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2014年1月 3日 (金)

なんちゃって魚眼の再検証

 SIGMAのAPS-C用CIRCULAR FISHEYEは直径12.3mmの像を結ぶ。一方、PENTAX Q用の03FISHEYEは直径9mm程度の円になる。あまり大した違いがないような・・・。もちろん明るさは4倍違うし、面積比では径の2乗で効いてくるから、12.3^2/9^2=1.87倍の開きはある。もう一度撮ってみると

Hinomal_all

EOS M/smc PENTAX 1:5.6 3.2mm(03 FISH-EYE)/バルブタイマー540sec ISO400
RAW  DPPにて画像処理
POLARIEにて追尾
2014/1/2 23:10:26- この日、カノープスは見えない

 よし、安原製作所の魚眼はMADOKAなら、こいつはHINOMALと命名しよう。
日の丸を図形的に正確に描くと、3:2の長方形に、短辺の60%の直径の円になるそうだ。


SIGMA 4.5mm 1:2.8 HSM+KissX50(再掲)

Sigma45fe_test1

KissX50/SIGMA 4.5mm 1:2.8HSM  F3.5/255sec ISO400 
RAW SI6にて画像処理
POLARIEにて追尾
2013/12/30 23:47:43- この日、カノープスは見えた

 まあ、それなりのイメージサークルの差はある。ここで、円部分を切り出して縦横600pixelにリサイズすると、

HINOMAL

Hinomal_ctrim

SIGMA

Sigma45fe_test2

冬の大三角付近の拡大
HINOMAL

Hinomal_trim

SIGMA

Sigma45fe_trim

 SIGMAのほうが明るいから、露出時間が短くてすむのは当然として、本来的にはSIGMAのほうが星像が鋭い。片ボケがなければ、やはりSIGMAに軍配は上がる。HINOMALは、有効口径が0.57mmという世界だから、回折ボケの影響も出てきそうだ。しかし、素人工作のテキトーなつくりにもかかわらず、星像の均等性では勝る・・・。

 結局、600×600pix程度のブログの画像では大した差を感じず、EOS Mもマジックランタン導入で星に使いよくなったし、使用頻度を考えると当面HINOMALでいいような気がしてきた(苦笑)

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