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2015年7月 1日 (水)

MT-636キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 JJCとやらから出ている赤外線マルチコントローラーMT-636は、リモート端子の無いカメラの長秒時露出の救世主となり得るか?

Mt636kita

 キヤノンのTC-80N3と比べたら、デザインがなんとなくイモ臭いのは値段もお手ごろなので許す(笑)
が、天体撮影用の赤外線タイマーリモコンとして用をなすのか。

 早速実験してみると、キヤノンEOSのリモコンモード、バルブ時では、一発受けてシャッター開き、もう一度受けてシャッター閉じとなる。しかし、このリモコンでは、タイマーのオン時に赤外線パルス(群)が1発出るだけで、オフ時には何も出ない。
従って、次の開き指令で漸くシャッター閉じとなって、空き時間がものすごく出てしまってうまくない・・・orz

 しかし、このタイマーはイモ臭い外観とは裏腹になかなかうまく考えられていてMulti-Exposure Functionという機能がある。一つの繰り返しのなかに最大9個のタイマーを設定できる。これを使えば、解決できる。
 例えば、10秒露出を4秒の間歇をはさんで、3回繰り返すには、T1とT2の二つのタイマーを設定して、

Mt636_tchart

 T1=10sec、T2=4sec N=3とすればいい。Tintはタイマー間に機械の都合で勝手に入る時間で、説明書に依れば1秒と言うことだが、実際にはそれより短く0.6秒前後、しかも、毎回少しばらつく。どういうわけか、繰り返しの間にもTx=1.5秒ほど入る。
 この設定で実測してみると、シャッター開きの時間は10.6sec、繰り返しの周期は16sec程度だった。
 精密には行かないが、長い露出なら誤差の比率としてはわずかなので、これを活用すれば、レリーズ端子が付いている機種と同様に手軽にコンポジット撮影ができる。

 しかし、まだ問題は半分解決しただけだ。そう、リモコンをずっとカメラの赤外線受信部分に向け続けなければならない。つらいだけでなく魚眼レンズ使用時だと悲惨でマヌケな結果になる。そこで、赤外線LEDを摘出して適当なコードで延長して、カメラの受光窓に貼り付けてしまえば良い。

 それには、まず分解して

Mt636_ired

赤矢印の元がIREDの場所。これを外して、2本の線で外部に取り出せばOK。
口で言うのは簡単だが・・・。

IRED(赤外線LED)を外して、

Mt636_take1

コードを半田付けして、

Mt636_take2

外したIREDを吸盤にセットして、

Mt636_take3

極性を間違わないように配線をハンダ付け、固定する。

Mt636_take4

これをガラス掲示物貼り付け用の両面テープでカメラに取り付ける。

Mt636_take5

 すっきりとは行かないが、年数回だし、カメラを傷つけなくてすむし、しょうがない範囲かな。

Mt636_take6

実験してみると、漸く、目的達成。使えると思う。
端子のあるKiss使うのなら、本来いらない努力(笑)

 しかし、超広角や円周魚眼などレンズ群をフランジバックの短いミラーレスで再編したから、ミラーレスで使える用にしなければならなかった。
最近のPower Shotにも端子はついているのに。いい加減、EOS Mにもつけてくれ~。

 

 

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コメント

タイムラプスの流行もあって、天体写真も少しずつポピュラーになって来ているとも感じるのですが、もう一つ決定版的なのが出て来ませんね。
リモート端子がダメなら、D810aみたいに長秒時専用の露出モードを用意してくれないものかと思いますが。

投稿: ich | 2015年7月 3日 (金) 06:26

>ich様

 EOS Mシリーズはずっと、レリーズ端子なし、EOS UtilityでPCからの撮影コントロール不可の仕様が続いています。
小型の函体に端子設置スペースがきついのか、とも勘ぐってみましたが、コンデジのPowerShotでさえ付いているのです。
EOS M3では、やや上位機(ハイアマの方を意識した)の作りといっているにも関わらずです。\(*`∧´)/
 非純正のソフトでは、EOSの場合、MagicLanternがあり、バルブの時間設定、繰り返し露光も大変便利に行えます。
ただ、EOS M用の場合、手振れ補正レンズをつけたときシャッターが切れなくなる誤動作がかなりの確率で発生するなど、問題があります。
Nikon D810Aのようにメーカーが純正で作りこんでくれれば申し分ないわけですが、D810という高価格のカメラがベースの天体専用という商品設定は、なかなか手が出ないわけです。
 PENTAXも近年はインターバル撮影の機能を備えているのはいいのですが、バルブ撮影は不可とか、どうもどれもいまひとつです。
やはり、レリーズ端子をつけていただいて、キヤノンTC-80N3のような純正の外部リモコンを使用するのが操作性が機種によらず、効率的です。

 その点、今回のMT-636改は、接続に両面テープというダサさ(笑)はありますが、赤外線のメーカー別設定ができますので、他の面では申し分ないながら端子が無いばかりに我々星空愛好家には選択対象にならなかったPENTAXのK-S2とか過去にはK-01とかにも応用できます。

