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2014年1月15日 (水)

いすみ鉄道のキハ52に乗ってきた

 はるばる千葉に来たのは、こいつに乗っておきたいと思ったから。

 キハ52は高校時代、小海線で通学時に世話になった。あのエンジンDMH17Hが、まだ現役でいすみ鉄道に働いていることは、以前からマークしていた。

 だが、社長のブログには「採算を考えるとやめちゃうか。」みたいなことも書かれている。いつおわってもおかしくない。今が旬なのかもしれない。急遽、なんの計画も立てずに、宿だけ何とか手配して行って見る事にした。

 小海線のキハ52末期は、形だけはキハ52でも、カミンズエンジンに換装されたものもあった。すんなりパワーがあって、ぐんぐん走る。
それではダメなんだよ(笑)

 ここでは、あのDMH17Hのうるさいエンジン音とドンくさい加速が健在だった。
とてもうれしかった。
いつまでも続いて欲しいが、

Kiha52_ken

 次期入場が近いではないか。こういった手のかかる旧型車の定期入場検査はとてもお金がかかることは、身にしみて感じている。キハ52の存亡に注目したい。

Kiha5228_kn

 
 相棒のキハ28と2両編成とは、豪勢である。
マニアの喜ぶツボがよく配慮されている。某鉄道も参考にすべきことがたくさんある気がする。

 保線状態は、最高速度100km/hの線路を日ごろ見ているので、それに比べてはいけないのだが、お世辞にも上等とはいえない。
まして、旧型車のコイルバネはそれを正直に伝える。ローリングがちょっときつめに出る。
 帰りは新型車にも乗ったが、空気バネでいなされ、きつい揺れにはならなかった。

 全く知らなかったのだが、最近ここで脱線事故があったようだ。
 HPでは、地下鉄日比谷線で起きたのと同種の、低速浮き上がり脱線の可能性を上げている。

 日比谷線での検証は、台車の左右回転(心皿に対する回転運動)に対するバネ定数・・・乗り心地には有利なボルスタレス空気バネは、この左右回転に対して復元力を持っているので、輪重バランスが想定を超えて偏っている状況でさらに踏面形状などと複合的に競合して低速乗りあがり脱線を招くことがあるとしている。国交省がソフトを配り、各社、台車のバネ定数を入力させ、危険域かどうかをシミュレーションさせ報告したことを思い出す。
 (某社の台車は空気バネの169系もボルスタつきなので、この心配はとりあえず回避できた。)

 小湊鉄道とは、一応レールは繋がっていた。
しかし、台風で被害が生じたようで、一部バス代行が未だに行われていて、上総中野駅の小湊鉄道側のレールは赤さびていた。

 鉄道運賃・料金で落としたのは1,300円だったが、濡れせんべいとカステラで気づいてみると2,000円を落としていた。ここの社長のブログを覗いてみたが、鉄道を廃業してせんべいだけ売っていたほうが収益はあがる、(少なくても従業員にとってはそのほうが幸せなのではないのだろうか)というため息にも似た記述・・・鉄道事業っていったい何。
 でも、地域が必要と決めて存続が決まった鉄道だから、地域にとって重要なことには変わりない。

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コメント

前のエントリで、もしや・・・と思っていましたが。(笑)
最終区間あたりは、まさに私の生活区域ですが、この区間の「い鉄」は乗ったことがありません。
脱線事故は、発生場所が復旧作業に困難を伴う(重機が入れない)ため、かなり長いことバスの代行運転をしていました。
運転再開を始めたのは、つい最近でしたので間に合って良かったですね。

社長のブログをご覧になっているようですので、よくご存知の通り今の「い鉄」は交通機関としての役割は大きくありません。
交通弱者対策としては、小型のバスなどによるデマンド交通システムの方が効率的だろうと思います。
ただ、それでも残していきたい、と思う人が居るのは「列車のある風景」を残したいからなのでしょう。
そこには、列車といっしょにいろいろな思い出が有るわけですから。
それが動画を見ていて、よくわかりました。(^^)

投稿: ich | 2014年1月15日 (水) 06:28

>ich様

御地は気候温暖で、羨ましく思いました。
貴ブログで「予習」できていましたので、「ああここがあの風景になるのか」と、より鮮明に風景を脳裏に刻むことが出来ました。

キハ52は当時の非力なエンジンで、小海線などで山国の急勾配を克服するためにエンジンを2台積むという「暴挙」によって目的達成したシロモノです。
その車両といまここで行き会えたのは、不思議な因果を感じます。
とりあえずは鉄路が全面復旧してよかったです。

ソロバンに合わないのにまだ残したいというなら、文化財としての価値でしょうか。
イギリスでは、保存鉄道という取り組みもあるということし。

投稿: keypon13^2 | 2014年1月15日 (水) 23:50

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