ISON彗星 20131106 ( 画像追加)
10月初旬より気になってはいたが、いくつかの台風、月明かりでダメダメの観測状況だった。本日(11/6)漸く撮影可能な天候になった。勤務前の明け方ではあるが、安定して晴れ空だったら、出動せねば男が廃る(笑)
フルサイズに40mmレンズでの位置。
撮影2013/11/06 4h01m52s・・・おおいけねぇ、余裕ぶっこいていたら、いい時間じゃん(汗)
EOS 5D MarkⅡ40mm F4 / ISO800 100sec
おおよそ しし座のケツからおとめ座の頭部にかけての位置だが、わかりにくい。
標準レンズでは、背面モニターで拡大してもそれと認識するのが難しい。上記画像拡大
黄色の線ではさんだ星がたまたま緑色っぽく写っていて紛らわしいが、すぐその右斜め上の小さな尾を引いたのがそれ。
↓300mmF4望遠レンズで、大体のところを狙って試し撮りしたほうが発見が楽だった。
全景との撮影時刻との差は導入に手間取ったと考えていただいて結構です。
(実は内心かなり焦っている・・・笑)
EOS 5D MarkⅡ EF300mm 1:4L開放/150sec ISO800
4h32m21s-
4h34m58s-
4h37m35s-
4h40m12s-
の4コマコンポジット
EM-200で追尾
↓同上拡大
星見人的には、すでに立派な彗星となりつつある。今後の動向に目が離せない。
さらに欲張り、PENTAX 75SDHF望遠鏡直焦点でも狙ってみた。が、1コマごとに背景が明るくなり、撤収の憂き目に。それでも、画像処理で救済してみた(汗)
EOS 5D MarkⅡ PENTAX 75SDHF望遠鏡f.l.=500mm 1:6.7直焦点/150sec ISO2000
4h51m08s-
4h53m45s-
4h56m22s-
4h58m59s-
の4コマコンポジット
EM-200で追尾
↓同上トリミング
さすがPENTAX望遠鏡、いいわ・・・。それはさておき、順調に増光していってくれることを期待します。そして、近日点通過後も残ってくれることを願って。
天文薄明(この日は5時少し過ぎ)を天文年鑑で調べていったのだが、その前に明るくなるようだ。初めて知ったのですが、6等星の観測に影響が出てくる閾値の時間らしく、それより暗い彗星の観測には、もっと時間に余裕がないといけません。反省。
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コメント
私もここのところ、彗星のおかげで早起きに拍車が掛かっています。(笑)
アイソンはだいぶ高度が下がってきて、火星の近くに有ったころと比べると導入が面倒になってきました。
ちょうど黄道の上に有るので、薄明の影響も早めに出るかもしれませんね。
近日点通過後にどうなるかは神のみぞ知る、ですが仮に核が消滅しても放出された物体が残って大彗星(?)になる例も無くはないようなので、楽しみにしたいと思います。
投稿: ich | 2013年11月 9日 (土) 06:17
>ich様
早起きしたまま泊り勤務だと、さすがに「土偶」になります(笑)
今度は割り切って赤道儀の目盛環で導入しちゃおうかな、と思っています。
できればPOLARIEあたりで手軽に写せるほど明るく大きくなって欲しいところではあります。
消失か、バーストか、どうなるか見届けることにも意義はありそうなので、状況の許す限りは追っかけてみたいと思います。
投稿: keypon13^2 | 2013年11月10日 (日) 11:48