御座山の夜2013・・・追尾編
上弦一歩手前の月が沈むのを待って、ポラリエ出動。
共通:EOS M、RAW、DPPによる画像処理、強制バルブ装置、ポラリエによる追尾。
次々とうす雲が通過する、透明度的にはもう一歩の空ではあったが、毎回違うからこそ面白いと考えることにする。
そういえば、Tokina AT-X 16-28mm F2.8の欠点のひとつにフィルターが使えない、ということが挙げられる。
そこで、トキナーを担ぎ上げらなかった代償規制に、ソフトフィルターを使ってみることにした(笑)
まずは、素の描写・・・これはこれで捨てがたい。
EF-M 18-55mm 1:3.5-5.6 IS STM(18mm) F4、ISO800、5/17 23h50- 240sec
今度は、星座を強調するため、フィルターを初めて使ってみた。
EF-M 18-55mm 1:3.5-5.6 IS STM(18mm) F4、ISO400、5/18 0h01m57s- 360sec
Kenko PRO SOFTON-A(W)フィルター使用
このキットのズームの広角側はなかなか使える。F4に絞るだけで、気になるコマ収差はなくなり、星的に十分実用になる。
次は、EF-M 22mm 1:2 STMによる描写。
EF-M 22mm 1:2 STM F4、ISO400、5/18 1h00m54s- 421sec
Kenko PRO SOFTON-A(W)フィルター使用
このレンズもF4に絞れば星的にも十分実用になる。F4に絞ったときの周辺星像はズームより一枚上手の感じがする。
いつもは南側は光害に埋もれているので、みなみのかんむり座というものを初めて見たような気がする。
プアマンズ円周魚眼も持ってきてみた。
軽量なので、ダメ元で持ってこれるので助かる。
smc PENTAX 1:5.6 3.2mm FISH-EYE、ISO400、5/18 0h41m07s- 721sec
せっかくの岩峰が、単なる視野の蹴られになってしまうのは残念だが、さすがに下界より光害の影響が少なく、天の川の輝きが感じられる。
そういえば、去年もK-01というミラーレスだった。JPEG撮ってだしでは、透明感のあるいいやつだった。電池スタミナも余裕。が、けっこう重かった。レンズも従前のKマウントそのものなので、良い描写の広角レンズは大きくなる。
EOS Mは、専用設計のため、レンズを含めて小型軽量というミラーレスのメリットをフルに享受できる。更なる広角をどうするかが問題であるが・・・。
タッチパネルは、最初は抵抗があったが、強度が必要ぎりぎりの三脚では、設定の切り替え時に力をかけなくてすむので便利であることに気づいた。
電池寿命は・・・撮影時にバックライトを消灯できれば、予備バッテリー一個あれば実用範囲だと感じた。現状では、バルブ時はシャッター操作をしてから、INFOボタンをいちいち押して消すことになるのが少し面倒である。
EOS M、登山のお供には頼もしい相棒になること間違いなしと感じた。
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コメント
おはようございます。
天の川がとても濃いですね。
やはり標高が高いことが効いているのでしょうね。
山の上には一晩中いられたのですか?
私はLeeのポリエステルフィルムを丸く切って、レンズの後ろに強引に貼り付けて使っています。
投稿: やまねももんが | 2013年5月21日 (火) 05:57
>やまねももんが様
標高は2110mの山です。
近くに都市がないので、標高の割りに効率よく暗い夜空だと思います。
それでも、びっくりするほど(高崎あたり?)遠くの都市の明かりが見えたりします。
山頂付近には避難小屋というか無人の山小屋があり、撮影のあとはそこで寝袋で寝ました。
レンズの後ろにLeeフィルター・・・なるほど、工夫されていますね。
機会があったらやってみたいと思います。
投稿: keypon13^2 | 2013年5月22日 (水) 12:04