投稿: keypon13^2 | 2015年7月 4日 (土) 01:30

情報感謝です。
大きな赤道儀に大きなカメラから解放したく、手軽なポタ赤+M3+サムヤン14mmで星景写真にチャレンジしています。
MT-643は動作が怪しいですが、この記事を参考にして、解決しました。
固定は、"エツミ レリーズアタッチメントシュー E-6514”を使っています。
ただ、M3側を赤外線モードにしてレリーズしますと、橙LEDが点滅する仕様なんとかして欲しいですね。

手軽なEOS M3で星景写真を撮られる方が増えますと嬉しいですね。
これからも、よろしくお願います。

投稿: ひろちゃん | 2015年8月11日 (火) 14:04

>ひろちゃん様

 レス遅れてすみません。今朝未明ペルセウス流星群を見るべく、全く晴れの見込みの無い信州を脱してはるばる静岡市まで200km、晴天域を求めていってまいりましたが・・・800コマ撮って1つの流星(笑)
まあ。ゼロじゃなくて良かったけれど(--;)

 EOS M3はこのエントリの方法で行いましたが、信州に比べて高温多湿の静岡では両面テープが直ぐバテてきて、改良の余地アリでした。
やはり固定はソリッドな方が望ましいと感じたわけで・・・。
 EOS M3、働きそのものは、良かったです。30℃近くの高温の中熱かぶりも顕著にならず、省電設定をOFFにしても350コマ近く撮影でき(まだいけそうでしたが、天候悪化で撤収しました)

投稿: keypon13^2 | 2015年8月13日 (木) 18:44

初めてメールさせて頂きます。
エスプレッソというものです。
以前からこちらのサイトを何度も見させて頂いております。
私もM3で星景写真に何度かチャレンジしていますが・・・市販のインターバルタイマー(有線)タイプのモノが無く諦めかけていた時に こちらのサイトから無線のインターバルタイマーが使用出来る!・・・ということで 私も早速 購入して使用しようと思っておりましたが タイマーでシャッターが切れても思ったようにシャッターが閉じてくれない・・・という問題が今まで解決出来ませんでしたが この記事を参考にさせて頂くと何となく理解できそうなんですが・・・
頭が悪いモノで ご指導頂ければ・・・と思いメールさせて頂きました。
例えば 露出1分で 次の撮影の間隔を5秒 撮影枚数を5枚とした時に設定は?
T1=??sec、T2=??sec N=?

ご多忙のところご指導頂ければ幸いです。
有線で 面倒な設定なしで気軽にシャッターが開閉出来れば このM3も最高なんですが・・・

投稿: エスプレッソ | 2015年11月27日 (金) 13:37

>エスプレッソ様

実機で検証中です。もう少しお時間下さい。

投稿: keypon13^2 | 2015年11月28日 (土) 11:28

>エスプレッソ様
B1(T1)=59sec B2(T2)=3sec int=1sec N=5とすれば
露出59.6sec、間隔4.5sec 繰り返し回数5回となるはずですが、SDカードへのデータ書き込みか何かに時間がかかり、
二回目以降、露出が58.8secなどと短くなってしまいました。

間隔5secは、安定動作のためにはちょっと無理っぽいです。
T2=5secとすれば、間隔は6secとなってしまいますが、安定して露出59.6secとなりました。

RAWやRAW+JPEGですと、さらに間隔を長くとった方がいいかもしれません。

Tintが0.6secほどなのでちょうど○○秒と整数秒にはなりません。
撮影時刻は問題でなく、露光時間さえ同じならかまわないコンポジット撮影なら問題ありませんが、
何時何分からはじめて毎分正確な時刻に撮影したい、といった用途には不向きですね。

投稿: keypon13^2 | 2015年11月29日 (日) 00:40

早々のご指導、ありがとうございます。
基本的な考えは・・・
B1(T1):シャッターを開く。
B2(T2):シャッターを閉じる動作と同時に この時間がインターバルの間隔時間となる訳でしょうか?
int:B1(T1)とB2(T2)との間に必ず生じる時間差。

このように考えれば・・・3分間露出 連続撮影(10枚撮影すると設定)を行うとなれば・・・
B1(T1):約2分59秒前後
B2(T2):約4秒
int:B1(T1)とB2(T2)との間に必ず生じる時間差。0.6秒
撮影枚数:N:10 
こんな感じで設定すれば 厳密な露出設定は難しいとしても 大まかに3分露出したものを10枚コンポジットする場合にには何ら問題が無い・・・ということですね!

投稿: エスプレッソ | 2015年11月29日 (日) 21:48

>エスプレッソ様

手持ちの実機では、B2に加えて解明できないTx=1.5secほどの時間を加えたものが間隔となりました。
それ以外は、直上の書き込みのご理解でよろしいかと思います。
コンポジットの場合はRAWまたはRAW+JPEGだと思いますので、B2については実際に動作させて安定した露光時間が得られない場合はさらに伸ばしてみればいいかと思います。

投稿: keypon13^2 | 2015年11月29日 (日) 22:09

早々にご指導して頂き本当にありがとうございました!
殆ど諦めかけていましたが・・・次回 ご指導頂きました設定にて撮影してみるつもりです。


投稿: エスプレッソ | 2015年11月30日 (月) 14:35

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