バッテリー駆動アンプで聴かないと人生を損しているのか(2)

 前回、電源をまるまる12Vの鉛シール蓄電池2個に置き換えた実験をした時点では、静けさ、透明さはバッテリードライブに分があるものの、低音の張り、締りはもう一歩との結論だった。
 内部抵抗の小さいLi-ionバッテリーなら、また違ってくるかもしれない。しかし、高価な上に充電制御が難しく、最近では手頃なものが入手困難となっている。
 そこで、安価で入手しやすく充電制御の容易な鉛シール蓄電池を使用するが、内部抵抗が大きめな弱点は、安定化電源を併用して解決を図ることとした。アンプ部がレギュレーター前提で育ってきた抵抗負荷の古典的2段差動アンプなので、このような構成とした。

Battdriveamp

もうAC電源には戻らない決意でトランスと整流器、平滑用コンデンサを取り除いた図。

 問題は、シリーズレギュレーターによる安定化電源は、入出力に電圧差がないと、まともに動作しないことだ。そこで、6V蓄電池を12V蓄電池に直列に接続して18Vを得て、動作させることにした。

Antei_cir_battdrive

 電池がたくさんではコストが嵩んで諦めかけたが、秋月電子で見つけたMADE IN TAIWANの6V4Ahは700円、12V4Ahは910円であった。これなら正負電源用合わせても、国産ブランドの1個分にも満たない。ダメもとで挑戦する気力もわく。

 さて、音。
前回と同じく、静けさ・透明感を確保したまま、低音の馬力、制御力はAC電源の時よりも一段と良く、うっとり聞き惚れてしまう。良いソースほど、より良く聞こえる。

 特に大人数のコーラスの微妙なハーモニーが柔らかくしなやかに、しかし風圧を感じさせるような臨場感をもたらす。
 パルシブなサウンドが来れば、カッターナイフの刃を折ったかのようなシャープさで耳を切りつける。低音もスケールが大きくなり、かつ馬力もある。一秒間に120回の間欠充電より、バッテリーの連続的なパワー供給が効いているのかもしれない。うーん、いいかも。     

 これは正直、オーディオ的には、今まで人生を損をしていたかもしれない(笑)
しかし、家にはコンセントがあるのにわざわざバッテリーを充電して音楽を聴くというのも、リア充の人にはなかなか実行できないかも・・・しれない(爆)

 ただし・・・充電はめんどくさい。6V2個は充電時はまとめて、ほかの2個の12Vとあわせて都合3回充電しなきゃならない。が、そんなこと吹き飛ぶような音質的メリットを感じた。

 注)あくまでも個人的な感想であります。

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コメント

音に関しては聞いてみなければ何とも言えないですが、リクツとしてはとても良さそう(笑)ですね。
この論法で行くと、カーオーディオにも相応のポテンシャルが有ると言えそうです。
世の中には車両と同等以上の資金を投入される方々もいらっしゃるようですし、その筋の高級オーディオメーカーも海外を含め多数存在します。
EVやPHEVなど強力な電源を持った車も増えてきて、停車したままリスニングルーム化する、というのも特別な事では無くなるかもしれませんね。(^^)

投稿: ich | 2012年12月29日 (土) 09:11

>ich様

 例の金田師匠によると、「理屈や特性上優れていても、耳という偉大な測定器の下では、数秒で捨て去られるものも多い。」とのことで。
ですので、この3千円ほどの投資にも、実は勇気が要りました(笑)
 世の中には、AC電源でも、このアンプより遥かにいい音のものも多数存在するでしょうし、組み合わせる機器や好みにもよります。
大げさな表現でさぞ著しい改善があったかのように(笑)表現しておりますが、電源のDC化による音質向上は、あくまでも「当社比」なのです。
ただ、アンプ部は同一のものを使用していますので、電源で音が変わるのは事実ということを、自分なりに確認しました。

 カーオーディオはそれこそピンキリ、自分の車から流れる音楽より大きな音の、他の車から漏れる音楽なんていうのも時折ありますが、カーオーディオは、音響的にはなかなか過酷な環境だと思います。でも、移り変わる景色を見ながらの音楽、リスニングルームとは別の魅力もあります。それゆえ、今後の伸びしろもあるでしょうね。

投稿: keypon13^2 | 2012年12月29日 (土) 12:08

余談:
昔、T社のカーステレオ用ICを取り寄せて、いくつかアンプを製作したことがありました。
ある年、今までのICが製造中止になりました。
代わりのICを取り寄せると、コンデンサーなどの外付け部品が多くなりました。
出力を短絡したりしても安全であるように、製造物責任法の絡みで取り付けざるを得ないとのことでした。
音質的には、こういったカップリングコンデンサーは排除したいところです。
その点、自作なら、自分で承知していればいいので、その点は一歩理想に近づけます(すみません、自己満足病です)

投稿: keypon13^2 | 2012年12月29日 (土) 15:09

車の場合、外来ノイズの他に、様々なノイズ源が有りますから、音質的には間違いなく厳しいですよね。
なので、停車したまま聴くのをメインにしても、電気自動車ならバッテリー切れの心配が少なくて済むかも、と思った次第です。(笑)
実際、デミオクラスでもアイドリングストップ中は、結構聴けるような気がするくらいですから。(爆)

投稿: ich | 2012年12月29日 (土) 17:19

>ich様

 あっ、そうでした。我が身の回りの車は、キーがON位置にあれば常にオルタネーターが回っていますので、リップル分が・・・とか思ったのでが、今や純粋にDC電源状態で聞ける車も増えていますよね。
 我が車もACC位置で聞けば、なかなかご機嫌なサウンドなんです。おかげさまで。ただ、最近子供たちが好きな曲をいれたソリッドステート音楽再生装置をAUXにつないでしまうものですから、なかなか自由になりません(苦笑)

投稿: keypon13^2 | 2012年12月29日 (土) 18:42

アンプのエントリーに刺激されて、車載用レシーバとアンプ中古品ゲット。

これをバッテリ駆動で鳴らしておりますが、いい音!!

真空管アンプは電気喰うから撤去を要求されるピンチ。


悔しいので木製ケース自作中。漆仕上げにして見返してやる(笑)

投稿: 極楽蜻蛉 | 2013年1月 2日 (水) 01:45

>極楽蜻蛉様

 おお、バッテリ駆動!ライバル現る!
バッテリ駆動も、いざやってみればそんなに抵抗なく、効果は抜群でした。
お気楽なつもりのシステムのほうが、いろいろチャレンジできて思わぬところに解があることに気づかせてくれます。
とはいえ、毎日「銘酒」ばかりではたまにはどぶろくでも口にしたくなることもあり、全く違うアンプも作れたらなぁ、とも思います。
 しばらく試験運用を続けていますが、音質的には「当社比」最高で、充電が少々面倒なこと以外大きな問題もないので、かっこいい箱をおごってやろうかな、と考えています。
漆仕上げには負けますが(^-^;

投稿: keypon13^2 | 2013年1月 2日 (水) 22:18

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