« 哀損彗星 | トップページ | ラブジョイ彗星 20131209 »

2013年12月 8日 (日)

欠員補充(?)

  去年秋以来、APS-CのDSLRが穴のままだ。改造Kiss X2は、あることはある。しかし、ローパスの取れない汚点がひどくなったし、改造機ゆえ天体以外には使えない。

 日常の大部分はミラーレスのEOS Mが肩代わりしてきたから、いらないっちゃいらない。ただ、EOS Mはリモート端子がないとか、液晶モニターのバックライトの点灯などの関係など、天体には使い難い。
 そこへ、待望の?EOS M2登場。AFが速くなったことは、ミラーレスとして大切なことである
 しかし、星的には、リモート端子がないとか、・・・何も変わっていない
○|_| ̄ =3 ズコー

 そうか、Canonは、ミラーレスはこういった「厳しい」使用環境で使って欲しくないのだな。
少なくとも、EOS M2までの進化ではそう思わざるを得ない。
コンデジS120にさえ星空モードがあるというのに(-゛-メ)

 予算的に、とても買えはしないが、PENTAX K3を触ってきた。
 星的に一番うれしいのは、LV拡大時に拡大像の解像度と反応遅れが改善されたことだ。
ただ、個人的には24MPもいらない。16MP版が欲しい、などとないものねだりをしてしまいそう。

 現実に戻って、ステライメージ6を更新しなくても良い機種をまず探ることにした。なにしょぼいこといってんだ。天体には、画像処理ソフトこそ重要じゃないか。わかってる。そのうち7に更新したい。でも、今はなんとなく、ブツが先に欲しい。

 まずはPENTAX K-5中古。
 一度所有したことがあって、星にはよき戦力になってくれることは実証済みなのだが、初期ロットは長秒時ノイズの顕著な個体がある。最初のトライでいきなりくじけた。

 K-50・・・うーん。K-30・・・うーん。SI6対応となると、ペンタなら一桁機種だろうな。
 Kiss X7・・・在庫一掃の60Dより高い。意外と高値安定。人気機種なのだろうな。うーん。
星的には、高密度実装で熱ノイズ的にはどうなのかな、という心配も若干ある。
キヤノン的ワクワクが欲しいなら70Dか・・・。DPAFの星的性能は未知数だし、5D2との使い分けも考えないと。おっと、今回は予算オーバーだわい。

 しょぼい予算で、なにかないのか。そういえば、SI6の対応機種の下のほうに・・・X50とかあったな~。あれ、まだ現行機種なんかい?
スペック的には、そしてモノのつくりをとってみても、なんの魅力もない。K-5の中古と新品のX50が並べておいてあったら、ペンタファンじゃなくても、観音教に染まっていたとしても、K-5に手が伸びるだろう。

 だが、星に限ってみたらどうなんだろう。APS-Cで12MP、高画素競争からも蚊帳の外、像面位相差のための”欠陥画素”もない、イメージセンサー最後の楽園といえるのではないか。写りに関する基本はRAW  14bit、最高ISO6400だし。
 実機を置いてある店発見。背面モニター2.7インチって・・・しょぼい。しかしLV拡大時の解像度はより上級のEOS各機と同じく良好(ペンタだとK-5でもかなわずK-3で始めて合格した項目だ)。
赤外線リモコンはないが、ケーブルスイッチ端子はある。ミラーレスも、コストダウンするならこうしてほしいなぁ。そして星には関係ないその他の機能はみごとに無いかプアー(笑)。内部機構には熱的には余裕があるのではないか。隠れた名機になりうるのではないか(但し星用途に限る)。
 そして、悩んだ末、新品なのにコンデジみたいな価格に負けた。

Kissx50

・ミニマムの潔さ(笑)、
・最初から新鮮味ゼロ(苦笑)
・バースト枚数 RAW+JPEGで「1枚」って何それ┐(´-`)┌
 でも星なら構わん、そんなこと。次のコマまで30秒はかかるもん。
・痛いのが、センサークリーニング機構の省略。
 でも、落ち着いて考えると、付いている機種でも、星的には、夜間手探りでレンズ交換する場面で、センサークリーニングを働かせてもどうにも落ちないゴミに悩まされる場面がある(オリンパスはどうだかわからないが)。ブロアで吹くかタタミィスティックで取り除くよりほかないんだし。気休めにはあったほうがいいんかもしれない。

ダークノイズ試験。
予想通り、申し分ない結果だった。連続通電も良好。掲載省略。

高感度ノイズ・・・ピクセルピッチ5.1μmは5D2の6.4μmには及ばないものの、いまどきのカメラにしてはかなり恵まれている部類。結構いいのでは、という期待がかかる。

