« VIVIOのディストリビューター廻りの部品交換 | トップページ | 還ってきたNEX-3N »

2014年5月28日 (水)

フルサイズの超広角域を考える

 EOS Mには価格がリーズナブルで、コンパクトでしかも描写のいいEF-M 11-22mm 1:4-5.6 IS STMがある。星にも開放からシャープに使える。

Efm1122f4

 MTFはあくまでも指標の一面に過ぎないし、他社との比較では測定条件の統一も不明なのではあるが、広角の隅の画質にはやはり符合するものがあるであろう。

 さて、フルサイズではどうか。
 純正では、高価で重いEF16-35mmF2.8L II 、
贅を尽くしたLレンズだが、その割りに、MTFで見る周辺は芳しくない。
Ef1635f28l2

 もうひとつ、EF17-40mmF4L USM。お値段はいくらかはリーズナブルであるが、そうはいってもLレンズで、しかし広角側の画面隅のMTFを見るとやはり気持ちが萎える。

Ef1740f4l

 この二者択一であった。さりとてトキナーの”ゲンコツ”AT-X16-28mmF2.8は描写はなかなかのものがあったが、950gの重さに萎え、山に登る前に車においていった経験がある。

 すぐには買えないにしても、いつか資金のめどが付いたらあのレンズを買うんだ・・・という夢は見ていたい。そんなレンズを悩みながらセレクトしておきたい。
なかなか、これといった決め手がなかった。そんなとき、EF16-35mmF4L IS USMが発表された。

Ef1635f4l

 おお、なかなか素直な曲線じゃないか。もっとも、冷静に眺めると、改めてEOS M用のEF-M 11-22mm 1:4-5.6 IS STMの優秀さがわかる。ただし、APS-Cをフルサイズと同じ土俵で眺めるには、ミリ15本とミリ45本のMTFで比較するのが公平だろう。また、フルの16mmはキヤノンAPS-Cなら10mmであるべきで、広角端の1mmの差は小さくはない。

トキナーの近いスペックではAT-X17-35mmF4

Atx1735f4w

これをみると、新鋭EF16-35mmF4L IS USMに匹敵するほどにも思うが・・・。トキナーのグラフは20mmで終わっていて、本当の四隅の値は割愛されている。
さらに、以前使っていたAT-X16-28mmF2.8

Atx1628f28w

もなかなか健闘してはいる。が、いかんせん重過ぎる。我慢して担ぎ上げるにしても、POLARIEが耐え切れないことも考えられる。

そして一応、ライバルN社AF-S16-35mmF4 VRのも見ておこう。

Afs1635f4
広角端は、キヤノン新作よく頑張ったといえるのではなかろうか。

 ところで、他社で描写性を最優先した結果、巨大で高価な50mmF1.4など、「尖った」レンズが話題をさらっているが、キヤノンの中の人は「大きくてもいいからとにかく光学性能だけを追求するというのは、なかなか商品としてまとまらない。」という見解を示している。
この辺が、いまひとつワクワクしないところだが、確かに自分自身の経験でも、トキナーの描写は評価するものの、あの重さに辟易として使用頻度が落ちた。
 レンズで615gなら、EOS 6D+雲台込みでも、なんとか2kgを切ることは可能だろう。POLARIEにも載せることは不可能ではない。
 この辺は、生産累計1億本というキヤノンのマーケティングのうまさなのかもしれない。これからは、大きさをむやみに大きくせず画質を上げる方針らしいので、頑張りを見守っていきたいものだ。

 うーむ、まだ高嶺の花の感はあるが、EF16-35mm F4L IS USMを、当面の夢のレンズに選定しておこう。選択肢があるということは楽しいことだ。(ペンタに何度か回帰してみるが、結局レンズの選択肢が限られる。その辺に閉塞感を感じ、悶々とする)

|

« VIVIOのディストリビューター廻りの部品交換 | トップページ | 還ってきたNEX-3N »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36015/59716649

この記事へのトラックバック一覧です: フルサイズの超広角域を考える:

« VIVIOのディストリビューター廻りの部品交換 | トップページ | 還ってきたNEX-3N »