御座山2013
5/17登山記
このところ年一回は来ている、お気に入りの山。
EOS 5D MarkII +Tokina AT-X 16-28mm F2.8を持っていくかどうか直前まで悩んだ。
が、ここ最近、腰痛気味だったので、EOS M一台に絞り、5D2はきっぱり置いていくことにした。
担ぎ上げた装備はこんな感じ。
伸びた線の先は、キヤノンのタイマーリモコンです。
三脚は許容できる範囲で軽量なものを、リサイクルショップで見つけた。
細身だが、要所まで金属製なので信頼感はある。
また、いままでポラリエを使うと星像がイマイチだったが、追尾精度ではなく極軸セッティングの問題であることは、ほぼ間違いないだろうと感じていた。
そこで、簡易極軸望遠鏡を作ってみた。
材料は、スターベース東京で売っていた「良く見えない望遠鏡」500円のもの。
その2段目の太さが、ちょうどポラリエの極軸に嵌る。
オリンパスの双眼鏡から対物レンズを引っこ抜いて、2段目に貼り付け、接眼レンズも適当に組み合わせて、倍率不明、色収差バリバリの望遠鏡が出来上がった。
しかし!こんなものでも、狙った方向へ向ける、という能力はある。素通しの穴より数段上なのだ。
さらに、極軸をセットしたあと、抜く必要がない優れものだ。
結果も(次エントリに出す予定ですが)上出来。
どうかVixen純正でも(本式のはあるが大袈裟すぎるので)、こういった簡易極望を考えて欲しい。
こうして機材が軽量化されると、それを納めるリュックも小さいものでよくなる。55ℓのリュックでやっと入る荷物は、買ったきり使わずじまいの45ℓのリュックに収まった。すると、リュック自体も軽い。
去年比、自身の体重で-15kg、荷物で-5kg、計20kgは減量しただろう。
減量したのでスタミナも落ちるのか、パワーウエイトレシオの向上が期待できるのか。
登り始めてすぐに、断然楽で速い気がする。それに、汗のかき方が少ない。
結果は、登山時で1時間50分、去年より20分速い。
なにより、登頂後のダメージが少ない。
最高の天気ではないが、雲の流れもまたオツ。
下山時では、登りの時ほど優位を感じない。それでも要所で写真を撮りながら、昨年比10分の高速化が図れた。
昼間の円周魚眼はなかなか難しい(笑)
五月ならではの新緑が目に滲みる。
ミラーレスの小型軽量という長所は、登山では非常に大きい。
星野の構図が取れない問題も、高感度・短時間で試写すればいい。重い機材を担ぎ上げるよりはるかにマシ。
うーむ、フルサイズの立場が微妙になっちゃった。
でも、下山してからファインダーを覗いたら、やはり捨てがたい。
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コメント
実は私も似たようなことをした事があります。4倍くらいの単眼鏡を同じように極軸に挿入するのですが、見易いだけでも効果が有りますよね。
外さなくて良い、というのはどうやっておられるのでしょう?
投稿: ich | 2013年5月21日 (火) 12:55
あ、そうか。雲台のベースがそのまま取り付けられる、という事でカメラを載せた状態でも極軸合わせが出来るというわけでは無いんですね。(^^;
投稿: ich | 2013年5月21日 (火) 23:08
>ich様
たとえ色消しレンズでなくても、たとえ倍率1倍でも、ケプラー式望遠鏡はその光軸を対象物に向ける能力があるのだということを、メーカーも考えて欲しいと思います。
そうすれば著しいコストアップなしに、素通しの穴よりずっとマシでコンパクトを損なわない極軸望遠鏡を内蔵できると思います。
このなんちゃって極望は、ロッドアンテナ風に伸縮できます。
画像ミリタリー風の塗装の鏡筒の2段目に対物レンズが嵌っていて、レンズは一段目より奥に引っ込んでいます。
ですので極望を嵌めたままでも、雲台のベースの裏の突起をやり過ごすことができます。
しかし、仰るように、雲台ベースを嵌めてしまうと、遮光されてしまいます。
極望を抜くと、その反動でせっかくセットした位置がずれたりしないだけでも一応、便利です(笑)
投稿: keypon13^2 | 2013年5月22日 (水) 12:20