5D2とEOS Mとも比べてみた。
JPEG、高感度NR、AWBそれぞれの標準設定、ピクチャースタイルS
それぞれの標準ズーム(フルサイズ換算50mm)5D2は撒き餌レンズ
ISO6400、1/40sec F5.6 三脚使用。

全景

Iso1600_x50zen

以下、中央付近の拡大
↓5D2

Iso6400_5d2t

↓Kiss X50

Iso6400_x50t

↓EOS M

Iso6400_mt

 思ったより差がなかったか。
仔細に見ると、ノイズのざらつきの少なさは画素ピッチ順のようだ。
5D2は、やはり一番なめらか。でもものすごく差をつけて優位というほどでもない。
暗部に至る中間部のノイズの荒さは・・・EOS Mより若干X50のほうがいいのかな。とはいえ、画素ピッチが広いからと、即単純にそれに比例してにいい訳でもなさそうだ。

細部の解像も強いて言えば、画素数順といえそう。EOS Mはノイズの粒が立っていて一見シャープな感じをかもし出しているが、金属の質感などは5D2がやはりよい。X50は若干ポヤポヤしているか。

もっとも、大差ないのは、幅を600ピクセルにリサイズしているせいもある。

1/15sec程度で手持ち撮影してみたが、EOS MよりKiss X50のほうがブレに対する歩留まりは有意に良かった。
ミラーレスも広角側を中心に意義はあるが、一眼レフっていいものだな、と改めて思った次第であります。


ステライメージ6へのRAW現像対応確認画像
SI6で機種名にKissX50が表示されると、軽い優越感に(笑)

Kiss X50/EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 IS II(24mm)開放 /15sec  ISO3200
↓JPEG EOS所定のピンクっぽい背景色。

Img_0031

↓RAWからSI6で現像、色調整
これでいいかは置いといて、RAWから好きなようにいじれるのは、便利。

Img_0031si6

星には使い勝手がよさそうだ。ばりばり使おうではないか。

|

« 哀損彗星 | トップページ | ラブジョイ彗星 20131209 »

コメント

読者まで思わずその気にさせる文面で、自分もその気になりたいところですが、肝心のモノが無いので
踏みとどまれました。自分は、今年、珍しく新品のミラーレス機ペンミニを新品購入しました。廉価版
ですがシャッターレリーズ端子あるし、オリンパス機にしては長秒露光ノイズの改善が見られたし。

撮像素子のごみ取りに関して、オリンパス機は最高かと思います。一度も気になったことありません。
ですが、やっぱり羨ましいです。光学ファインダーに惹かれます。

投稿: 龍吉 | 2013年12月10日 (火) 00:31

>龍吉様

 時々拝見していましたが、ペンミニなかなかやるなぁ、と思っていました。
キヤノンのAPS-Cは他社より一回り小さいですし、センサーの進歩具合によってはm4/3機に逆転されてしまいそうです。
ただ、最新のOM-D E-M1は長秒時ノイズがどうも、という評判をいくつかきいています。
案外比較的エントリークラスのほうが星には向いているのかも?

また、マウント変更・追加はレンズやマウントアダプター類も増備しなければならず、ペンタかキヤノンで考えてしまいました。
ミラーレスも興味がなくなったわけではなく、適材適所、次の進歩があればまた検討したいと思います。

投稿: keypon13^2 | 2013年12月10日 (火) 07:43

X6は・・・と思ったら、そうかX50はまだカタログモデルなんですね。(笑)
星撮りなら確かに悪くない選択かもしれません。
レリーズスイッチがこのクラスで使えるのはやっぱり良いですよね。

投稿: ich | 2013年12月13日 (金) 05:32

>ich様

 X6iがなぜあんなに短命か、大して代わり映えしないX7iに早々に置き換えたのか理解できません。
N社のD600がD610になったのとなんとなく似ている気がします(?)
X50は、出た当時からすでに新鮮味のないモノでしたが、依然として終わりそうでおわらないのが不思議です(笑)

 星にも早速使ってみたのですが、やはりというか、同じC社の18MPより高感度はノイズの面で、ちょっぴりいいのかなという感じです。
(あくまでも気分)
デジイチはミラーレスを含め「撮影領域を広げる」使命を帯びていると思うので、ケーブルスイッチ端子はどの機種にも最低限つけて欲しいと思います。

投稿: keypon13^2 | 2013年12月13日 (金) 22:47

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36015/58722166

この記事へのトラックバック一覧です: 欠員補充(?):

« 哀損彗星 | トップページ | ラブジョイ彗星 20131209 »