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2014年1月28日 (火)

安原製作所

 以前からこの信号に止まる度、「一式」とつぶやいてしまうのは私のサガであった。

Yasuhara_sig

合点行く人は、行くだろう。そう、あのエポックメーキングな・・・

 20世紀の末だったか、個人の起こした企業がこんな距離計連動カメラが新発売するとあって、カメラ誌はいっせいに注目したものだった。
 自分は一眼レフ至上主義、距離計連動カメラなんて眼中にもなかったが、やはりニュースとしてインパクトは大きかった。きっと、気難しい老職人が昔の思い出に作ったんだろうと。
 

Isshiki

 
 が、まもなくフィルムカメラの時代は急速にしぼみ、一度会社をたたんだのは知っていた。
当時のカメラ誌にも、存続を危ぶむ声があったのは記憶している。
しかし、近年、オリジナルなレンズを中心にメーカーとして復活しているではないか。

 どんな人なのか気になって、この本を買って読んでみた。
おっとびっくり、自分と同世代(正確には弟ぐらい)ではないか。
冷徹慎重に資本主義の原理を見つめながらも、技術者としての夢を夢にとどめずに実際に行動に移した、というところに強く引かれた。

 自分も、距離計連動カメラと全く無縁であったわけではなかった。
蛇腹式スプリングカメラのマミヤ6は一時期好んでスナップしてみたし、キャノネットGⅢ-QLも手元にあった時期があった。安原さんは奇しくもこのキャノネットで35mmカメラ人生?を始められたそうだ。それが距離計連動カメラ「一式」につながっていったのだろうか。

 次においらのとった行動は・・・
おりしも、全周魚眼が欲しいと考え、SIGMAも検討したけど、ネット上で安原製作所のMADOKAに行き当たったことだ。
但しネックは、今のところソニーEマウントしかないことだ。

ここでおいら特有の変な考えがもたげる。
・そう、ソニーEマウントはフランジバックが約18mmと言っているし公表はされていないがキヤノンのEF-Mマウントも約同じといわれている・・・①
・安原製作所の超接写用レンズNANOHAには、EF-Mマウントも出た・・・②

①と②から、EマウントのMADOKAのマウント部分をキヤノンEF-M用に取り替えればEOS-M用MADOKAが出来るのではないかと。

しかし、これはダメだった。ソニーAPS-Cセンサーは短辺15.6mm、一方キヤノンは14.9mm。MADOKAは短辺ほぼ一杯に惜しみなくイメージサークルを持っているので、同一の光学系を生かす限り、キヤノンでは一部が欠けてしまう。

↓ソニーサイズ

Dsc00009notrim

↓Canon APS-Cサイズでシミューレーション

Dsc9canonequ

ソニーNEX-3N/YASUHARA MADOKA 4/7.3mm 開放/315sec ISO400 RAW
POLARIEにて追尾

 キヤノンサイズでも、地上物にもさえぎられることを考えればぎりぎり行けそうな気もするが・・・
少しでも欠ければ「円か」ではなくなるというのが安原さんの気持ちなのだろう。
なら、Canon用の新しい光学系で、と妄想するのだが、Canonミラーレスのあの状況では、m4/3用MADOKAが未だ出てこないことを思うと、ないものねだりに他ならない。(EOS M一機種としては結構売れているらしいけど)


そう、上記の安原さんの本を読んで、

「メーカーを愛するということ・・・具体的には、そのメーカーの製品を買わなければメーカーを支えることにはならない。」
には、考えさせられるものがあった。そう、「ないものねだりはいけない。」のだ。
PENTAXファンの旗をあげていたころ、もっと早くにこの本を読んでいればよかった。

 こうなったら、いろいろ小細工を考えるより、ソニーを飼ってしまえばいいのだ。

 その昔は、トリニトロンすげぇ、デンスケすげぇと、大のソニーファンだった。しかし・・・
いつからか製品耐久性のなさ、βみたいに独自規格を作っては消滅させる継続性のなさ、製品からは素人だましとコストダウンの音がする。メーカー修理して直ってこなかったり、しかし、それは素人が見てもわかるようなハンダクラックだったり。このメーカーはダメかもしれない、と思うようになった。
 そうして2chを知るよりずっと以前から糞ニーという言葉を思いつき、製品にクソニーとマジックで書き込んだ。あのソニーを買えと。うーむ。
(今回も、NEX-3Nと5Rで有線式リモートコマンダーRM-VPR1が使えるかどうか問い合わせたところ3Nでも5Rでも使えます。と。5Rは使えないじゃないか。ちゃんと勉強しろ!)

 いや、勇気を持つんだ。今のソニー製品はいいかもしれないぞ。
PENTAX K-5のダークの疑いが晴れる→Kiss X50が余剰気味だったし・・・

Madoka_nex3n

 Kiss X50を売却し、このNEX-3Nのキットレンズも即売却し、差し引き300円で買ったカメラだ(笑)。キ○ム○のおねーさんも、100円玉3枚でNEXが買われていくさまに笑いを抑えきれない様子だった。いろいろごめん(笑)。

 まるでオセロゲームの白黒がひっくり返るように機種入れ替えが未だ落ち着かない、ばか者。
良くそんな金が、と思う向きもあるかもしれないが、それだけEOS 5D MarkII のリセールバリューが大きかったというご理解で(笑)

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コメント

なかなか忙しいですね。(笑)
SONYというメーカーには私も似た感情といいますか、やや偏ったイメージを持っています。
技術的には非常に高いものを持っていると思いますし、他に無いユニークな製品には惹かれるところもあるのですが、分野によってはなぜか敬遠したくなる(PCとカメラもそれだったりするのですがw)という・・・。
プロ用の機器とか、コンシューマ向けでもプロトタイプや最初に出てくる製品には気合いが感じられるのですが、代を重ねるごとにそれが薄れるようなところが有ります。(偏見なのだと思いますが)

なにはともあれ、良いパートナーとなってくれると良いですね。

投稿: ich | 2014年1月29日 (水) 06:28

>ich様

 我ながら機材の入れ替えの激しさにはあきれています(笑)
久しぶりのSONYですが、NEX-3系にしても、モデルチェンジを繰り返すごとに劣化といいますか、重要なところへのコストを落としたようなチェンジとの評判です。ですが、MADOKA専用としては当初の想像以上の働きをしてくれそうです。
あとは耐久性ですかね。
 きちんと役目を果たしてくれるようなら、私の中でひいきのカメラメーカーの勢力地図が変わってくるかも(笑)
 最近のキヤノンは動画ばかり力を入れているようで、新製品には天体用途にはメリットが感じられません。Kiss X2の復旧は考えていますけれど、EOS Mだけになってしまいました(苦笑) 

投稿: keypon13^2 | 2014年1月29日 (水) 07:18

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