ポラリエ簡易極望の効果
撮影地:御座山山頂近く
簡易極望でセッティングした、今回の映像
EOS M/EF-M 18-55mm 1:3.5-5.6 IS STM(18mm)F4/361sec ISO400 RAW
Kenko PRO SOFTON-A(W)フィルター使用
2013/5/18 0h13m13s-
ポラリエにて追尾
これは、去年、覗き穴に北極星を導入しただけの、簡易セッティングによる映像
PENTAX K-01/smc PENTAX-FA 1:2.8 20mm F4/341sec ISO800 RAW
2012/4/29 1h14m-
ポラリエにて追尾
レンズの収差の影響を受けない、ほぼ中央部の部分拡大(面積で全画面の1/100の部分)
↓簡易極望によるセッティング(EOS M)
↓覗き穴に北極星を導入しただけのセッティング(K-01)
ポラリエの覗き穴に北極星を見えるようにセッティングした場合、広角レンズで6分程度の追尾でも星像が流れるのが気になっていた。
特に度の強い近視用眼鏡をかけて覗く場合、光軸からずれた姿勢でやぶにらみ的に覗いて北極星を穴に納めると、エラーが大きくなるのではないかと思う。8°程度のエラーはあり得ると思う。
その点、たとえ3倍程度の倍率の望遠鏡でも、望遠鏡そのものが正しい方向に向いていないと北極星が見えないわけであるから、ど真ん中に導入したとしても、天の北極から1°以内の精度が期待できる。実際の映像からも、効果が確認できた。
その分感度を落として長時間露出がかけられるので、ノイズの少ない画像が期待できる。
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コメント
なるほどです。自分もポラリエで撮影して星が流れるのでなんらかの極軸望遠鏡がいると思いました。
星景モードはもっと流れますので設置精度を上げて露出時間の短縮化と暗いところで撮影しなければ真価が発揮できませんね。
ナノトラッカーは、ポラリエ以上にのぞき穴が小さく、機材がじゃまして見えなかったりするので、まずこの点を改良すべきかと思います。
投稿: satelight57 | 2013年5月26日 (日) 17:05
>satelight57様
まあ、ポラリエの場合、きちんとした極軸望遠鏡は用意されているんですけどね。
大袈裟でちょっと高価で使い勝手も煩雑です。
一方、本体の精度がいいのに、単体での極軸セッティングが簡易的で、性能を生かせていないように思います。
それは、広角レンズで数分といったポラリエの想定範囲の撮影でも、充分ではないように思います。
簡単な光学系でいいので、単なる覗き穴ではなく、本体に内蔵して欲しいと思います。
要は、追尾精度とセッティング精度のバランスが望まれます。
投稿: keypon13^2 | 2013年5月27日 (月) 21:28