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2015年5月28日 (木)

カーオーディオ用のスピーカーを箱に入れたら(7)完

 今回、裁断のときの想定外の事象により、箱の気密、強度上クオリティーが低い。桟木を追加などで改良。

Ko9

 箱を補強し、ダクトも充填材で隙間を埋めて固定し、試聴
→低音の締り、輪郭が俄然改善。ダクト長12cm、これでこれは正解だが、ややストイックかも。ちょっと「毒」を盛って11.2cmに短くする→fd=76.4Hz
今度は、ボン付かない。量感と絶妙なバランスがとれていて、いいぞ。

そうなりゃ、バッフル板固定。

Ko6

翌朝、木工ボンド乾燥。

Migaki0

隙間がひどいので、木工パテで充填。1日経ってから研磨。

Migaki1

磨いて、磨いて・・・今回一番手間がかかった作業。

Migaki2

やる気がさめないうちに飾りのビニールを張り、

Migaki3

穴を切り取って、

Migaki4

ガワも巻いて、

Migaki5

片方完成。

Migaki6

やがてもう一個もできて、

Migaki7

 オーソドックスなスタイルになったが、音質的完成度は相当(自分で言うのもなんだけど)イイ。

 本器の音:
 アンプの改良、バッテリーの更新など多岐にわたったが、ご機嫌な音。

 ウーファーとツイーターの専用帯域をもつ2Wayなので、本格的な低音とすんなり伸びる高音が無理なく出る。更に同軸なので、狭い部屋で近くで聞いても定位もいい。駆動力のある低音で、多少欲張ってもぼやけ難いので、最後に毒を盛ってダクトを少し短くしたのは成功だった。
 透明で耳当りのいい中高音・・・女性ボーカルの臨場感が特にいい。張りと意外にもガッツのある低音。四畳半オーディオとしては「当社比」歴代最高音質といっても過言じゃない。
 一つ不思議なのは、4Ωだから能率が上がるかと思ったが、音量は8Ωのフルレンジのときと変わらない。むしろボリューム上げ気味。4Ωで電流の入る分、ウーファーの振動板を重くして能率向上よりも低音を稼ぐ設計なのだろう。

 カーオーディオに考慮されているせいか、ちょっと音は派手傾向。でも、出すべき情報を出す方向は、基本的に正しい。
 非常に厳しいレベルで欲を言えば、セミハードドームのツイーターはユニットの音質的傾向として、金属性の楽器の音はサラリと軽やかではあるが、メタル振動板のような冷徹さが今一つ不得意と感じる。また、ウーファーとツイーターのクロスオーバーあたりの中音域に、聴感上のディップを少し感じる。これが「お茶漬けさらさら」を感じさせた要因かな。しかし、箱をしっかり作り直すことで「コクがあるのにキレがある」音へと改善をみた。やはり、箱はきちんと気持ちを込めて作らないと、スピーカーユニット本来の持つ実力は発揮できないのだなぁ、と当たり前のことを再認識することとなった。


使用ユニット:PIONEER  TS-F1030
最終箱データ:内容積26.4×12.8×16.3cm→約5.5リットル
      ダクト:φ4.4cm、Lp=11.2cm、fd=76.4Hz
 
 反省:途中、モチベーションを失いかけて、放置した期間があった。つまらない音の原因は必ずしもスピーカーのせいとは限らない。このところ連休がなく(斜陽産業はなにかと貧すれば鈍す・・・トホホ)、泊り勤務明けで試聴しているとすぐ寝落ちするし、作業もぞんざいになり勝ち(苦笑)。

 同じ幅のところは1作業でカットできるように木取りをして、相対的誤差を生じないような工夫を。

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