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2015年5月24日 (日)

MADOKA(C)改造への考察

  APS-C用円周魚眼も、SIGMA、Kenkoなどいくつか選べる状況にはなってきた。ただ、バック寸法の短いミラーレスに特化して、コンパクトかつリーズナブルなレンズとしては、YASUHARA MADOKAの存在は貴重である。 

以前、YASUHARA  MADOKAのEF-Mマウント改造を試みたことがある。しかし、Canon APS-Cは短辺14.9mmほどで、ソニー他の15.6mmより小さいため一部がかけてしまうという、根本的な問題があった。

・今ある光学設計図の寸法を全部14.9/15.6倍に縮小コピーする。
→机上の空論ではたやすく再設計できるが・・・。どうやって製造するか。
素人では無理。プロでも採算性という大きな壁があって無理。
・今ある光学系をいじる。
凹レンズと凸レンズ一枚ずつの光路を考える。

Zoomkouro

 簡単な作図からは、凹レンズを凸レンズから離すと、離す前の焦点距離f.l1より離した後のf.l2のほうが短くなる。
直感的にも、smc PENTAX-DA FE 1:3.5-4.5 10-17mm ED[IF]をズームしてみると、広角寄りほど前群の凹レンズと後群の凸レンズが離れる。

 それでは、実験。MADOKAを下に向けて、前枠を緩めていくと・・・なんと、枠が外れてしまう前に、EOS Mの全画面に蹴られなく円が結ばれるではないか。

 なんらかのスペーサーで凹レンズ主体の前3枚までのレンズ群を後群より離してしまえば、いけるのでは・・・。
 いにしえのペトリの交換レンズ28/3.5を生け贄にしてよさげなスペーサーを見つけた。

Madokac_k1

2枚あり、薄いほうではあまり変化無かったが、厚い方は1mmほどもあったか、嵌めてみた。場所によってはサブミクロンの精度を要求される写真レンズに1mmもの厚さの部品をはさんで光学条件を変えるなんて、我ながら暴挙としかいえない。第三レンズの嵌るくぼみがわずかだが残ったのは、偶然の奇跡としか言いようが無い。

Madokac_3rd

 また、第二レンズは鏡筒のガイドに嵌らずに、自由に動いてしまう。前枠を締めるときに、よく落ち着かせて、第二レンズの周辺が均等に第一レンズに触るように見届けながら前枠を締める。

 あと、焦点移動が生じた。∞が合わない。ヘリコイドを縮める必要がある。が、これも銘板リングを外して

Madokac_k2

ピントリングとヘリコイドの位置決めのビスを緩めてピントリングを至近距離にして固定し∞に回すと、合焦位置があった。

 「こんなんじゃダメだよなぁ~」と思いつつ、一般被写体を撮ってみる。周辺はオリジナルよりちょっと甘いかな?とは思うが、意外にもまとも。星だっていける。

Madokac_kai

EOS M3/改造YASUHARA MADOKA"(C)" F4開放/120sec  ISO400
POLARIEにて追尾

あとは、お尻の改良。マウントアダプターEF-EOS Mのマウント金具とMADOKAの絞り機構の間に隙間があって、ともすると勘合が外れてしまう→最小絞りになってしまうので、これを改良した。ホームセンターにある、こんな部品

Madokac_kai0

コイツを後に乗せて

Madokac_kai1

EOS M用のマウント金具をかぶせて、

Madokac_kai2

出来上がり。

Madokac_kai3

オリジナルに比べて、前面のレンズ枠が浅くしか嵌っていないのがわかる。
この寸法差が、スペーサーの厚みと言うことになる。

 こんな遊びができるのも、Canonのキャッシュバックキャンペーンのおかげで実質2000円でアダプターが手に入るからである。Canonさん、ごめんなさーい。
(キャッシュバックキャンペーンの条件はクリヤしているけど)

 それにしても、安原製作所のHP、創業者安原伸さんの個人コラム「カメラ随想」が面白すぎる。

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